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狸穴あいあい坂 の商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2013/08/19

題名が余りいけていないので期待せずに読んだが、意外に楽しめる内容だった。江戸の警察組織に町方と火盗改があり、互いに反目しているというのは初めて知った。さしずめ今日の刑事警察と公安警察のようなものか。

Posted byブクログ

2011/09/07

続編から先に読んでしまった私。^_^; 慌てて、第一作目を読みました。 で、これは面白い! 火盗改方の家に生まれた娘・結寿。今は隠居の身の祖父の元で暮らしているが、そこには元幇間の小者・百助(彼のキャラがいいんですよ!(*^_^*)前身が前身だけに口が立つこと、立つこと。)大家...

続編から先に読んでしまった私。^_^; 慌てて、第一作目を読みました。 で、これは面白い! 火盗改方の家に生まれた娘・結寿。今は隠居の身の祖父の元で暮らしているが、そこには元幇間の小者・百助(彼のキャラがいいんですよ!(*^_^*)前身が前身だけに口が立つこと、立つこと。)大家でもある口入屋家族、そして、謎の町方同心・妻木道三郎・・。 結寿と道三郎が初めて出会い、淡い恋の予感。そして、協力しあって事件も解決するという、うん、とても面白い展開で、背景としての火盗改と町方の仲の悪さも、ふんふん・・と楽しんで読むことができました。 二作目を既に読んでしまっているので、2人の恋がどうなっているのか、は知ってるのですが、徐々に親しみを増し、道三郎の人となりや事情が明らかになっていく展開には、私も恋する乙女の気分で、わくわくドキドキ・・。 でもね・・二作目の展開にはかなり不満があるところなので、このまま、一作だけで終わってもよかったんじゃないかな、なんてね。 それとも、三作目では、もっとすっきりしたお話にしてくれるおつもりなのでしょうか。

Posted byブクログ

2011/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸は狸穴町を舞台にした連作短編集。気付いたら読み終えてました。相変わらずこの人の書く話は面白い。 悲惨な事件も所々に混ぜてあるけど、どこか爽やかで柔らかい雰囲気に惹かれます。特にラスト。 惜しいのはときめき度数が今回ちょっと低かったこと。でもまぁ現代と違って江戸の時代はこのぐらいでも十分過ぎるのかもしれない。 嘘を真にするつもりだと話した道三郎が格好良かった。あと貞之進のまっすぐな想いも。

Posted byブクログ

2010/12/23

火盗改与力幸左衛門の孫結寿と同心妻木道三郎との恋を絡めながら、犬猿の仲の火盗改めと同心、結寿と幇間の百介が間に入り事件を解決していく、短編集

Posted byブクログ

2011/09/17

火盗改の孫娘と町方役人が出会い、ほんのり恋を語りながらさまざまな事件を解決していく短編集。冷酷無比な火盗の取り調べの鼻先をかわすように温情ある情けを市井の人にかけていく町方に惹かれる気持ちはよくわかる(笑)ガンコな爺様も何とか懐柔して、この二人幸せになれたらいいなあ…

Posted byブクログ

2009/10/04

狸穴(まみあな)、狢(むじな)、山桜桃(ゆすらうめ)漢字検定みたい。(桜桃)五弁がはっきりし実もかわゆらしい。作者の謡曲好きも好。

Posted byブクログ

2011/08/15

かたや火盗改方元与力の孫娘、かたや町方隠密回り方同心で男寡夫のコブ付きが立場違いの叶わぬ恋を成就させんと、力を合わせて壁に挑んでいく。最後にまず、成就への一歩を踏み出す二人。さて、どうなることやら…?

Posted byブクログ