I LOVE YOU の商品レビュー
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人気男性作家たちによる、恋愛小説のアンソロジー。懐かしい時間を思い出すような、初々しい恋もあれば、ちょっと大人の恋愛もある。どれも作家の持ち味が生きていて、いくつもの味が楽しめます。お薦め。
abtm
隣駅まで歩くような本 バイバイするには名残惜しくて、カフェに居座るには持て余して。 あなたと隣でいつもより歩幅を狭めてゆっくりと。 帰り道をもう少し暖かく過ごせるように、小さな想い出を重ねておきたかった。 固いと思って食べたものが柔らかかったり、甘いと思って口に入れたら辛かっ...
隣駅まで歩くような本 バイバイするには名残惜しくて、カフェに居座るには持て余して。 あなたと隣でいつもより歩幅を狭めてゆっくりと。 帰り道をもう少し暖かく過ごせるように、小さな想い出を重ねておきたかった。 固いと思って食べたものが柔らかかったり、甘いと思って口に入れたら辛かったり。 シーソーの片側ばかりに人が集まるようだった。 人の不幸は蜜の味。 やはり、馴染みのある文章は肌に吸い付く。温度や形が直に伝わるように心地よい。簡単に他人に浮気できるアンソロジーは、私の好みが浮き彫りになり少しばかりの恥ずかしい。 後悔して懺悔したくなるほど辛いのかも。でも僕はその感情を知りたいと思うよ。 同情でも慰めでもないその言葉が、せき止めていた流れを崩す。 足りないくらいがちょうどいい。 恋愛において譲れないものは何かと問われるとこれだと思う。 名残惜しいくらいにして家に帰る、満足し切る前に電話をきる。 ずっと足りなければ、ずっと続けられる。 言葉で説明できない分、動かし用のないものに思えた。 二人の関係性を揺るがす決断は、幸か不幸かに決まりなく、二人で決断を出さないといけない。 以前、周りの友達におかしいと言われたから、もうダメだと思うと言われた。 人から得た知識や意見を己の中で熟考し、活用することに否定はない。だが、そのままスライドして私の前に誇示することは馬鹿げてる。私はなぜこんな人間相手にこんなにも時間を費やし向き合っていたのか、呆れてその決断を受け入れることしかできなかった。 素直に謝れない時、香水の香りを用いてごめんなさいを送る。
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6人の作家が表現するいろんなLOVEのオムニバス。それぞれ別の物語だけど、温度のバランスが良く、気持ちの良い1冊だった。静かで虚しく、温かい、恋や愛。どんな瞬間も奇跡だと思えるから恋愛って楽しいのかな。 人との出会いを大切にしようと思った。
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大好きな石田衣良さん、伊坂幸太郎さんのお話はやっぱり最高。無性に恋愛小説が読みたくなって買ったけど、色々な種類の恋愛が楽しめて大正解でした!
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六人の男性作家による、恋愛小説のアンソロジー。 テーマは同じでも、作家さんによって様々な違いがあるのが面白く、読み進めるごとにワクワクします。 伊坂幸太郎さんと本多孝好さんの作品が、個人的にはベストですが、未読の作家さんの中では、中田永一さんの作品が好みです。 アンソロジー...
六人の男性作家による、恋愛小説のアンソロジー。 テーマは同じでも、作家さんによって様々な違いがあるのが面白く、読み進めるごとにワクワクします。 伊坂幸太郎さんと本多孝好さんの作品が、個人的にはベストですが、未読の作家さんの中では、中田永一さんの作品が好みです。 アンソロジーはそれほど読んでいませんが、未知の作家さんを知るきっかけにもなるので、機会があればもっと読みたいと思いました。
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2作目の長年の友人同士が恋人関係に発展する過程がテンポが良く理想的で、読んだ後は思わず笑顔になった。失恋した時に夜通し話を聞いてくれる幼馴染が欲しかった。 4作目は自分の容姿や能力にコンプレックスを抱えている主人公の話。別の人を想う同級生に恋心を抱いてしまい、こんな感情知りたくなかった、出会わなければ良かった、もう1人の時には戻れないと言った時、泣いてしまった。そんなこと言うな、僕はその感情を知りたいと諭してくれる友人がいるのが素敵。 以下要約↓ ①転勤が決まって主人公と恋人はこれからの2人の関係に不安を感じていた。ある日、消えた姉の元恋人達と偶然に再会する。予想外にも皆知らないふりをすることなく接してくれ、距離が離れても繋がりは無くならないのだと分かり、彼女ともこの先大丈夫だと感じた。 ②恋人と別れた傷心中の主人公は20年来の女友達に話を聞いてもらう。自分は恋に向いていないと身だしなみに気を遣わない彼女とはまるで男友達のような関係だった。他に予定もない2人は毎週美味しいご飯を食べながら語り合って、1ヶ月が経った。