1,800円以上の注文で送料無料

考える技術・書く技術 〔正〕 の商品レビュー

3.5

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

どのような点に注意し…

どのような点に注意して本を読み進めるべきかなどの読書法のの紹介や、相手にうまく理解してもらうための文章の構成方法など、さまざまな場面で応用できる方法が紹介してあった。情報過多といわれる時代において読むべき価値のある本であると思う。

文庫OFF

良い論文やレポートを…

良い論文やレポートを書くための実践的方法を解説。

文庫OFF

いかに考え、それを表…

いかに考え、それを表現するかは今にはじまったことではなく永遠の課題である。

文庫OFF

2023/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・・・性、・・・的、いつも、みんな、どうせ、いっそが多い文章に良い文章はない。これも物事を常に批判的に見て、頭の中で相対化を行い続けた先で見つけた法則性なのだろう(「性」と「的」が両立する誠に良い文章である)。 文章のパートのエッセンスは共感と権威とリズム。特にリズム、文章全体の読みやすさには気を使いたい。 名文には名文たる所以があるのだ。 まさしく、学者でない、一般人に向けた書く技術の教科書だ。こっちの評価が特に高い。

Posted byブクログ

2023/07/29

古い本ですが言わずもがな名著です。 大学や仕事での知的生産術、レポートなどにも使えます。 特に情報の整理術や読書の仕方は目から鱗でした。

Posted byブクログ

2022/08/02

1973年出版で、著者は板坂元氏。シンプルなタイトル。 総じて現代社会に通じる普遍的な要素=本質が書かれていると感じました。 目次を見るだけで、中身を知りたくなります。 ①頭のウォームアップ ②視点 ③読書 ④資料整理 ⑤文房具 ⑥発想 ⑦説得 ⑧文章 ⑨構成 ⑩仕上げ 実...

1973年出版で、著者は板坂元氏。シンプルなタイトル。 総じて現代社会に通じる普遍的な要素=本質が書かれていると感じました。 目次を見るだけで、中身を知りたくなります。 ①頭のウォームアップ ②視点 ③読書 ④資料整理 ⑤文房具 ⑥発想 ⑦説得 ⑧文章 ⑨構成 ⑩仕上げ 実際に読んでみて、考えること、そして、書くことにおいて 「技術」を身につけることの大切さを感じました。 ポイントなのは、「考える」が先だということ。 冒頭、「頭の良さとは」という問いかけがあります。 ペーパーテストで良い点数を取ることはもちろん大事ですが、この本で言われているのは「型を見つけることの大切さ」。 ・型をとらえて、それに対して適切な処置をすること(P24) ・頭がよいとか悪いとかということも、型を早く見つけるかどうか、また型をたくさん持っているかどうかの差に換算できることが多い。(P24) そして、型をとらえることができたら、それによって見つけた「法則性」を、関連する事象と結びつける。それのトレーニングを積むことで脳が使われる。 トレーニング次第で頭はよくなると言われると、勇気づけられます。 その一方で、「型にはまった考え方から離脱するために心身を訓練すること」(P123)の重要性も説いています。そのことを、板坂氏は「バンカラ」という言葉を用いています。 これまでの経験や習慣のみを基盤にして、自分は物事の本質を理解しているという思い込みに陥ってしまわないよう警鐘も鳴らしています。 努力をすれば、優等生になれる確率は高い。 けれでも、「受け身」の知識・教養だけでは、8割止まりになるといいます。 人生の九八パーセントまでは、これまでの社会によって作り上げられた文化・考え方の積み重ねであろう。そして、個々人が勝負をするのは、けっきょく、残りの二パーセントのところなのである。(P 125) その「二パーセント」に必要な要素を、板坂氏は「大胆な挑戦」と表現しています。 そこに模範解答はないからこそ、自分が感じる課題に対して確立されたルールを突破していくことも最後は求められるのだと感じました。 ここまでは「考え方」の技術において印象的だったこと。 次は、「書き方」の技術において興味深かったことです。 前述の「バンカラ」という言葉に加えて、「情動」も心に残ったワードでした。 どういう文章が読み手の心を捉えるのかというと、「相手の情動を刺激するもの」(P134) そのために、「飽きが来ないように、かつ適度に相手の精神集中をうながすように、緩急をつけることが必要」(P134)とのこと。そのために必要な要素として、 ・ことばづかいや話の内容や、その他いろいろな技術で読者との対話の場をつくりだすこと(P 142) ・相手に理解し同調してもらえること(=情動的)(P131) が、挙げられていました。 具体的な技術として、数字を使う(数量化 P151)、読者が集中して読める文字数を意識する(三枚主義 P153)、リズム(具体と抽象の変化 P156)とか。 そして最後の「仕上げ」には、心構えが書かれています。 誠実、情熱、努力という言葉は、そのまま見るとありきたりで薄っぺらく思えてしまうけど、この本のまとめとしてみると説得力があります。 そして、 ・「知っていることと知らないことをはっきり区別すること」(P200) ・自分の見解や発見を発表するときは、自他の境界線をはっきり示す(P201) ・自他と公私を区別すること(P202) ただ無知で「知らない」のと、その分野である程度精通しているけど「知らない」とは別物ですよね。 い板坂氏は、「自信がなければ知らないといいにくい」と言っていますが、その通りだと思いました。 最後に、板坂氏が面白いのは日本離れをしていること。執筆時点で、海外生活を15年以上送っているとのことでした。外の世界を知っているからこそ、見える景色、紡げる言葉がある方なのではと思いました。 この『考える技術・書く技術 』は、物事を考えるうえでの指南書として、手元に置いておきたいと思う一冊です。

