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問題プロジェクトの火消し術 の商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2018/02/11

内容が生々しくて、読んでいて胃が痛くなるような本です。悪い本というわけではなく、プロジェクトにおける目をそむけたくなるような問題に対して真摯に向き合っているからであり、その問題を解決するための助けとなる知識が得られる良本だと思いました。 読み物としても面白いですが、問題分析の実例...

内容が生々しくて、読んでいて胃が痛くなるような本です。悪い本というわけではなく、プロジェクトにおける目をそむけたくなるような問題に対して真摯に向き合っているからであり、その問題を解決するための助けとなる知識が得られる良本だと思いました。 読み物としても面白いですが、問題分析の実例や相手の行動を想定した対応例などが多く記載されているため、本を参考にしながら自分の問題に置き換えて対応方法を検討する用途に利用できるかと思います。カバー範囲も広く、状況に合わせて読み返すことで新しい気づきが得られそうだと感じました。

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2015/01/24

大規模プロジェクトを想定した感じですね。小規模プロジェクトだけの経験ではここに書いていること(リカバリというプロセスが必要になること)は理解しにくいかもしれません。 規模が大きいとものごとを動かすことが大変で、ましてやリカバリとなると個人の動きでは簡単ではなくて、やはりこの本にあ...

大規模プロジェクトを想定した感じですね。小規模プロジェクトだけの経験ではここに書いていること(リカバリというプロセスが必要になること)は理解しにくいかもしれません。 規模が大きいとものごとを動かすことが大変で、ましてやリカバリとなると個人の動きでは簡単ではなくて、やはりこの本にあるようにプランを持って物事を動かすということが大事になってくると思います。その指針というかプロセスは大変勉強になりました。

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2018/03/21

読み物的に非常に楽しめる。 社内支援と体制再構築のあたりは、現状が目の前に浮かぶ様である。 教科書(ドリル)的に、これを読めば問題解決力がつくというのはなかなか難しいと思うが、知っているか知らないかは大きな違いにはなる。 PMだけではなく現場SEも読んでおくべきものだろう。...

読み物的に非常に楽しめる。 社内支援と体制再構築のあたりは、現状が目の前に浮かぶ様である。 教科書(ドリル)的に、これを読めば問題解決力がつくというのはなかなか難しいと思うが、知っているか知らないかは大きな違いにはなる。 PMだけではなく現場SEも読んでおくべきものだろう。 2回目:少し当時と環境が異なっている、のかも知れない・・

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2014/04/26

デスマーチに陥ったプロジェクトを仕切りなおし、収束させるための実務について書いた本。成果とメンバーのリソースについて責任をもつプロマネのあるべき姿が、とにかくハードにドライに記述されています。「たとえスキルがあっても、モチベーションを下げる発言を繰り返すメンバーは切る」といった冷...

デスマーチに陥ったプロジェクトを仕切りなおし、収束させるための実務について書いた本。成果とメンバーのリソースについて責任をもつプロマネのあるべき姿が、とにかくハードにドライに記述されています。「たとえスキルがあっても、モチベーションを下げる発言を繰り返すメンバーは切る」といった冷徹な判断ができない甘いプロマネが、PJとメンバーを陥れ、皆を不幸にする・・・といったことが書いてあり、「プロとはこういう人を言うのか」と教えられました。

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2014/03/29

問題プロジェクト収束のための一般論だが、実録も載っていて良い。 リカバリープランの起動は遅れれば遅れるほど難しくなるとのことで、悪化の兆候を早期に気がつくことが重要であるとのこと。確かにそうなのだが、ついつい見てみぬふりをしてしまう傾向が実際の現場ではあったりして、これが問題な...

問題プロジェクト収束のための一般論だが、実録も載っていて良い。 リカバリープランの起動は遅れれば遅れるほど難しくなるとのことで、悪化の兆候を早期に気がつくことが重要であるとのこと。確かにそうなのだが、ついつい見てみぬふりをしてしまう傾向が実際の現場ではあったりして、これが問題なんだろう。

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2013/04/14

プロジェクトマネジメント視点での火消し方法。現場で発生しているより細かいリカバリプランや、そもそもそれらの問題が発生しないようにするための体制づくりは別の本をあたる必要があるだろう。

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2012/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

