1,800円以上の注文で送料無料

人は思い出にのみ嫉妬する の商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

これは極端だけど、嫉妬は恋愛につきものだと思うから、多かれ少なかれ誰もがこんな風な経験あるんぢゃないかなあ…。あと実話に基づいてる話だってコトに驚きました。後半部分感動します。07'09'24

Posted byブクログ

2009/10/07

「どれくらい私を愛しているの?」。栞は愛する人の過去の恋愛に嫉妬する。幻影から逃れるために転勤、上海租界の描写が美しい。思い出の中で愛は永遠に刻まれる。カタリテが、登場する4人の男女の狂言まわしをつとめる。いくつもの思い出が入れ子細工のように交差する。読み進むごとに仕掛けが仕組ま...

「どれくらい私を愛しているの?」。栞は愛する人の過去の恋愛に嫉妬する。幻影から逃れるために転勤、上海租界の描写が美しい。思い出の中で愛は永遠に刻まれる。カタリテが、登場する4人の男女の狂言まわしをつとめる。いくつもの思い出が入れ子細工のように交差する。読み進むごとに仕掛けが仕組まれている。現在という瞬間が即、思い出として結実していく。栞(ブックマーク)ってヒロインの名前は象徴的。読者もこの小説の参加者になる。

Posted byブクログ