エンタープライズ2.0 次世代ウェブがもたらす企業変革 の商品レビュー
エンタープライズ2.0とは、 「Web2.0の技術やコンセプトに影響を受けて 進化していく次世代企業情報システム」 と本書で定義されており、上記システムを実現するために、 どんな考え方や進め方が大事かを語った著書。 簡単にいうと、データ+アプリ+フロントを分けて、 かつ過去の...
エンタープライズ2.0とは、 「Web2.0の技術やコンセプトに影響を受けて 進化していく次世代企業情報システム」 と本書で定義されており、上記システムを実現するために、 どんな考え方や進め方が大事かを語った著書。 簡単にいうと、データ+アプリ+フロントを分けて、 かつ過去の組み合わせで実現するといいのでは? と提言していた。 コストもかからず、素早く実現出来るからだそうです。 ただ、ツギハギだらけのシステムは、 運用・保守のコスト増を生むことになり、 私個人的には著者の考え方には賛成出来なかった。 運用・保守を考えたうえでの視点もあると良いなと思った。 【参考になった内容】 ・どれだけすばらしい技術で機能を実現するかより、 どれだけすばらしい操作感を実現するかが大事。 ・ナレッジワーキングに必要な機能 ネットワーキングするためのITが整備されていること 個人に対する大幅なエンパワーメント(権限委譲) ・人と情報の関わりにおける課題 ①情報アクセスの課題 欲しい情報を必要なタイミングでスピーディに入手出来ない ②情報伝達の課題 本来伝えるべき情報が正しく伝わらない ③情報管理の課題 ゴミ情報が多く、本当に重要な情報が埋もれてしまう ・企業内に存在する情報のうち、 データ化し蓄積可能なのは20%、 残りの80%はデータ化出来ない暗黙のノウハウやスキル
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どんな単語にでも「2.0」とつければいい見たいな風潮に飽き飽きしていたのだが、昨年あたりからついにエンタープライズ分野においても、「2.0」という言葉が使用されるようになってきた。 コンシューマーの範疇に置いて、SNSやブログなど、いわゆるCGMの台頭が情報発信や共有の流行に...
どんな単語にでも「2.0」とつければいい見たいな風潮に飽き飽きしていたのだが、昨年あたりからついにエンタープライズ分野においても、「2.0」という言葉が使用されるようになってきた。 コンシューマーの範疇に置いて、SNSやブログなど、いわゆるCGMの台頭が情報発信や共有の流行に火を付けた。そして、そういった流れにハマったわれわれは、至極簡単なユーザーインタフェースで、情報を扱うことができるようになった。 そういった経験に慣れた人々は、自分たちが属する企業においても、同様のシステムや使い勝手を求める。がしかし、企業において従業員が望む情報共有のシステムは存在せず、もはやレガシーと揶揄されるシステムが残るのみ。 エンタープライズ2.0は、そういった情報共有の基盤を、従業員(ユーザー)が求める使い勝手に基づいたテクノロジーを導入することで、企業における情報共有を進めようとする考え方だ、ととらえている。 ただ、企業のIT導入における意志決定者が、果たしてそういった「流行」の言葉をどう考えているかは分からない。おそらく、「エンタープライズ2.0って何だ?あやしいな」くらいの印象なのだろう。 Web2.0という言葉が一時のバズワードとして、栄枯盛衰を見事に描ききったかのように、この言葉もまた同じ道をたどるのではないかと考えてしまう(まだ流行してもいないか)。 今後の行く末に興味津々のことばだな。
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07年の本。 自分の企業で言うと、、、そこまでは進んでいない。 いまさら読んでも感は若干あったな。
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Web2.0とエンタープライズ2.0の違いの説明や、エンタープライズ2.0とは何なのかの説明が参考になります。 2.0がどうしたということに関してはあまり意味はないのですが、企業内情報システムはこうあるべきという考え方は同意できるものが多いです。 著者の会社のソフトウェア製品に...
Web2.0とエンタープライズ2.0の違いの説明や、エンタープライズ2.0とは何なのかの説明が参考になります。 2.0がどうしたということに関してはあまり意味はないのですが、企業内情報システムはこうあるべきという考え方は同意できるものが多いです。 著者の会社のソフトウェア製品に関する説明が主な内容と思い読んでいなかったのですが、もっと早くに読んでおくべきだったっと思います。 本書の情報システムに対する考え方は非常に好感が持てるのですが、これを実現している企業情報システムって現在はまだないのではと思います。 そういった意味では本書はアイデアの宝庫であると言えます。 本書のGISツールで書かれている目標(Goal)にはKPIが設定されておらず、紹介されている事例にも具体的な効果は示されていないのですが、本書におけるエンタープライズ2.0を本当の意味で実現するとこの効果を測ることもそれほど難しいことではないと感じられます。 ただ、今はまだ無理なんでしょう。同社のソフトウェア製品もコンセプトは感じますが、エンタープライズ2.0基盤と呼ぶにはまだまだな印象です。
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