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一瞬でいい の商品レビュー

4.2

50件のお客様レビュー

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    20

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2014/09/18

1973年11月、浅間山での出来事が18歳の二人の少女と一人の少年の運命を変えた。 事故の重みを胸に秘め、大人へと成長してゆく三人。 著者が自らと同年生まれに設定した主人公たちの18歳から49歳までの人生の軌跡を描く、 すべての世代に贈る31年間のラブ・ストーリー。

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2009/10/07

この筆者のはいくつか読んだが「コバルト・ノベル」作者から脱する感がなく、う〜ん、だった。が、この作品は一皮剥けている。二組の男女の綾なす紋様が軽井沢を風景に描かれる。創介の最期前後が涙する。

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2009/10/04

毎年東京から来る別荘族の創介と未来子は軽井沢在住の稀世と英次と仲良しだった。高校卒業を控えて4人が登った浅間山で事故は起こった。英次の死を抱えそれぞれが別々に歩き出す。 切れそうで切れない3人のその後。 それぞれが波瀾万丈の人生を送ったようにも思える一方で、ありがちなこと...

毎年東京から来る別荘族の創介と未来子は軽井沢在住の稀世と英次と仲良しだった。高校卒業を控えて4人が登った浅間山で事故は起こった。英次の死を抱えそれぞれが別々に歩き出す。 切れそうで切れない3人のその後。 それぞれが波瀾万丈の人生を送ったようにも思える一方で、ありがちなことだとも思える。私はむしろ、淡々と読んだ。 作成日時 2007年11月03日 13:24

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2009/10/04

軽井沢の地元の高校生、稀世と英次。都会の恵まれた高校生、未来子と創介。四人の卒業登山がその後の人生に影を投げかけるとは・・・。 タイトルのイメージ通り、ロマンチックな恋愛路線ですが、長い年月を描いて単なる恋愛ものに留めないところ、新聞連載されただけに、描き方が巧みです。

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2009/10/04

すごいよかった!(なんか単純な表現だけど・・・) 唯川さんといえばタイプの違う女性が2人出てきて なんだかんだとちょっと軽いタッチの物語が多かったりするんだけど・・・。 ちょっと重い感じかなぁ〜。 男女4人の幼なじみが浅間山に登る所から話は始まります。 そして大きな事...

すごいよかった!(なんか単純な表現だけど・・・) 唯川さんといえばタイプの違う女性が2人出てきて なんだかんだとちょっと軽いタッチの物語が多かったりするんだけど・・・。 ちょっと重い感じかなぁ〜。 男女4人の幼なじみが浅間山に登る所から話は始まります。 そして大きな事件が・・・。 この事件の原因は自分ではないかという罪を抱えながら成長していきます。 それぞれの登場人物の人生を平等に描いています。 皆私から見たら波乱万丈! でもそれぞれの複雑な思いが伝わってきました。 「あの時ああしていれば、こうしていれば・・・」と後悔する事が多いけど、それも含めて今がある。 色々考えてしまいました。

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2012/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もどかしい。 4人の男女が1人の死をめぐり、思い悩み、それぞれに責任を感じ自分を責める。 1人1人の人物像や人生が丁寧に描かれている作品。 読んでいて「星々の舟」を思い出した。雰囲気が似ている。 ちなみに、始まり方がちょっと予想外だった。そう来るかみたいな。 登場人物では、堅田がかなりいい味出してる。

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2009/10/04

浅間山登山中、悲しい事故にあう仲間4人。それぞれの心に秘めた思いがそのまま30年以上の月日に積み重なって、偶然と運命に翻弄されてゆく。 ジェットコースター的連続ドラマのような展開に、子供のようにわくわくしてしまった。なんとなく先の読める安心感。18歳の4人が50歳になるまで、人...

浅間山登山中、悲しい事故にあう仲間4人。それぞれの心に秘めた思いがそのまま30年以上の月日に積み重なって、偶然と運命に翻弄されてゆく。 ジェットコースター的連続ドラマのような展開に、子供のようにわくわくしてしまった。なんとなく先の読める安心感。18歳の4人が50歳になるまで、人生は本当に「偶然」の産物だと思ってしまう。決して思ったようにはならなくても、なんとかなる・・。それなりに納得して生きてゆくこと。運命を受け入れること。現状に感謝すること。たくさんのことを学んだ気がする。

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2009/10/04

主人公たちの年齢が自分と同じということもあり、かなり引き込まれて読みました。思い荷物を背負いながら、それでも真面目に一生懸命自分の人生を生きていく3人。でも、最後の方が恋愛系になってしまったのが、個人的には残念でした。

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2009/10/04

舞台は昭和48年の浅間山から始まる。当時18歳の稀世、未来子、創介、英次。浅間山登山中の英次の死をきっかけに3人の人生は大きく変わる。「拘りも蟠りも、結局は捨てるためにある。」18歳から50歳までのそれぞれの生き様が、出会いが・・・、ぐんぐん引き込まれて長編だったが一気に読んだ。...

舞台は昭和48年の浅間山から始まる。当時18歳の稀世、未来子、創介、英次。浅間山登山中の英次の死をきっかけに3人の人生は大きく変わる。「拘りも蟠りも、結局は捨てるためにある。」18歳から50歳までのそれぞれの生き様が、出会いが・・・、ぐんぐん引き込まれて長編だったが一気に読んだ。2007/9

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2011/10/11

まあ、一気に読めてはしまいましたが、うーん、人生ってままならないのね。それぞれの思惑で、少しずつずらされていく歯車。結局そうあった人生となかった人生。まあ、なかったものに思いを馳せてもしょうがないってことですね。

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