うみべのおとのほん の商品レビュー
こいぬのマフィンがうみにおとをききにいく絵本ですね。 マフィンは、とても みみのいい こいぬです。 ききのがすおとなんて ありません。 あめのふる、しずかなおとだって ききとれました。 そんなマフィンが、うみのおとをききに うみにぼうけんにでかけます。マフィンは うみの...
こいぬのマフィンがうみにおとをききにいく絵本ですね。 マフィンは、とても みみのいい こいぬです。 ききのがすおとなんて ありません。 あめのふる、しずかなおとだって ききとれました。 そんなマフィンが、うみのおとをききに うみにぼうけんにでかけます。マフィンは うみのおとを きけたかな? 作者のマーガレット・ワイズ・ブラウさん(1910ー)はニューヨーク生まれ。児童書の編集者として働くかたわら、子どもの本の作家としても活躍されています。 イラストのレナード・ワイズガードさん(1916ー)はコネティカット州生まれ。マーガレット・ワイズ・ブラウンさんと組んで多くの仕事をされています。 訳の江國香織さんは、作家、詩人、童話絵本作家、翻訳も手がけます。 舟遊びは日本では余り一般的ではありませんが、外国の方はお馴染みのようですね。 海に音を聞きに行くという発想は余り浮かびません。そこが面白く、楽しく読めました。江國香織さんの訳も、優しく包み込むような語り口です。さすがに詩人の言葉は響きが良いですね。イラストも外国の方ならでは、ちょっと日本人とは感性が異なります。 他では味わえない絵本を感じました。
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何度も読むと 新たな発見が見つかりそうな絵本 静かな場所で 想像しながら読むと 景色が浮かんでくる絵本
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fukayanegiさんのレビューから江國香織さん訳が気になってお取り寄せ。 切り絵のような直線と曲線の組み合わせで赤と緑と黒と白が効果的な色彩。 こいぬのマフィンが初めてのセイルボートに乗って海へ大冒険する物語。 うみのしょっぱさや風を感じながら、本の題名である『うみのおと』として、魚や鳥などの生き物の気配や波の音などいろいろ聞こえて自分も海で揺られているよう。 『でも、マフィンにそれが、きこえたかしら?』 が繰り返されるリズムも心地よい。 明日海を見に行こう。
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江國香織さん、絵本の翻訳もやるんですね。 全然知りませんでした。 何もかも聴いたことがある犬のマフィン。 でも海だけは聴いたことがなかった。 そこで船長さんのセイルボートに乗って海を聴きに行く。 海鳥、船のエンジン、汽笛、水しぶき、海洋生物や海上生活での音、海は音に溢れている。 「でも、マフィンにそれがきこえたかしら?」と繰り返される先にある結末は・・・!? そうしたくなるのが海ですよねーっていう感想。 (え、それとも事故的なもの!?解釈はちょっと難しい) その他印象的なこととして。 リフレインの力は強し。 読み聞かせが終わった後、「xxの音がしました」→「でも○○にそれがきこえたかしら」(○○にはパパor息子の名前)合戦がしばし続きました。
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子犬のマフィンは、海を見ることも、感じることも、匂いを嗅ぐこともできるけれど、海を聞くことはできたのか? という内容には、思っていたよりも深いものがあるような気がしております。 海自体を感じることはできるけれど、海の恩恵にあずかる生き物や、そうではないものたちの、様々な音を聞...
子犬のマフィンは、海を見ることも、感じることも、匂いを嗅ぐこともできるけれど、海を聞くことはできたのか? という内容には、思っていたよりも深いものがあるような気がしております。 海自体を感じることはできるけれど、海の恩恵にあずかる生き物や、そうではないものたちの、様々な音を聞くことができるのかという疑問点は、逆に、それを意識すれば、海を取り巻く、様々な魅力を体験することができると言っているようにも感じられ、また異なる一面から、海の神秘性や偉大さを知るきっかけを与えてくれた気がします。 だから、読み聞かせには、ちょっと難しい内容かなと思ったのですが、最後は絵本らしく、可愛い終わり方になってます。 また、レナード・ワイズガードの、限られた色で描かれた絵は、懐かしい雰囲気が心地良く感じられたのですが(海の色が緑系なのもそう)、白黒のみで表現された夜の海の絵だけは、そうではない、他とは異なる別格の美しさを感じられ、また印象的でした。
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2017.6.28 海で聞こえるいろんな音を想像しながら楽しむ絵本。読んでいくと海を五感で感じられる。難しいけどおもしろい。いつのまにかもうそこは海。
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明暗のはっきりとしたイラストにとても興味を惹かれて読みました。 シンプルなイラストと造形を表現する的確な配色がとても美しい本です。 タイトルにある通り海の音を題材にお話が進んで行きます。 色がはっきりとした絵柄で、文章も擬音がふんだんに使われていて、読むと5歳の息子が声を出して笑いながら楽しんでくれました。 乳児から幼児向けの絵本だと思いますが、大人も楽しんで読む事ができました。 プレゼントにもよい絵本だと思います。
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[うみべのおとのほん] でも、マフィンにそれがきこえたかしら?という決まり文句を交えて様々な音の話を綴っていくが、最後のざぶんが当てられなてくて面白かった。
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ワイズブラウンの世界!って感じなのですが、わかりにくいです。好きな人は好き!でしょう。大人向け絵本かな。
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