詭弁論理学 の商品レビュー
もう30年以上も前の…
もう30年以上も前の本なんだけど大変面白かったです。気楽によめるパズル本みたいな感じですね。頭の体操に結構いいかなと思いました。
文庫OFF
有名もしくは基本的な…
有名もしくは基本的な論理パズルなどを取り上げ、それのどこがどう論理的に間違っているのかなどを確認し、それを解くことを遊びとして楽しむという感じの本です。ただ、数学で昔習った逆とか対偶とかがたくさん出てきて少々難解なイメージを受けました。数学的な証明にも似た論理学ばかりなのでちょっ...
有名もしくは基本的な論理パズルなどを取り上げ、それのどこがどう論理的に間違っているのかなどを確認し、それを解くことを遊びとして楽しむという感じの本です。ただ、数学で昔習った逆とか対偶とかがたくさん出てきて少々難解なイメージを受けました。数学的な証明にも似た論理学ばかりなのでちょっととっつきにくかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
詭弁とは記号論理学で説明することが難しく、言葉の捉え方や言葉の言い換えなどが原因で生じる。A=命題とするとき、前提として誤りが生じていたり、言葉のニュアンスが変わりA'=命題'に変化してしまうことが問題になり詭弁になり得る。二分法や相殺法など主張の否定が極端になる、主張と主張の対比が取れていないなど、記号で説明することが難しい考え方もでてきた。 離散数学の講義で学んだ論理パズルの解き方は記号論理学と呼ばれる?(Google検索)論理を説明する学問(論理学)の一部に記号論理学という学問がある?
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1990年、学生時代に買ったものを再読。タイトルだけ見ると難しそうだけれど、実際は読みやすいエッセイと言っていい。詭弁を弄して人を言い負かすための教科書というよりむしろ、弁が立たないタイプの凡人が、詭弁強弁を弄する能弁な人のやりくちを分析して対応したり自分を慰めたりするための参考...
1990年、学生時代に買ったものを再読。タイトルだけ見ると難しそうだけれど、実際は読みやすいエッセイと言っていい。詭弁を弄して人を言い負かすための教科書というよりむしろ、弁が立たないタイプの凡人が、詭弁強弁を弄する能弁な人のやりくちを分析して対応したり自分を慰めたりするための参考書という趣。
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私は話すのが苦手です。 話すのが苦手なので、仕事でプレゼンをするときいつも「あぁ、もうちょっと上手く喋れたらなぁ」と思うのです。 ただ、話上手(?)のプレゼンを聞いても、「言葉数が多いだけであんまり納得感はないな」とか、「自己一点型の自分の角度からしか物事を捉えられてない主張の仕...
私は話すのが苦手です。 話すのが苦手なので、仕事でプレゼンをするときいつも「あぁ、もうちょっと上手く喋れたらなぁ」と思うのです。 ただ、話上手(?)のプレゼンを聞いても、「言葉数が多いだけであんまり納得感はないな」とか、「自己一点型の自分の角度からしか物事を捉えられてない主張の仕方だな」とか、そんなことを思うのも多々あります。 今回この本を手に取った理由は、そんな話者に対する不満や違和感をどうにかして"見抜く"術を身に付けられたらと思ったからでした。 加えて、そんなお上手な話術で言い負かすことを望んではないけれど、いつか必要になったりするかもしれないときの保険としてね。
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論理パズルを紹介している本でもあるのですが、詭弁や強弁についてのエッセイのような叙述も含まれており、少しまとまりのない印象を受けました。 以前読んだ同じ著者の『まるさんかく論理学』(Z会ペブル選書)とかさなる内容も多く、そちらのほうが内容的にはまとまっているように感じました。
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偶然にも同じ著者の本を全く違う棚から探し出して買っていた。タイトルが魅力的だったのだろう。でも中身はそんなに面白くない。最初の方は当たり前すぎて、後ろの方は難しいのとどっちでもいいよというのが多かった。印象に残っているのは、ブザーの仕組み。電流が流れるとスイッチが電磁石に吸い付け...
偶然にも同じ著者の本を全く違う棚から探し出して買っていた。タイトルが魅力的だったのだろう。でも中身はそんなに面白くない。最初の方は当たり前すぎて、後ろの方は難しいのとどっちでもいいよというのが多かった。印象に残っているのは、ブザーの仕組み。電流が流れるとスイッチが電磁石に吸い付けられて上がる。そうすると電流が切れてスイッチが下がる。これが「パラドックス」を実用したものだと言われると、面白い。
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いかに自分が強弁・詭弁を使っていたかが理解できるし、いかに社会に強弁・詭弁がまかり通っているかわかる。少しむずかしい記述もあるが、言っていることは論理を追えば理解できる。 構成は非常に論理的。まずは強弁をいくつかの型に分けて説明する。言いたいことだけ言い続ける小児型、社会のほと...
いかに自分が強弁・詭弁を使っていたかが理解できるし、いかに社会に強弁・詭弁がまかり通っているかわかる。少しむずかしい記述もあるが、言っていることは論理を追えば理解できる。 構成は非常に論理的。まずは強弁をいくつかの型に分けて説明する。言いたいことだけ言い続ける小児型、社会のほとんどは中間にあるにもかかわらず100か0かで判断する二分法、細かいことを指摘してアラ探しをする相殺法などである。 詭弁はさらにたちが悪い気がする。強弁がシンプルな犯罪だとするならば、詭弁はペテンやそそのかしのようなものだからだ。絶対的や相対的など、賢そうに聞こえるが実は意味する内容がほとんどない単語に注意せよという指摘は、非常に役立つ。私は今海外の大学院にいるが、アカデミズムにはこの傾向が特に強い。賢い研究者の論文はやはり読みやすく簡単なことが多いのだ。それはいかにそれ意外の論文に詭弁が用いられているかを示しているかということだ。こうした論文だけは書くまいと反面教師にしてきた私にとっては背中を押された気分になったし、気持ちがさらに引き締まる。使いたい気持ちもわかるからだ。 結局、本書で一番大切なメッセージは、実体を見つめよということであるように思う。不要な形容詞、副詞に眼を取られずに、枝葉に眼を取られずに、本当に大切な意味されている部分を読み取ることが情報へのリテラシーとして重要だということだろうと思う。これは、全ての行動原理にも繋がる。意味のない行動を省略していくだけで、生産性が上がると思われる。アウトプットを増やすより、無駄なアウトプットを削除して必要なものの質を上げることが重要なのだ。 この本を読んで、頭をつかって考えるようになった。様々な言説を目にした時、これは本当に正しいと言えるのだろうかと論理的に、批判的に眺める力がついたと思う。収穫の大きい本だった。
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詭弁・強弁という言葉をキーワードにして、論理学の初歩についていろいろと教えてくれている。 細かく分けて、詳しく説明しているし、ところどころで頭の体操的な論理クイズや、具体例を示しているので、どうにかこうにか最後まで楽しくついていくことができた。 ……が、理解できているかどうかは...
詭弁・強弁という言葉をキーワードにして、論理学の初歩についていろいろと教えてくれている。 細かく分けて、詳しく説明しているし、ところどころで頭の体操的な論理クイズや、具体例を示しているので、どうにかこうにか最後まで楽しくついていくことができた。 ……が、理解できているかどうかは別問題です。
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新書ものは、やはり内容が専門的だ 今回の強弁、詭弁…と言われる言葉の使い方 コミュニケーションが必要な世の中において、クレイムなどの対応を考えるときに必要な知識だと思う。 なんとか、足掛け2年かかって、ようやく読了!
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