1,800円以上の注文で送料無料

早朝坐禅 の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/07/09

早朝坐禅、散歩、呼吸法を趣味的におすすめしているかと思いきや、インドとかでも修行をしていたみたいだし、自殺者が年間3万人を超える日本の病理を克服しようという強い思いを感じさせる。縦の人間関係を推したり近代西洋で確立した個という概念を否定的に捉えたり。

Posted byブクログ

2020/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

難しい座禅の書ではない。少し肩透かしもあるけれど、ざっくりと煩悩だらけの座禅であっても効用を有りと説き、座禅の敷居を少し低くしてくれた。一人になる、自然の中を歩く、食育、死生観など共感する部分が多かった。

Posted byブクログ

2023/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 疲れた時は「群れ」から離れ「ひとり」になり、しばし沈黙を。自分とひとりで向き合うこと。例えば、庭にたたずむ、河原で風に吹かれる、山道を歩く・・・。落ち込み回復の三原則は、歩く、泣く、眠る。山折哲雄 著「早朝座禅 凛とした生活のすすめ」、2007.8発行。永平寺の三黙道場、食堂、便所、浴室では「沈黙」と「静寂」を。歩くこと(思索)で、見えてくるものは人間であり、社会。自分とひとりで向き合う時間を。凛とした生活、少しずつ、近づいていきたいです(^-^)  「人間関係」(他人との比較からネガティブな感情が)→「ストレス」→「うつ」という病 → 「自殺」 1931年生まれ、山折哲雄「早朝座禅 凛とした生活のすすめ」、2007.8発行、再読。人間関係の網の目から一人の世界へ。己の心と向き合う。正しい姿勢で、深い呼吸をする。季節の風を受けながら、川岸を歩く。庭に佇む。現代社会に欠けている「沈黙」と「静寂」を味わう。

Posted byブクログ

2019/08/28

結跏趺坐、法界定印、弥陀定印、4つの時間(デカルト、イエス、ブッダ、涅槃)、言葉の軟弱化などが心に残った。朝、線香の分の座禅がしたい(マインドフルネス)。

Posted byブクログ

2015/09/21

「うつ」を経験した宗教学者である著者による、坐禅と散歩を軸とした思考の散策的な本。実体験を基にしていることもあって、力強いメッセージが散りばめられていました。論理的な整合性が取れていないと思うような箇所はあったものの、それを補ってあまりあるエネルギーを感じました。 色々と参考に...

「うつ」を経験した宗教学者である著者による、坐禅と散歩を軸とした思考の散策的な本。実体験を基にしていることもあって、力強いメッセージが散りばめられていました。論理的な整合性が取れていないと思うような箇所はあったものの、それを補ってあまりあるエネルギーを感じました。 色々と参考にしたいポイントはありましたが  (1) 積極的に「ひとり」の時間を作ること  (2) 静かな場所に身を置くこと  (3 )自然を感じられる場所に足を向けること を心掛けたいと思いました。

Posted byブクログ

2013/12/14

朝から晩までダラダラと同じ気分で過ごさず、自分が今デカルトなのかイエスなのかブッダなのかということを意識し、それぞれのステージでその役割を受け入れること。 どっちつかずの気持ちで中途半端に時間をやり過ごすのが一番いけない。 やがて涅槃の時間がやってくると思えばその日のうちにあらゆ...

朝から晩までダラダラと同じ気分で過ごさず、自分が今デカルトなのかイエスなのかブッダなのかということを意識し、それぞれのステージでその役割を受け入れること。 どっちつかずの気持ちで中途半端に時間をやり過ごすのが一番いけない。 やがて涅槃の時間がやってくると思えばその日のうちにあらゆることを全力で片付けておこうという気持ちにもなる! 1⃣デカルトの時間 早朝座禅、読書の時間 2⃣イエスの時間又はゴルゴダの時間 出勤してから昼食まで 悪戦苦闘して重い荷物を背負う 3⃣ブッダの時間 昼休み、お昼寝 4⃣涅槃の時間 死んたように眠る

Posted byブクログ

2012/02/06

日野原先生の本と同時期に読んだ。 双方「生きる」ということをどう捉えるかというテーマを、個人の経験から語っている。 日野原先生はキリスト教徒で、山折先生は仏教的思想に基づいている。 個人的には、仏教ベースのこの本の方が精神的に自由なかんじが共感出来た。 「いかに死ぬか」を考えるっ...

日野原先生の本と同時期に読んだ。 双方「生きる」ということをどう捉えるかというテーマを、個人の経験から語っている。 日野原先生はキリスト教徒で、山折先生は仏教的思想に基づいている。 個人的には、仏教ベースのこの本の方が精神的に自由なかんじが共感出来た。 「いかに死ぬか」を考えるっていうのがイイ。 ちなみに早朝座禅と銘打ってはいるが、座禅の事はあんまり書かれていない。 座禅から見えてくる風景や、現代社会について、これから必要なものとは? といったことが語られている。 なんだか最近、身の回りの知識人の中で少しずつ「宗教」が流行っている気がする。 それもガチガチのものではなくて、密教のエッセンスだけとか、多宗教の気になる所をつまみぐい、といったようなかんじ。 科学万能主義への懐疑は随分前から言われているんだろうけど、ジワジワその空気が実感出来るようになってきた。 自然・超自然的なものへの畏怖とか、宗教を含めた新たな価値観の軸を見つけようと模索しているようにも見える。 実家にあったので自然と手に取ってしまったが、時代が新たな精神的支柱を必要としているのかしらん、なんて思った。

Posted byブクログ

2011/10/02

内容云々よりも、挿絵を見ながら坐禅組もうとしたら膝が痛くて組めなかったので、意気消沈して読むのやめました…もっと体のメンテナンスしっかりやりたいと思います。

Posted byブクログ

2013/04/28

非常に日本語が美しかった。そういった意味では、とても参考になった。 本の内容については、得るものは少なかったが、昔の日本にあって、今の日本にないものがどれほどあるか、ということはよくわかった。

Posted byブクログ

2010/01/06

なぜ日本でうつになる人が増えているのか、一つの要因が分かった気がする。 私自身、人は原罪を負って生きているという当たり前のことから、目を背けていました。いろんな場面で、矛盾を感じながら、矛盾のないように、当たり障りのない言葉で、結論を出してきました。 といっても、しっかりと折り合...

なぜ日本でうつになる人が増えているのか、一つの要因が分かった気がする。 私自身、人は原罪を負って生きているという当たり前のことから、目を背けていました。いろんな場面で、矛盾を感じながら、矛盾のないように、当たり障りのない言葉で、結論を出してきました。 といっても、しっかりと折り合いをつけられず、表面的に結論を出しているだけだから、気持ちは混沌のまま・・・ 矛盾を受け入れる覚悟が必要なのですね。

Posted byブクログ