法と社会 の商品レビュー
「新しい法学入門」と題してはいますが,入門レベルに留まらず,「法と社会」を凝縮された中に,慎重に選ばれた言葉で論じられており,大変,勉強になります。碧海先生は古くなってないですね。法哲学概論も長く品切れですが,再販してほしいです。
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法の成り立ちから、出版されたときまでを概観した好著。法の仕組みが分からないまま、三権それぞれの問題を論じたり、はたまた憲法とごっちゃに解釈している日本の状況からも、もっと読まれて良い本。
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家族が著者と知り合いで、自宅にあったので読んでみた本。 一言でいえばかゆい所に行きと届く、法学の入門書だと思う。概論では、法学ではどんなことがあって、実定法を分けるとということが多いと思うが、著者の博識の文化論から法を位置づけ、宗教、哲学、道徳などの関係から、文化の一部である法...
家族が著者と知り合いで、自宅にあったので読んでみた本。 一言でいえばかゆい所に行きと届く、法学の入門書だと思う。概論では、法学ではどんなことがあって、実定法を分けるとということが多いと思うが、著者の博識の文化論から法を位置づけ、宗教、哲学、道徳などの関係から、文化の一部である法学を、どのようなものであるかの全体像を理解させてくれる。 本を読んでいて思うのは、各論になれば専門用語と学説の説明をすることで知識量と見識が主に問われるが、このような本では素人に近い目線をもって簡単な言葉で書くことは逆に難しいと思う。 法学関係に進む人、法学に興味がある人はぜひ一度読んでみてほしい本である。
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法は生活に必要な要素であり、味方につければメリット。政治家等、法制定にかかわる人間といかに対峙するか。
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法を社会を説明する一側面と捉えており、法学のみに留まらない多角的な視点から法を論じているため、非常に面白いです。 新しい法学入門と副題がついていますが、まさに入門書としてお勧めします。 また法解釈学だけをやってきた人にとっても、立ち止まって根源に戻る意味でお勧めです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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名著。さすが40年近く経っても未だに読まれているだけのことはある。 本書は法と社会の関係を言語的、進化論的観点など様々な角度から論じており、その考察は非常に鋭い。法の具体的な内容にはあまり踏み込んでいないこともあり、ほぼ法学初心者の私でも理解するに容易かった。社会における法の果た...
名著。さすが40年近く経っても未だに読まれているだけのことはある。 本書は法と社会の関係を言語的、進化論的観点など様々な角度から論じており、その考察は非常に鋭い。法の具体的な内容にはあまり踏み込んでいないこともあり、ほぼ法学初心者の私でも理解するに容易かった。社会における法の果たす役割、及びそのフィードバック作用に関する考察は特に感心させられた。かなりオススメな一冊。
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1月? [内容] 全章を通して、社会という観点から法を論じている。 第1章では、文化の定義から始まり、その一部として法を位置づけ、他の文化相互の関係に関して言及している(具体的には、言語、宗教、道徳などである)。第2章では、抽象的思考と言語という人間の特徴を挙げつつ、その能力が社...
1月? [内容] 全章を通して、社会という観点から法を論じている。 第1章では、文化の定義から始まり、その一部として法を位置づけ、他の文化相互の関係に関して言及している(具体的には、言語、宗教、道徳などである)。第2章では、抽象的思考と言語という人間の特徴を挙げつつ、その能力が社会の中で果たしてきた役割を論じていく。ある社会の中で、人間がその文化のかたちに適合した行動様式を学習していく過程として、「社会化」をあげる。その過程で、言語の果たした役割を指摘している。それに加え、「社会化」と相互補完の役割があるものとして、「社会統制」がある。社会統制としてさまざまな分類があるがその一つとして、法的統制に注目して分析をしていく。第3章として、法の発展段階を説明する。とりわけ、古い時代の法改革の道具としての役割を果たしたものとして「擬制」と「衡平」を紹介している。第4章では、現代社会における法に求められる機能に関して述べている。冒頭では、非制度的手段の衰退の中で、法の果たす役割が重大になってきていることを指摘している。その中で、法の機能として、「第一次統制機能」と「第二次統制機能」に分割し、刑事法を具体例に説明している。第5章では、法学というテーマで、ヨーロッパ大陸法学とアメリカ法学の系譜を辿りつつ、日本の法学の発展に関する歴史を論じている。 [感想] 最初に感じたこととして、あまり法学の本という感じがしなかったということである。筆者の視点は、法学から社会を眺めているというより、社会から法学を眺めているようであった。そのため必然的に社会に関する視点を織り交ざり、法学の本という印象が薄かった。法はその中にもさまざまな問題をはらむものであるが、それに注目するのみではなく、法は社会の問題に対処するためのものであり、一般の人々も、もっと社会の問題に敏感になるべきであるという主張は印象的であった。決してその主張が古びたものではなく、現在に通じるものであるということは一抹の悲しさを感じてしまった。
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1967年初版のかなり古い本ではあるが、法と社会の係わりを歴史を通じて知ることができる入門書。宮台先生のお勧め本のひとつ。
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社会における法の運用や位置付けについて述べられた本。 本当に興味がないと、本気で難しい。法律学と言うより、法哲学に入ってくる話。 ただ「きまり」というのが何故社会に必要なのか、その合理的な説明がほしい人には、的確な答えを与えてくれる一冊ではないでしょうか。 中公新書刊。
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