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一瞬でいい の商品レビュー

4.2

50件のお客様レビュー

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2012/04/15

幼なじみ男女4人が高校卒業記念の登山から始まる。少年の滑落により、大きく人生が変わる、残された3人。彼らの50代までをおうロングストーリーだが、時代や運命に流されながらも生きてゆく登場人物にそれぞれ感情移入してしまい、一気読み。 上下刊ともに表紙の浅間山の写真が美しい。

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2012/04/06

今まで読んだ唯川さんの作品とはまったく違った小説でしたが やっぱり読みやすく、こういう唯川作品をもっと読んでみたいと思いました いつものドロドロしたサスペンス劇場か?!って作品も人間くさくて好きですが これは読み終えて 心が温かくなると言うか いつもの唯川作品に出てくる同じ人間...

今まで読んだ唯川さんの作品とはまったく違った小説でしたが やっぱり読みやすく、こういう唯川作品をもっと読んでみたいと思いました いつものドロドロしたサスペンス劇場か?!って作品も人間くさくて好きですが これは読み終えて 心が温かくなると言うか いつもの唯川作品に出てくる同じ人間の建前の部分をみているような感覚になりました

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2012/07/30

幼馴染の4人が高校卒業記念に登った浅間山で運命を変える事件が起きる。その事件をそれぞれの運命に突き付けられ、答えのない人生を生きていく。ただのラブストーリーではなく、切り替わるそれぞれの視点が物語を豊かにさせる。何気なくすれ違う人々にもそれぞれの人生があることを実感する。ページを...

幼馴染の4人が高校卒業記念に登った浅間山で運命を変える事件が起きる。その事件をそれぞれの運命に突き付けられ、答えのない人生を生きていく。ただのラブストーリーではなく、切り替わるそれぞれの視点が物語を豊かにさせる。何気なくすれ違う人々にもそれぞれの人生があることを実感する。ページをめくる手が止まらなかった。唯川さんの作品は最初だったが、改めて読書の魅力を味わえる作品でした。

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2011/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人は必ず死ぬ。それだけは、どんなことがあっても守られる約束だとわかっている。それでも、人は悲しみに慣れることができない。去る者も、去られる者も、途方に暮れてその時を待つしかない。残される記憶だけを寄辺にして。 1973年、浅間山での出来事がすべてを変えた。18歳の少女と少年はやがて大人に…。29歳、37歳、49歳、恋愛小説の旗手が自らと同年の主人公たちの人生の軌跡を描くファン待望の長編小説。 文章自体は唯川恵っぽいけど、中身はこれまでのイメージを一新するもの。いつものラブストーリーとは少し違う。 あの一瞬がなければこんな風ではなかった失うこともなかった。だけど、あの一瞬があったから分かったこともあるし、失わなかったものもある。 そういう気持ちや境遇が素直に伝わってくる。 病や死が、解放のきっかけになることもあるんだなぁ、と知った気がする。

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2011/10/01

18での登山の事故から 月日はながれ それぞれの人生をおくる4人の男女 ひとりの女性を中心に 出会いと別れがつづられます けっこういい感じ それに、浅間山と軽井沢が舞台になって 浅間にのぼりたくなりました

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2011/09/08

少年期から壮年期の男女3人の人生の軌跡を描く小説。時代時代の登場人物の生き方感じ方が表現されている。恋愛小説とは少し違うかな。

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2011/08/18

唯川さんといえば恋愛小説というイメージを払拭した作品。 超長編作品だったんだけど一気に読み進めてしまいました。

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2011/07/13

高校生の時、登山中に仲間を失ってしまった三人。それぞれのその後の人生を描いている。悲しい出来事の連続に涙が出てきましたが、ラストの女性二人の前向きな姿勢に救われました。

Posted byブクログ

2020/10/25

18歳の時の出来事を背負ったまま生きていく男女3人の人生を描いた本。登場人物は、時代の影響を受けながら環境を変えていくが、それぞれのつながりを上手く表現している。50歳になってからのシーンは一気に読んでしまった。

Posted byブクログ

2011/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きな本で繰り返し読みました。稀代・未来子・英治・創介は幼なじみ。毎年夏になると、稀代と英治の暮らす軽井沢に、未来子と創介がやってくる。高校3年の夏、登山中の事故で英治が転落死してしまう。その後、3人はバラバラになり、それぞれの人生を歩んでいく・・・。ラストも切ない。。。

Posted byブクログ