徳川家康 華厳の巻(12) の商品レビュー
「政治と宗教」という…
「政治と宗教」という項目のところで、秀吉がキリスト教に難色を示したところがあって、僕もひどく共感できました。15
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家康は天下の平和の為…
家康は天下の平和の為に堪忍の決意をした。家康の決意により天下は豊臣秀吉の下で急速に統一に向かうが、その一方で豊臣家内部、周辺に新たな争いの芽が生まれつつある。乱世の中に治世の英雄が生まれ、治まるかと思えば乱れる。ああ無常。
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秀吉は朝日姫につづき、生母大政所も人質として家康の元に送り込み、義弟として家康の上洛を実現させた。そこで秀吉の陣羽織を所望したいと家康が言ったのはドラマ等で有名なお話。 東の憂いがなくなった秀吉は九州征伐へ行くが、その前にお茶々に手をつけちゃう。 家康は駿府城に入って東を睨む。 ...
秀吉は朝日姫につづき、生母大政所も人質として家康の元に送り込み、義弟として家康の上洛を実現させた。そこで秀吉の陣羽織を所望したいと家康が言ったのはドラマ等で有名なお話。 東の憂いがなくなった秀吉は九州征伐へ行くが、その前にお茶々に手をつけちゃう。 家康は駿府城に入って東を睨む。 最後は本田正信と茶屋四郎次郎の間がきな臭い。
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朝日が輿入れし、それに会うという名目で大政所も岡崎へ下ってきたため家康もついに大坂へ。3万の軍勢を引き連れての上洛となった。対面は平和裡に終わり、秀吉は九州征伐へ。そこで切支丹に怖れを抱き、禁制へと動いていく。茶々は秀吉の側室となり、堺衆と秀吉とで思惑のずれが生じ、といった話も。
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家康と秀吉の頭脳戦に手に汗握る。 この巻では、合戦が一度も出てこない。 だが、頭脳戦で読み込ませてくれる。 静の家康。 動の秀吉。 戦の無い世にしたいという、思いは同じ。 この巻を読んだ自分の印象では、家康の方が一枚上手なのではないか。
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秀吉の九州征伐が話の中心で、このあたりから切支丹が絡み始める。 家康が登場したのは4割程度。 ただ、「家康の無心」の話は参考になる。
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家康と秀吉の心理戦。 これはずっと続くのであろう。 本多正信、少しずつ存在感を増してきたか。これからどうなるか。 徳川家はいろいろあるがますます家臣との結びつきは強固に、豊臣家は、人材いないね。
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山岡荘八著の「徳川家康」の12巻・華厳の巻きが読み終わった。 丁度、全24巻の半分まで来た。 本巻は秀吉の妹朝日姫を正室に迎えた家康が上洛するという話。 その後、秀吉は九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。 本巻の最後の茶屋弥四郎次郎と本多正信のやり取りを読んで、 何と...
山岡荘八著の「徳川家康」の12巻・華厳の巻きが読み終わった。 丁度、全24巻の半分まで来た。 本巻は秀吉の妹朝日姫を正室に迎えた家康が上洛するという話。 その後、秀吉は九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。 本巻の最後の茶屋弥四郎次郎と本多正信のやり取りを読んで、 何と正信は用心深いというか、疑り深いというかと思った。 また家康の家臣が正信を嫌っていたのは知っていたが、 茶屋までが正信のことを嫌っていたというのは知らなかった。 歴史小説を読むと、いい言葉や話がある。 本作品では、鳥居彦右衛門元忠がその祖父・伊賀守忠吉の言葉として、 息子・新太郎に度々聞かせている言葉で、次のようなものがあった。 「武人の勝負はその時々よりも平素にある。平素に油断がないのが一番の心構え。」 「家風というのは一代にして成らぬもの。厳しく普段に培えよ。」 また、家康が亡き築山殿とのことを回想して、次のよう言葉がある。 「相手の申し分が正しければ正しいほどに怒りを掻き立てられる。正しいことは、 時には少しも人間を幸せにはせぬものであった。」 なかなか感慨深い言葉である。
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大権現様が様々な女性の生き様を堪え忍ぶ12巻。 秀吉との陣羽織問答の後、九州征伐が行われ、 「王の挽歌」と「夏草の賦」のクライマックスがあったはずだが、 我等が大権現様はほとんど関与していないので、 島津義久は出てくるが、大友宗麟も長曾我部元親も出てこない。 徳川から見れば彼等...
大権現様が様々な女性の生き様を堪え忍ぶ12巻。 秀吉との陣羽織問答の後、九州征伐が行われ、 「王の挽歌」と「夏草の賦」のクライマックスがあったはずだが、 我等が大権現様はほとんど関与していないので、 島津義久は出てくるが、大友宗麟も長曾我部元親も出てこない。 徳川から見れば彼等はその程度の存在なのだろう。 で、代わりに茶々や細川ガラシャ、お愛の方等、 様々な女性の生き様が中心に語られる。 お愛の方の生き様は偉大である。流石は正一位。
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渋っていた上洛を決行。天下平安のために秀吉に華を持たせる。秀吉九州征討の間に着実に東を固め始める。三河気質に珍しい本多正信の台頭。しかし、出世を望んで策を弄する者は、躓きを予感させる。12.9.29
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