火が付いたプロジェクトをどうやって火消すべきかを、受託者側のPMもしくはPMOの視点から描いた本。とにかく、火消(リカバリー)は難しく、いろいろな視点を気にしなければならないと説いていて、気にすべきことはたくさんかいてあるが、「火消し術」というような技がかいてあるわけではない。 「火消し」自体が、プロジェクトの状況によって様々なやり方があるので、あたりまえではあるが、得るものは少なかった。 気になったところとしては下記 ・減点主義の現場ではプロジェクトの状況を正確にあげづらい。リカバリーの起動ルールをあらかじめ設定することで、PMOの介入などのリカバリーの起動をやりやすくする。

Posted byブクログ

2010/05/27

俗に言う「デスマーチ」プロジェクトの対策書籍。 この書籍を手に取られた方には3パターンあると思う。 1.プロジェクトが火を吹いて大変なことになっている人(当事者) 2.プロジェクトが火を吹かないように予防措置をとろうとしている人(事前予防) 3.その他(興味、上司からの指示等) ...

俗に言う「デスマーチ」プロジェクトの対策書籍。 この書籍を手に取られた方には3パターンあると思う。 1.プロジェクトが火を吹いて大変なことになっている人(当事者) 2.プロジェクトが火を吹かないように予防措置をとろうとしている人(事前予防) 3.その他(興味、上司からの指示等) 私がこの書籍を手に取ったのは「1」の時であった。 結論から言うとカットオーバーの期日が近づいていた時期であり、正直役に立たなかった。 というのも、本書でのプロジェクトコントロールとは、社内の人間、ユーザ・ベンダを巻き込んだ形で問題解決に向かい、リカバリプランの策定や実行といった理想的な形が周囲を巻き込んだ形で行われるものであった。 これだけ書くと「やればいいのに」「なぜ使えなかったのか」という疑問があるだろう。 それは何故か? 理由は簡単である。私がベンダのリーダレベルであること、そして納期の制約によりすべてのリカバリプランは現実的に困難であったためである。 そのため、自分の立場からは本書の要点として次の点が言えた。 【困難であった点】 ・ベンダレベルでは本書をフルに活用できない  (ユーザとは接点がなく、プロジェクト管理会社が介在していた) ・カットオーバー期日が近く、そもそもリカバリプラン自体部分的な提案に留まった 【活用できた点】 ・ベンダとして部分最適はある程度図れた ・本プロジェクトを通した社内の危機管理意識の向上 ・問題解決に向けたスキル向上(個人レベル) 上記から結論として、本書が一番役に立つのは「2」または「3」の人であり、 ある程度の立場のある人物、または影響力を持っている人物であることが言える。 私の場合はそもそもスコープが違っただけなのだ。 おそらくは本書の本来の対象者(プロマネなど)に向けて書かれた書籍と考えた場合、 問題発生の原因や分析方法、リカバリプランの策定、支援・承認の手順、実行コントロールの考え方など、 非常に丁寧に書かれている良書だと思う。願わくば使用する立場になったときに改めて「2」の時に読み返したい書籍である。

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2010/05/16

大規模案件をこなす受託開発向け。 肥大化した組織のプロジェクトが暗礁に乗り上げたときにどうリカバリーをとるか、という話。 私が求めていたものとは違ったけれど、得るものはあった。

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2009/10/04

昨年のいまごろ、某ハードメーカーにて、インフラプロジェクトの品質管理なぞをやらせていただいておりました。ここ数年PMOの存在が大きくとりざたされておりますが、どの案件に関しても大成功!でおわる案件はまずない。リカバリプランニングの繰り返しをしつつ、時間と労力とお金をやまのように投...

昨年のいまごろ、某ハードメーカーにて、インフラプロジェクトの品質管理なぞをやらせていただいておりました。ここ数年PMOの存在が大きくとりざたされておりますが、どの案件に関しても大成功!でおわる案件はまずない。リカバリプランニングの繰り返しをしつつ、時間と労力とお金をやまのように投資して進めるプロジェクトもそう簡単にはリカバリできていないのが常。  作者は海外でのたくさんのプロジェクトに携わり、さまざまな規模での経験から、現場に一番近い形での取り組み方法をうまく書かれています。わかりやすい上、ああそういうことかと関心することもおおいので、PMやこれからがんばっていこうというPLさんたち、小さな規模でも案件をまかされている若い人たちにもわかりやすいかとおもいます。  やはりどんなプロジェクトでもおもうのですが、結局は人のあつまり プロジェクトの成功?は心理戦をいかに制すかにかかっているのでないのかなあと、やっとこの年になってわかったような笑

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