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法と社会 の商品レビュー

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筆者の視点は、法学か…

筆者の視点は、法学から社会を眺めているというより、社会から法学を眺めているように感じられた。そのため社会学などの観点からの考察もありためになった。法は社会の問題に対処するためのものであり、一般の人々も、もっと社会の問題に敏感になるべきであるという主張は印象的であった。決してその主...

筆者の視点は、法学から社会を眺めているというより、社会から法学を眺めているように感じられた。そのため社会学などの観点からの考察もありためになった。法は社会の問題に対処するためのものであり、一般の人々も、もっと社会の問題に敏感になるべきであるという主張は印象的であった。決してその主張が古びたものではなく、現在に通じるものであるということは悲しさも感じた。

文庫OFF

2024/11/07

法は社会秩序維持のためにあるものだけど、その起源は文化や言語と密接に関係している点が深く語られていて興味深い内容だった。

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2023/05/02

入門書としてとても読みやすい。 文化の一部であり、個人間または権力と個人の間の争いを安定させる社会統制の一種でもある法が、どのような変遷を経て現在に至り、今後どのような課題が残されているのかを分かりやすく述べている。 法を社会工学として捉える考え方はとても納得感があった。

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2022/06/30

ありがちな法学入門の本とは全く異なる、まさに「新しい法学入門」。もっと早くこの本と出会いたかった! 各国の法学の特徴や法学史といった、法学を学ぶ上で知っておきたい事柄が広く押さえられている一冊。 ただそれにも増して個人的に嬉しかったのは、法学を「社会工学」と呼び、人類学や社会学...

ありがちな法学入門の本とは全く異なる、まさに「新しい法学入門」。もっと早くこの本と出会いたかった! 各国の法学の特徴や法学史といった、法学を学ぶ上で知っておきたい事柄が広く押さえられている一冊。 ただそれにも増して個人的に嬉しかったのは、法学を「社会工学」と呼び、人類学や社会学、心理学、言語学などの諸分野と隣接した文化の一部とする著者の捉え方だった。 実定法の解釈が殆どを占める法律学習において、(歴史的にもそのきらいはあったようだが)法学徒はとかくタコツボ型の法律観に陥りやすい。 その中にあって臆することなく経験科学に目を向け、教養溢れるたとえや注釈を多用する著者の姿勢は、ともすれば内容以上に希望に満ち満ちたものに、私には思えた。 初学者だけでなく、条文に溺れて法学の奥深さを見失いかけている学部生にもお勧めしたい一冊。

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2021/09/11

新書で入門書のつもりで読んだら非常に難しかった。法律は文化の一部で共同社会をうまく成り立たせるために規定しているものだからとても大事だと思う。時代とともに考え方、やり方が変化するので法律も変えていかないといけないと思う。日本国憲法が70年も改正されないのはとても不思議だ。とりとめ...

新書で入門書のつもりで読んだら非常に難しかった。法律は文化の一部で共同社会をうまく成り立たせるために規定しているものだからとても大事だと思う。時代とともに考え方、やり方が変化するので法律も変えていかないといけないと思う。日本国憲法が70年も改正されないのはとても不思議だ。とりとめのないことを考えさせられる一冊だった。

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2021/04/12

法とは何かを人類学、社会学など面白い切り口で説いている。 後半になるにつれて内容はやや高度になっていく印象。

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2020/12/24

法というものを言語による社会統合の技術の一種ととらえ、社会・言語・宗教・歴史・哲学等の社会科学の視点から分解・研究した一冊。法だけを学ぶのではなく、当時の社会情勢や人間について理解をした上で法を学ばないと真の理解はできないと再確認。

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2020/10/16

法律を少し知りたいと思いで読んだが、自分には難しかった。専門用語も多数出てくるので、初心者向けではないかも。入門の本なのだが、途中わからなくなり、最後までそのままいってしまった。

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2015/09/27

著者は、ラッセルやポパーの思想に造型の深い、法哲学の研究者です。本書には「新しい法学入門」というサブタイトルを持っていますが、いわゆる法学概論ではなく、著者自身の法哲学ないし法社会学の立場が強く押し出されており、そのぶんおもしろく読める内容になっています。 とくに著者は、ポパー...

著者は、ラッセルやポパーの思想に造型の深い、法哲学の研究者です。本書には「新しい法学入門」というサブタイトルを持っていますが、いわゆる法学概論ではなく、著者自身の法哲学ないし法社会学の立場が強く押し出されており、そのぶんおもしろく読める内容になっています。 とくに著者は、ポパーの社会工学的な発想を受け継いでおり、立法の持つ「社会統制」ないし「社会統合」の役割を重視しています。また、法学史を簡潔に振り返った最終章でも、法社会学的な発想がどのようにして生まれてきたのかということに焦点を向けて解説がおこなわれています。

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2013/09/25

大御所の書いた入門的新書でもこれはかなりおもしろい。弟子筋にもすごい人がいて、研究も教育も啓蒙も大した著者であった。

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