下町不思議町物語 の商品レビュー

香月日輪【作】,藤丘ようこ【絵】

2009/10/11

ああ…香月さん、ほんと好き！！！！
このなんともいえない人情な雰囲気とか、活き活きしてる人々とか。
元気出ます（*´∀`*）
師匠に惚れる。粋な人って感じがまた良いです
個人的にすごいなと思ったのは料理の描き方。
師匠と食べてるなんでもないオムライスがすっごくおいしそうに感じる反面、おばあちゃんと食べてる高級料理が全然おいしそうに感じない。
この温度差、ドキッとしました。

妖アパとの繋がりにもニヤニヤしました。
古本屋…！！！
こういうちょっとした繋がり方、本当に好きです。

2010/03/06

下町というととてもワクワクするのは私だけでしょうか？
古い建物が立ち並び、角の家にはタバコ屋の小さな窓がある。
家の前のプランターにはサボテンなどの多肉植物がグロテスクに並んでいる。
……駄菓子屋がある。←一番大事!!
どこか懐かしい下町に＋不思議がくっ付いたら…!!
面白いと想いませんか？
ちなみに、この作品と香月日輪著の「妖怪アパートの幽雅な日常」の登場人物は被っています。
よかったらそちらも、読まれてみては……？

2009/10/07

子供の姿をみないで、通り一遍の判断基準で
何かを押し付けていないか？
身につまされるものがありますね

子供の表情を良く見て、発した言葉の表面だけに
とらわれず、何かのサインがあったら反応できる
おやになりたいのですが・・・現実は（ハァッ）

師匠の周りには妖気・幽霊がたむろしています
また、この町は「行きたい」と念じないと来れない！

トトロの世界観に浸って、自分探しをされては？

2012/02/21

一週間ぶりに読んだ本がこれで情けない〜直之は大阪で生まれ，両親が離婚して，小学校６年生で東京の祖母の家に入ったが，何処にも居場所がない。出逢った大阪弁を話す男の家には幽霊が出て，不思議な人々も集まってくる。本を読むことで国語の成績が上がってもクラスのボスは信用しない。喧嘩になると，直之が一方的に悪者にされ，大阪の母を訪ねるが，見たくない光景から連れ戻してくれたのは，いつも遣っているネコタクシーだった〜絵がないとへんなモノで，内容はマンガだ

2009/10/04

大江戸や妖怪アパートよりは子供向けっぽいですが、やっぱりそこかしこに香月さんらしさが。古本屋さんも登場します。

2009/10/04

YAーヤングアダルトと名の付いたレーベルだが、どちらかというともっと子ども向けのイメージの本。
妖怪アパートの幽雅な日常の子ども向け版というのが、一番しっくりくるだろうか。
妖怪アパートでこの香月氏作品にはまった自分としては、この非日常を通した日常に、人間の生きる道がある的な、このお説教的な話しが正直好きだ。
この香月ワールドに満ちている「人として当たり前のこと」をさらっと言える人々のセリフにほろっとさせられ、また目からうろこが落ちる気分にさせられる。
香月氏の作品の読了感は、少しほろっとしながらも、明日への勇気がわいてくる、自分でいいんだ、がんばるぞ〜！そんな感じ。
この本もまさにそうであり、できればぜひとも続編を。この主人公の成長を見てみたい、そんな気がする。
そして……ここの登場人物、いつものごとくリンクしてるもしかして？の疑問も満足させて欲しい。
柔らかな気持ちになれる作品だからこそ、子ども向けでも大人に読んで欲しい、そんな作品です。

2009/10/04

今までの作品に比べると会話文が多いようなので、読み始めは軽い印象がありましたが、さすがは香月さん作品。関西弁全開の勢いあるトークの中に大切なことが色々詰まっている作品でした。これはシリーズにはならないのでしょうか？　古本屋さん等、他作品とリンクしているようなので、続編も気になります。