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ユビキタスとは何か の商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2009/10/07

身近にあるトレーサブルなものを取り上げている。 バーコードやら物流系の事例が多いのでわかりやすい。

Posted byブクログ

2009/10/04

本書でいうユビキタスとは、 ユビキタスネットワークで世界中がつながった社会のことだ。 (コンピュータ同士が自律的に連携して動作することにより、人の生活を支援する技術、環境) インフラとしてのユビキタスを実現したとき、 産業革命、IT革命に続く新たな革命が起きると筆者は強調する。...

本書でいうユビキタスとは、 ユビキタスネットワークで世界中がつながった社会のことだ。 (コンピュータ同士が自律的に連携して動作することにより、人の生活を支援する技術、環境) インフラとしてのユビキタスを実現したとき、 産業革命、IT革命に続く新たな革命が起きると筆者は強調する。 筆者が研究・開発に大きく寄与してきた「uID」は、まさしくユビキタス技術の粋を極めたものだ。 全てのものにタグを付け、その意味をネットワーク外部化することで、 全てのものをリンクする。 その効果は、僕がここであえて言うことはない。 本書に多くのページを割いて紹介されている。 たしかに、この「uID」のような技術が世界中に導入されたとき、 流通システムが、障害者の生活が、・・・世界中のありとあらゆることが効率化・利便化されるだろう。 しかし、そこには大きな壁が存在する。 それは「技術の進化に合わせて制度を変えられない社会」である。 本書はそれを打破する力を「ソーシャルイノベーション」と名づけ、革命を起こす原動力の一つと紹介しているが、 日本はことにその「ソーシャルイノベーション」の点で劣っている傾向が強い。 シリコンバレー発の企業群、マイクロソフトやグーグル、ユーチューブが登場した歴史を振り返ると、 彼らの技術はその時代時代の制度を変えてきた。 著作権など情報を保護する制度を変容させてきたのだ。 ユビキタスネットワークを実現する「uID」の技術にもその「ソーシャルイノベーション」が不可欠なのである。 インフラとなる技術は、全世界が認めてくれない限り広まらないからだ。 筆者は 日本がこれまでの既成概念をかなぐり捨て、世界をリードしてユビキタス革命を起こすことを期待している。 私は、本書の思想に強く共感すると共に、 「日本のソーシャルイノベーションに強く働き掛けることができる人物になりたい」と強く思った。 ユビキタスの意味を知るためでもいい、 ユビキタスが実現した未来社会を垣間見るためでもいい、 社会の新しい可能性を知りたい人は本書を手に取るといい。 私たちの今後の行動次第で、夢のような社会が実現するかもしれない。 キーワード MOT:技術そのもの自体よりその技術の使いこなしが重要。足し算でなく引き算で考える。

Posted byブクログ

2009/10/04

坂村先生です。 技術的な説明ではなく、MOTの観点から見た記述が中心。 ユビキタスとは何かという答えよりも、 そのユビキタスをどのように使っていくべきかについて 述べられています。 概ね坂村先生の意見には賛成ですが、曖昧な部分や、 結局どうするのかまだ見えない部分もあり、 技術が...

坂村先生です。 技術的な説明ではなく、MOTの観点から見た記述が中心。 ユビキタスとは何かという答えよりも、 そのユビキタスをどのように使っていくべきかについて 述べられています。 概ね坂村先生の意見には賛成ですが、曖昧な部分や、 結局どうするのかまだ見えない部分もあり、 技術が社会にどう影響するのか 慎重に考えねばならないという雰囲気を感じた。

Posted byブクログ

2009/10/04

初心者でも分かりやすく解説してあって◎ いつでも、どこでも、だれでも、使えるインフラとしてユビキタスが整備されることを期待!!

Posted byブクログ