1,800円以上の注文で送料無料

銀河英雄伝説(4) の商品レビュー

4.1

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絶対的な善と完全な悪が存在する、という考えは、おそらく人間の精神をかぎりなく荒廃させるだろう。自分が善であり、対立者を悪だとみなしたとき、そこには協調も思いやりも生まれない。自分を優越化し、相手を敗北させ支配しようとする欲望が正当化されるだけだ。

Posted byブクログ

2025/04/30

圧倒的な力の前では、自負などなんの役にも立たないのではないかと感じさせる。 また、希望と使命感、ロマンティシズムに酔った行動を内部からひっくり返される現実。吐き気を催すほどの現実。現実は厳しい(創作だけれど)。 実際にあったとして、「これは無理だ、価値がない」と思えば立ち止まれる...

圧倒的な力の前では、自負などなんの役にも立たないのではないかと感じさせる。 また、希望と使命感、ロマンティシズムに酔った行動を内部からひっくり返される現実。吐き気を催すほどの現実。現実は厳しい(創作だけれど)。 実際にあったとして、「これは無理だ、価値がない」と思えば立ち止まれるのか、はたまた一度始めたら引き返せないものなのか。行動を始めてしまうような人は止まれないのだろうな。 英雄でも伝説でもない人々をかくも生々しく描写できるところが素晴らしい。気持ち悪いけれど面白い。

Posted byブクログ

2024/09/06

「どれほど非現実的な人間でも、本気で不老不死を信じたりしないのに、こと国家となると、永遠にして不滅のものだと思いこんでいるあほうな奴らがけっこう多いのは不思議なことだと思わないか」 byヤン・ウェンリー 4巻の主な出来事 ・幼帝誘拐 ・神々の黄昏作戦 ・フェザーン占領

Posted byブクログ

2023/12/24

策謀というか失策篇か? ボルテックの勇み足はちょっと軽挙に過ぎるきらいはあるものの、いよいよ「神々の黄昏」は始動せり!!

Posted byブクログ

2023/10/18

政府の存在意義をラインハルトとヤンウェンリーそれぞれの立場から語らせる.本巻では無政府主義的立ち位置にあるヤンウェンリーに重きを置いた,現実世界で政府と一定距離を置く読者が感情移入しやすい書き様である.物語のカタルシス的に今後この状況が覆ることを予想すると,歴史に見る悲観論が犇々...

政府の存在意義をラインハルトとヤンウェンリーそれぞれの立場から語らせる.本巻では無政府主義的立ち位置にあるヤンウェンリーに重きを置いた,現実世界で政府と一定距離を置く読者が感情移入しやすい書き様である.物語のカタルシス的に今後この状況が覆ることを予想すると,歴史に見る悲観論が犇々と感じられ,単なるエンターテインメントと呼ぶことが憚られるメッセージを受け取る.

Posted byブクログ

2023/05/04

どうも、たまに深いレビューを書くと評判の銀河帝国の若き皇帝ヒマハルト・フォン・メーロングラムです みなさんゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか (ちなみに銀河帝国にはゴールデンウィークはありません) ここぞとばかりに長編に手を出す人、いつもとちがう生活に読書時間がとれない...

どうも、たまに深いレビューを書くと評判の銀河帝国の若き皇帝ヒマハルト・フォン・メーロングラムです みなさんゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか (ちなみに銀河帝国にはゴールデンウィークはありません) ここぞとばかりに長編に手を出す人、いつもとちがう生活に読書時間がとれない人、様々だと思います 私はと言えばゴールデンウィーク関係なくお仕事であります 違いと言えば観光地にほど近い職場に通うため朝夕いつもは発生しない渋滞が発生することくらいですが、そこは天才策略家として後世に名を残すことになるであろう私ですから裏道を駆使していつもの時間に到着しました 「疾風ウォルフ」も真っ青ですね さてゴールデンウィークも折返し地点、前半をしっかり楽しんだ人も、イマイチだった人もよい週末を! 私は自由惑星同盟の不敗の魔術師ことドン・ビンリー打倒のため出撃します! お!第4巻にして初めて銀英伝の内容に触れたレビューでしたね(どこがじゃ)

Posted byブクログ

2022/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名言の数々のうちロシアがウクライナに侵攻し、幾人かの日本の政治家が核共有を唱えだしたいま、"軍事とは政治の一部分、しかももっとも獰猛でもっとも非文明的でもっとも拙劣な一部分でしかないのだ。その事実を認めず、軍事力を万能の霊薬のように思い込むのは、無能な政治家と、傲慢な軍人と彼らの精神的奴隷となった人々だけなのである。"という言葉が特に印象的だった。 ラインハルトは持て余し気味であった皇帝を誘拐させることが出来、同盟軍側に攻め入る大義名分を得、ヤンはユリアンを取り上げられメルカッツまで奪われる。優秀な人材が揃い政治の世界からも膿を出した帝国側と膿だらけで前線の足を引っ張るばかりの政治家だらけの同盟軍。どちらが有利かは火を見るより明らかだが、それでもミラクル・ヤンの活躍を期待してしまう。

Posted byブクログ

2022/02/11

 とうとう力のバランスが崩れて戦いへの流れが始まる。いままで帝国と同盟だったところに、フェザーンの事情も加わって、本格的な史的物語になってきた。  同盟の内部のごちゃごちゃのせいでヤンの元からユリアンが引き離されることに…。  個人的に熱いところはロイエンタールとシェーンコップ。...

 とうとう力のバランスが崩れて戦いへの流れが始まる。いままで帝国と同盟だったところに、フェザーンの事情も加わって、本格的な史的物語になってきた。  同盟の内部のごちゃごちゃのせいでヤンの元からユリアンが引き離されることに…。  個人的に熱いところはロイエンタールとシェーンコップ。  こんな長い話が一行も飽きないで読めるところがすごい。

Posted byブクログ

2021/08/19

大きく物語が動いた本巻。 帝国軍の猛進と同盟軍ヤン・ウェンリーの同盟軍に対する歯がゆさと...次巻ではどのように物語が展開していくのか。先が読めずにハラハラします

Posted byブクログ

2021/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

頭が良くて理解しているのに、勢力争いの中権力に挟まれて 思うように動けないのが見ていて歯痒い。 人間としての尊厳と政略上の成功とが往々にして等価交換される という言葉に、苦い気持ちになった。 大抵民主政治が良いもののように語られるが、 腐敗した民主政治と清潔な独裁政治とを比べるならどちらが良いのか。 正しく生きるというのがこんなにも難しい。 理性ではなく感情で判断と選択すること、 感傷に基づいて賛成し生理的反感で反対するというのは本当に厄介だ。 ノアの方舟を引いて、悪魔でなく神こそが恐怖と暴力で人類を支配する という描写が印象的だった。 ユリアンがいなくなってヤンとの愛すべきやり取りが見られなくて寂しいことこの上ないが ユリアンの成長は頼もしい。 無事帰り着いて元のように他愛ないやり取りを見せて欲しい。

Posted byブクログ