跋扈する怨霊 の商品レビュー
<目次> プロローグ 怨霊とは何か 第1章 怨霊の「誕生」と初期の怨霊 第2章 怨霊の大衆化 第3章 跋扈する怨霊 第4章 怨霊の「終焉」 エピローグ 怨霊を通して見えるもの <内容> 古代から中世にかけて暴れた怨霊を考察したもの。朝廷はもちろん、鎌倉幕府や室町...
<目次> プロローグ 怨霊とは何か 第1章 怨霊の「誕生」と初期の怨霊 第2章 怨霊の大衆化 第3章 跋扈する怨霊 第4章 怨霊の「終焉」 エピローグ 怨霊を通して見えるもの <内容> 古代から中世にかけて暴れた怨霊を考察したもの。朝廷はもちろん、鎌倉幕府や室町幕府(尊氏や直義など)が意外と怨霊を怖がった話は面白かった。そして史上最大の怨霊は、崇徳ではなく、後鳥羽だということも。
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ザックリした日本で有名な怨霊さんたちについての解説本。 マニアには物足りない。 ……というか、マニアなら崇徳院さんについては崇徳院、早良親王さんについては早良親王さんだけの本を読むか。 明治政府を樹立しようとした薩長土肥の下級武士さんたちが、手っ取り早く過去の不幸な皇族さんたち...
ザックリした日本で有名な怨霊さんたちについての解説本。 マニアには物足りない。 ……というか、マニアなら崇徳院さんについては崇徳院、早良親王さんについては早良親王さんだけの本を読むか。 明治政府を樹立しようとした薩長土肥の下級武士さんたちが、手っ取り早く過去の不幸な皇族さんたち怨霊を祀ることにしたので、明治初期から妙に天皇系の怨霊がクローズアップしたようにも思いました。
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怨霊とは何か―プロローグ 怨霊の「誕生」と初期の怨霊 怨霊の大衆化 跋扈する怨霊 怨霊の「終焉」 怨霊を通して見えるもの―エピローグ 著者:山田雄司(1967-、静岡県、日本史)
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古代から中世にかけての怨霊信仰を概説した書。怨霊についての言説と信仰がどのように発生したのか、またそれに対し当時の社会はどのような対応を取ったのかを、実際の資料に基づいて解説する。 本書は古代から中世までの怨霊信仰の形成や発展、そしてそれの社会への影響を紹介した本である。長屋王などの奈良時代の怨霊から『太平記』の怨霊までを扱っており、それらの個々の怨霊がどのように誕生したのか、またそれに対し時の為政者はどのように対処してきたのかを分かり易く述べている。特に個々の怨霊がどのようなエピソードを持っているのか、またそれに対しどのような鎮魂が試みられたのかが詳細かつ明解に述べられており、怨霊信仰の初学者にはうってつけの内容となっている。 読んでいて個人的に驚きであったのは、鎌倉幕府が怨霊鎮魂にかなり本腰を入れていたということである。鎌倉に建立された鶴岡八幡宮などの寺社が、平家や奥州藤原氏などといった戦乱での犠牲者の鎮魂の為のものでもあるという指摘は意外であった。また『保暦間記』での怨霊のエピソード(源頼朝の死は源義経や安徳天皇を始めとする源平合戦の犠牲者の怨霊の為とする)は非常に興味深かった。
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発行元が発行元なだけに、オカルト本ではなく、怨霊という文化を学術的に考えた真面目な本。オカルト的な内容を期待する人には物足りないかもしれないが、個人的にはこういう本の方がありがたい。
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ざっと読み、ごめんなさい;; 結論として、人が神として祀らるのは、怨霊として人々に恐れられたが故。 だったら神様にしちゃって祀っちゃいましょう!ってことですか。(やっぱり…) また著者は、中世になって人工的に作られた都市・平城京という閉ざされたエリアも、怨霊を増産させた起因となっていると言う。 このエリアの中で貴族たちは、何とか高位高官を得ようと画策し、ライバルたちを蹴落としてきた。 そのことへの後ろめたさと祟られることの恐怖から、非業の死を遂げたかつてのライバルを祀っては寺社を建てたのだと。 そしてもう一つには、エリアの中に人が集中して住まうようになると、疫病はすぐに伝染して流行り、パニックが起きる。 その時の原因を求めた際の合理的解釈(ツジツマ合わせ)として、どうしても怨霊化と言うフィクションは必要だったようだ。 自分にもう少し歴史の知識があったなら、すらすらと読めたのかもです;;
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