キマイラの新しい城 の商品レビュー
中世の英雄が憑依して現代の事件に巻き込まれるという設定はとてもいい。トリックはあまり好みではなかった。
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フランスの古城を移築したあと、 突如中世の騎士として振る舞い始めた テーマパークを経営する会社の社長・江里。 「七百五十年前のわが死の謎を解いてくれ」 という社長の頼みに困り果てた常務が呼び寄せたのが 自称名探偵の石動戯作。 奇天烈な依頼にほとほと手を焼く石動。 苦...
フランスの古城を移築したあと、 突如中世の騎士として振る舞い始めた テーマパークを経営する会社の社長・江里。 「七百五十年前のわが死の謎を解いてくれ」 という社長の頼みに困り果てた常務が呼び寄せたのが 自称名探偵の石動戯作。 奇天烈な依頼にほとほと手を焼く石動。 苦肉の策で、重役連を巻き込んで 七百五十年前の事件の状況を再現することを提案するが、 その直後、実際に殺人事件が起こってしまう。 そしてその嫌疑をかけられたのは江里社長。 現在と大昔のふたつの事件の謎を、 石動は果たして解き明かすことができるのか――。 一作ごとに奇想天外な物語を見せつけてくれる殊能将之。 今回も非常に変わったミステリとなっていた。 「自分は中世の騎士だ」と主張する社長に 石動や重役連の人間が振り回されるわけだが、 その社長には実際に中世の騎士の亡霊がとりついている、 という設定がそもそも面白い。 物語の半分は、その騎士の亡霊の視点から描かれるのだが、 七百五十年の間に進歩した文明や、 フランスと日本の文化の違いに いちいち驚いたり、独自の解釈をしていくところが 非常にユーモラスで、読んでいてそれだけでも楽しい。 一風変わったストーリーでありながら、 殊能将之の作品を読んでいつも思うのは、 非常に「端正」な作品であるということ。 文章にはいびつさが微塵も感じられないし、 構成も一分の隙もなく、まとまりがとても良い。 また、殊能将之の作品の裏には 膨大な書物や映画の世界が背景としてあり、 いつかそれらを理解することができたらいいな、 という憧れを今作を読んでいても感じた。 とにかくおかしな作家だとは思うが、 個人的にはこの人の作品にハズレはないと思うので、 新作を早く発表してもらいたいものである。
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世界史かダメなので、若干の拒否反応がありつつも読み切りました。 ストーリーはおもしろい。他のシリーズも読みたい。
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最初???て感じだけど、途中からはまる。殊能さんの本て王道ミステリーではない、新感覚。推理小説としては… 時間と空間を上手く使ったトリックとその説明は感心。
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石動探偵のシリーズは、いつもコメディータッチ。 アントニオ、またしても活躍。 まあ、面白い。読んでもいいと思う。
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ミステリ長編。たぶんミステリ。ミステリに分類していいんですよねこれ( シリーズものだけど単独でも読めます。と言うかシリーズものと知らずに単独で読みました(← 現代日本に現れた750年前の騎士の亡霊の「自分の死の謎を解き明かしてくれ」って依頼から始まる物語。 探偵役は探偵と思...
ミステリ長編。たぶんミステリ。ミステリに分類していいんですよねこれ( シリーズものだけど単独でも読めます。と言うかシリーズものと知らずに単独で読みました(← 現代日本に現れた750年前の騎士の亡霊の「自分の死の謎を解き明かしてくれ」って依頼から始まる物語。 探偵役は探偵と思えないダメっぷりだし騎士さんはまともに現代に適応できる訳もないしでわりとぐだぐだです。 しかし。その騎士さん視点の、「中世騎士から見た現代日本」の描写が実に秀逸! 日常的な風景も視点を変えるとすごく面白いものになるんだ、って再認識できたよ。 六本木ヒルズに行ったことがあるとたぶんさらに楽しめます。笑 小説全体としては、そういう箇所が面白すぎてむしろミステリ的な要素が邪魔に思えたほど……ってのはわたしがミステリ好きじゃないせいもありそうですが(( ミステリ小説としての完成度はわたしは興味がないので他の人のレビューを見てね!(←
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「キマイラの新しい城」読了。 面白くなかった。謎があって探偵役があって解決編があってと一応ミステリの体裁は取っているけど、真相はお粗末なものだし、謎解きもお粗末。プロットの紹介文だけみると、何かすごい仕掛けがあるミステリなんじゃないかと、ものすごい期待して読んでしまったが、何の仕...
「キマイラの新しい城」読了。 面白くなかった。謎があって探偵役があって解決編があってと一応ミステリの体裁は取っているけど、真相はお粗末なものだし、謎解きもお粗末。プロットの紹介文だけみると、何かすごい仕掛けがあるミステリなんじゃないかと、ものすごい期待して読んでしまったが、何の仕掛けもなかった。物語としての引きも弱いし、オチも残念な出来。
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粗筋(アマゾンから引用) 「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊に取り憑かれた!? 750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作(いするぎぎさく)も中世の人間のふりをして謎に迫る。さ...
粗筋(アマゾンから引用) 「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊に取り憑かれた!? 750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作(いするぎぎさく)も中世の人間のふりをして謎に迫る。さらに、現実にも殺人が! 石動はふたつの事件を解明できるか!?
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「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」 フランスの古城を移築後、中世の騎士として振る舞い始めた江里。 750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は殺人事件に遭遇する。 嫌疑をかけられた江里が向かった先は・・・。 (巻末あらすじより) ようやく文庫にな...
「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」 フランスの古城を移築後、中世の騎士として振る舞い始めた江里。 750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は殺人事件に遭遇する。 嫌疑をかけられた江里が向かった先は・・・。 (巻末あらすじより) ようやく文庫になりました~!今現在の殊能さんの最終作品。 しかしこんなお話だったとは・・・。 っていうか、これは殊能作品でなかったら壁にぶつけていたかもしれませんよ! ファン以外には薦められない作品ですなぁ。 もう石動ダメダメじゃん・・・。こんなかったっけ~? かなり久しぶりの石動モノだったので忘れていましたが。そういえばアントニオに探偵役を奪われつつあったのでしたよ。 まあ、殊能作品が好きな私には楽しめましたが。 ・・・新作はまだですか・・・?
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ギャグパートに笑いおじいちゃん無双に燃えました 登場人物がみんなイキイキしててよかったです 石動シリーズで一番好きかも
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