1950年のバックトス の商品レビュー
一瞬が永遠なら、永遠もまた一瞬。過ぎて返らぬ思い出も、私のうちに生きている。秘めた想いは、今も胸を熱くする。大切に抱えていた想いが、解き放たれるとき―男と女、友と友、親と子を、人と人を繋ぐ人生の一瞬。「万華鏡」「百物語」「包丁」「昔町」「洒落小町」「林檎の香」など、謎に満ちた心の...
一瞬が永遠なら、永遠もまた一瞬。過ぎて返らぬ思い出も、私のうちに生きている。秘めた想いは、今も胸を熱くする。大切に抱えていた想いが、解き放たれるとき―男と女、友と友、親と子を、人と人を繋ぐ人生の一瞬。「万華鏡」「百物語」「包丁」「昔町」「洒落小町」「林檎の香」など、謎に満ちた心の軌跡をこまやかに辿る短篇集。 短編集ばかり選んでしまうのは、ゆっくり読む時間が取れないからでしょうか・・・この著者は、以前読んだ「スキップ」、「ターン」、「リセット」のせいか、ミステリーを書く人かと思ってたんですが、これは違いました。全部で23編が入った短編集。私が気に入ったのは「万華鏡」、「百合子姫・怪奇毒吐き女」、「1950年のバックトス」です。
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