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楽園(上) の商品レビュー

4

241件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    101

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

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お見事!

『模倣犯』に登場した前畑滋子が主人公。交通事故で息子を亡くした女性からの依頼を発端に、ある事件と向かい合うことになるが……。現代社会と、そこに生きる人間たちの闇を浮き上がらせる鮮やかな筆。見事だ。

abtm

2024/02/07

田舎者っぽくてさえない感じのはずの敏子さん、だんだん鋭くなってきた。誠子さんも、絵の先生も始めと変わってきた。事件の鍵を握っているのか?先が気になります。

Posted byブクログ

2023/12/12

読み進める手が止まらない、むしろどんどん加速する、という、久しぶりの感覚に夢中になって読み進めました。 登場人物は色々と出てくるのですが、それぞれ丁寧に描かれていて、「誰だっけ?」となることもなく。 サイコメトラーという説明できない部分に触れながらも、現実味を失うことなく、どうな...

読み進める手が止まらない、むしろどんどん加速する、という、久しぶりの感覚に夢中になって読み進めました。 登場人物は色々と出てくるのですが、それぞれ丁寧に描かれていて、「誰だっけ?」となることもなく。 サイコメトラーという説明できない部分に触れながらも、現実味を失うことなく、どうなるの?どうなるの?と次へ次へと気持ちが前のめりになりました。 手元に下巻がないのが悔しすぎる。早く続きを読みたいです。 あと、なぜ、楽園、という題名なのかもまだ分からないので下巻本当に楽しみです。

Posted byブクログ

2023/07/27

久しぶりの読書だったけどすぐに話に入り込めて読みやすかった。 宮部みゆきの作品は初めて読んだけど、他の作品も読んでみたくなった。

Posted byブクログ

2022/04/18

交通事故でなくなった少年が未来の殺人事件を予見するような絵を描いていた。彼はサイコメトラーだったのか、それとも事件を知っていたのか、ルポライターが真相を探るミステリー小説の上巻。 大作「模倣犯」の続編のようなお話。「模倣犯」はとんでもない大作だけど、これを読む前にぜひ読んでおい...

交通事故でなくなった少年が未来の殺人事件を予見するような絵を描いていた。彼はサイコメトラーだったのか、それとも事件を知っていたのか、ルポライターが真相を探るミステリー小説の上巻。 大作「模倣犯」の続編のようなお話。「模倣犯」はとんでもない大作だけど、これを読む前にぜひ読んでおいた方がいいと思う。

Posted byブクログ

2022/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽園 上 単行本 – 2007/8/6 程良い長さです 2012年3月15日記述 宮部みゆきの現代を舞台とした長編小説。 2005年途中から産経新聞で連載していたものを書籍化している。 模倣犯で活躍した人物、前畑滋子が登場。 かつて2004年に読んだ模倣犯の雰囲気はこうだったかなと懐かしく思えた。 と言ってもさすがに模倣犯ほどの超長編ではなく、適度な長さであると思う。 模倣犯の長さでは時間的にも精神的にも余裕がないと読み終えることが難しいと思う。 その点本作品は良い。 謎に関しても超能力に関するものが出る。 宮部みゆきの現代小説はしばしばそういった展開がある。 (蒲生邸事件、龍は眠る、クロスファイアなど) ただし、本作はその異能者が既に他界している設定であり、どのようにもつれる糸をほどいていくのか興味ふかい作りになっている。 宮部みゆきファンの人もはじめての人も満足できるだろう。

Posted byブクログ

2021/11/19

3つの別軸の話がどうつながるのか期待が高まるだけ高まった上巻でした。 宮部みゆきさんは何十年も前にクロスファイヤーとか軽いミステリーに当時はまって以来ごぶさた。すっかり大御所になっていたが昔の中高生向けのイメージがあって読んでなかった。中井くんの映画は見たけど好みじゃなかった模倣...

3つの別軸の話がどうつながるのか期待が高まるだけ高まった上巻でした。 宮部みゆきさんは何十年も前にクロスファイヤーとか軽いミステリーに当時はまって以来ごぶさた。すっかり大御所になっていたが昔の中高生向けのイメージがあって読んでなかった。中井くんの映画は見たけど好みじゃなかった模倣犯も読みたくなった。下巻どうかな、期待が高くなりすぎているだけに...

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2019/10/05

再読。 以前読んだのは10年ほど前だろうか。息子がこの話の中に出てくる亡くなった少年と同じ年頃だったので、ただただ、その子の母親である萩谷敏子の心象風景ばかりを想像していた気がする。 記憶にある筋書きも、母子家庭の昭和のお母さん的なその人と、その可愛い息子が不慮の事故で亡くなって...

再読。 以前読んだのは10年ほど前だろうか。息子がこの話の中に出てくる亡くなった少年と同じ年頃だったので、ただただ、その子の母親である萩谷敏子の心象風景ばかりを想像していた気がする。 記憶にある筋書きも、母子家庭の昭和のお母さん的なその人と、その可愛い息子が不慮の事故で亡くなってしまい、その死後から彼にあったかもしれない異能の力とある事件との関係を探るんだったかなぁ…ぐらいで。「模倣犯」との関連なんて全く記憶に残ってなかった! 「模倣犯」も再読するかなぁ…心が冷え切って闇にのまれそうになったから、もう読めないかも。 宮部みゆきさんは、少年と異能力の組み合わせが好きなのかなぁという気がするが、宮部さんの書く少年は本当に健気なんだよなぁ。 主人公であるライターの前畑滋子は、前のめりな感じだが、このちょっとオバさんが入ったキャラ、嫌いではない。 下巻も再読しよう。2019.10.5

Posted byブクログ

2019/01/20

のっけから、掴まれる。さすが宮部さん、うまい。 「模倣犯」のことはほぼ忘れかけていた私ですらかなり引き込まれているので、連続で読んだ人なんかはもっとだろうなぁ。 下巻を読むのが楽しみー。

Posted byブクログ

2018/11/25

ちょっと不思議な力に不思議な話とサスペンス.ぽろぽろと,ちょっと心を打つシーン.こう書くと小粒に聞こえるけど,正反対で,色々なものがちゃんとつながっていてとても面白い.子をなくす親の,様々な心が描かれていて,どれ一つとっても心が揺さぶられるのに,それがたくさんとなると...

Posted byブクログ