彼女が突然パーマをかけてスカートを履いてきた日に、2人の関係は恋人へと変わった。 ③久しぶりに再会した同級生。 話が進むにつれて、当時好きだった同じ苗字の別人だと気付いた。しかし、話の中で彼のことが好きだと仄めかしてしまった手前、勘違いしていたとは言えない。さらに話が進むと、2人はお互いを想い合っていたことが分かっていく。 ④幼少期に命を救ってくれた恩人に、浮気相手の彼氏のフリをして欲しいと頼まれた。自分は地味で冴えないとコンプレックスを持っているが、演技をする内に彼女のことが好きになってしまう。 ⑤貴方の一挙手一投足に不安になりたくないと言う彼女に、解決策として週3回の電話、週末のデートを決まり事にしようと持ちかける。それ以外の時間があいた主人公は友人とその先輩の3人でつるむようになる。…あまりよく分からなかった。 ⑥結婚して5年が経った2人は、今日のディナーを最後に離婚する。最後の日にも彼女は仕事が忙しく遅れて来た。小さな会社で住宅設計をする自分と世界を相手に仕事をする彼女では、住む世界が違ったのだ。店を出る時に彼女の香水の香りが漂い、素直に謝れない時の合図だったことを思い出す。もう少しだけ話をしてみよう。
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6人の著者による短編小説。 中田永一さんの、百瀬、こっちを向いてが 1番好きでした。 花言葉とか、あまり気にしないでいましたが、知識があると面白いんだなって感じました。 スイスに旅行に行った時にお供にした一冊です。 文庫本の良いところは手軽に持ち歩けるところ。 分厚くなってもいいので、文庫本サイズがちょうどいい大きさだと思っています。
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I love you 今が旬の若い作家の愛の小説集です。「愛の」と書いたのは、「love」の対象は恋いだけではないからです。 伊坂幸太郎氏の「透明ポーラベア」を読んで、どうしてもシロクマが見たくなって横浜ズーラシアに行ってきました。シロクマは、茶の間での世のおとうさんの生態を昼間は演じている?ようで、あちらこちらから「おとうさんみないねー」という話し声が聞こえてきました。(夜になると、きっと隣にいるアザラシを追いかける獰猛な姿になる?と信じています) シロクマの毛は光ファイバーみたいに透明である。シロクマの好物はあざらしである。シロクマは夏の間はカナダにいて冬になっると凍った海を北極に向かって移動していく。そんなシロクマが大好きな主人公のお姉さんが本当の主人公なんですけど、お話自体は主人公と、お姉さんの昔の恋人、その男の今の恋人、そして主人公の恋人の会話で進んでいきます。 そんな物語が最初にあって、次が石田氏の幼なじみとの恋に気づく話。三番目は、市川氏の同級生との恋に気づく話。四番目は中田氏(今回はじめて読みました)のちょっと切ない同級生との片思いの話。五番目は中村氏(今回はじめて読みました)のユニークな木戸先輩(男)への主人公(男)からの奇妙な愛情の話。最後が本多氏の壊れかけた夫婦が最後にやり直すきっかけをつかむ話となっています。 いずれの話も作家の個性が出ているオモシロイ作品です。 ちょっと疲れている時に、通勤電車の中で一話ずつ読んでみて下さい。少し元気になれるかもしれません。 竹蔵
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伊坂幸太郎 透明ポーラーベア 本作の伊坂節 ・元素記号を元祖がんそと間違え読み、本家記号もあるのではないかと、期待 ・浮気されたなんて信じる?と言われて、あなたは神を信じますかと思い出す ・あなたの良心は?→私の両親はリビングでテレビを見ています クイズ「ホッキョクグマの毛の色...
伊坂幸太郎 透明ポーラーベア 本作の伊坂節 ・元素記号を元祖がんそと間違え読み、本家記号もあるのではないかと、期待 ・浮気されたなんて信じる?と言われて、あなたは神を信じますかと思い出す ・あなたの良心は?→私の両親はリビングでテレビを見ています クイズ「ホッキョクグマの毛の色は?」 みんなが笑みをこぼす とうめーいと小さく答える それを見ている宇宙人。 を、見ている姉。 と、思って僕は、愉快な気持ちになる。 本編で重複する文章だけど、最後温かい気持ちになった 今思い返せば、恋多き姉は失恋する度に旅に出ては、決まって以前より遠くを目的とするという設定は面白いがその反面切ない 伊坂幸太郎が書いてなかったら読んでなかったな
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愛情をただただ育みたいと 願うこと 全エピソード、ほっこり。 こういう感覚って日常じゃなかなか 味わえないよね 伊坂さんはやっぱり会話がスキ。 作者の名前みてみんな王道やんって 思ったよね。
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