Posted byブクログ

2021/08/15

HowTo本ではなく、教養本 同時代の他の本に載っていることが多い。 技術を学びたいだけなら、Ⅵ章以降をさっと読むだけで足りる。

Posted byブクログ

2020/08/29

約50年前の本だけど読みやすい文章だった。 当時から情報が氾濫しており、その中からいかに必要な情報を取捨選択するかが必要だといわれていたのは興味深かった。 仕方のないことだが、情報の整理方法等かなりアナログで現代であればもう少し工夫の余地はあるのかなと感じた。

Posted byブクログ

2019/12/31

著者の発想法・読書法・文章術などをまとめた本です。 著者自身の体験に基づくノウハウ集ですが、あまり体系化された叙述になっておらず、その点にすこし読みにくさを感じてしまいました。また、これはしかたがないことではありますが、どうしても古くなったところが目についてしまいます。 文章...

著者の発想法・読書法・文章術などをまとめた本です。 著者自身の体験に基づくノウハウ集ですが、あまり体系化された叙述になっておらず、その点にすこし読みにくさを感じてしまいました。また、これはしかたがないことではありますが、どうしても古くなったところが目についてしまいます。 文章の書き方について述べられている箇所は参考になりました。対句をならべていくと文章にリズムが生まれて効果的であるものの、英語の参考書では対句の使用は平板で古臭い文章になるから避けるほうがよいと書かれているとあります。また、説得の方法として「だきこめ」「なめられるな」「のせろ」という三か条があげられているのも、なるほどと思いながら読みました。

Posted byブクログ

2018/11/04

・ブレーンストーミング読書…週末20冊ほどジャンルの違う雑誌を買い込み、表紙から裏表紙まで飛ばさないで読みとおす(眺める)。面白い記事は読む。2日間ぐらいかけて終わった時には新しいアイディアが生まれている ・つなぎことばを用いて、全体の流れを切らないように配慮する。「しかしながら...

・ブレーンストーミング読書…週末20冊ほどジャンルの違う雑誌を買い込み、表紙から裏表紙まで飛ばさないで読みとおす(眺める)。面白い記事は読む。2日間ぐらいかけて終わった時には新しいアイディアが生まれている ・つなぎことばを用いて、全体の流れを切らないように配慮する。「しかしながら」「ところで」「つぎに」「これに反して」「このように考えてくると」

Posted byブクログ