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日本を創った12人(後編) の商品レビュー

3.9

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

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2012/02/14

金築 道弘 さん推薦 「前編は聖徳太子や信長ですが、後編は石田梅岩、大久保、渋沢、マッカーサー、松下幸之助と、確かに成る程♪と、思う自分のアイデンティティーの源泉を感じたりします」

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2011/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

12人の人物に対してよく調査し、日本に与えた影響を見出していると思います。列伝形式になってるので読みやすいです。 目から鱗な本!

Posted byブクログ

2011/10/30

後編は今の縦割り・官僚制度を構築した話がメインなので、ちょっと"日本人スゲー的"な爽快な展開は無く。ただ、「生産性度外視しても働くことは良いことだ」「人の見えないところまで仕事をするのが評価できる」という風土を構築した石田梅吉氏の話は、メーカーと関わる仕事をし...

後編は今の縦割り・官僚制度を構築した話がメインなので、ちょっと"日本人スゲー的"な爽快な展開は無く。ただ、「生産性度外視しても働くことは良いことだ」「人の見えないところまで仕事をするのが評価できる」という風土を構築した石田梅吉氏の話は、メーカーと関わる仕事をしているため非常に参考になった。外国人にも(英語が達者になれば)紹介したいなと。

Posted byブクログ

2011/02/16

★★★★= 80点~100点 = I like it! 今日に至るまでの日本に大きな影響を与えた偉人のお話です。 こんな人に特にオススメ ・近代史を改めて勉強したい人 以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。 内容 ・石田梅岩 ・大久保利通 ・渋沢栄一...

★★★★= 80点~100点 = I like it! 今日に至るまでの日本に大きな影響を与えた偉人のお話です。 こんな人に特にオススメ ・近代史を改めて勉強したい人 以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。 内容 ・石田梅岩 ・大久保利通 ・渋沢栄一 ・マッカーサー ・池田勇人 ・松下幸之助 それぞれの偉人が 後の日本社会にいかに影響を与えたかを 堺屋太一が語ります。 感想  後編も前編に劣らない面白さです。    学生のとき、あまり授業でも取り上げられなかったせいもあり、  近代史をほとんど知らない私は、  池田勇人の話に興味を引かれました。    安保闘争の後、首相となり、  所得倍増計画により国民の関心を外交から経済成長へシフトさせ、  かつ、計画を実現させる礎を作った、という話です。  世情を捉え、進むべき道を示し、  計画を実現させた手腕は見事で、読んでいてワクワクしました。       前編、後編を通じて本書を読んで感じたのは、  (当たり前の話ですが)  今の社会は歴史の積み重ねにより作られてきたということです。  そして、私が社会の一部であるということは、  私は既に歴史の一部なのです。  本書の偉人達の周りには、  実際に汗をかいて社会を動かした無名の人たちが多く存在したわけで、  偉人にはなれなくても、  私も歴史づくりに参加していることを自覚して、  生きていこうと思いました。

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2011/02/11

後編は 石田梅岩 大久保利通 渋沢栄一 マッカーサー 池田勇人 松下幸之助 を紹介しています。

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2011/04/28

2010/11/30 読了。 現在の日本人が持っている価値観は、歴史上の時々の政府の政策や、圧倒的な存在感をもつカリスマの思想に大きく影響を受けているということ。 明治、昭和からの伝統を見直し、長期的なビジョンをもって日本を変えていく時期なのかもしれない。

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2010/09/09

・石田梅岩 精錬で勤勉な精神を説き、「勤勉と倹約」と言う町人哲学をうみだした。 日本人の美意識や倫理観などに深い影響。 大阪夏の陣から元禄時代まで80年間成長が続いた。 ・大久保利通 明治政府の中核で官僚制度を作った。 イギリスは消費者主権で自由競争の実験をした。ドイツはそ...

・石田梅岩 精錬で勤勉な精神を説き、「勤勉と倹約」と言う町人哲学をうみだした。 日本人の美意識や倫理観などに深い影響。 大阪夏の陣から元禄時代まで80年間成長が続いた。 ・大久保利通 明治政府の中核で官僚制度を作った。 イギリスは消費者主権で自由競争の実験をした。ドイツはその結果を見て よかったものだけを取り入れて工業化すれば無駄がない。これを導入。 →官僚依存主義と愚民思想と規制強化 ・渋沢栄一 日本の近代的な産業のほとんど全てを興した。 「財界」という塊を作った。 日本的協調主義の生みの親。 岩崎弥太郎は対照的な個人主義者。 会社はひとりで持つべきものではなく、皆が資本金を出し合って 創設する合本主義であるべき。 ・マッカーサー エリート意識と自己顕示欲の強さ。 「あるべきアメリカ」を日本に押し付け。 家族制度の破壊。日本人の倫理観と美意識を買え、 家族制度や地域構造を改めた。官僚制度は打ち破れず。 効率と平等と安全を錦の御旗に。 ・池田勇人 「所得倍増計画」経済的に豊かになったが、地域の過密過疎が生まれた。 公害問題も。 金権体質・政官財の癒着。 ・松下幸之助 こつこつ努力して所得番付け一位になったのが国民の共感を得た。 哲学者としえtの言動も大きな影響力。 優れた技術開発者だったが、それいじょうに人間関係や 組織者としての天才清華勝っていた。 終身雇用を始めた。 「幸せを売る商売」「会社人間のすすめ」

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2010/05/29

上巻に続き。 人物は石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー、池田勇人、松下幸之介。 それぞれ。 ・諸行すなわち人生修行という哲学を民衆に広めた。この結果、細部にこだわりを持つことや、仕事の丁寧さが生産者の人格を表すことなどの考えが普及。 ・良いものを生産する為には海外の高度...

上巻に続き。 人物は石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー、池田勇人、松下幸之介。 それぞれ。 ・諸行すなわち人生修行という哲学を民衆に広めた。この結果、細部にこだわりを持つことや、仕事の丁寧さが生産者の人格を表すことなどの考えが普及。 ・良いものを生産する為には海外の高度な技術が必要、最終的には国のレベルをあげるために、海外の助けを借りる。官僚主導で海外の技術を広める、その先導となったのがこの人。官僚主導で作られた装備で西郷隆盛らの反乱を抑えたため、この強さが決定的になった。 ・日本の会社の動きの元を創った ・この人の考える理想の国を創ろうとした。しかし日本人の気質等から思うようには行かず。 ・国民の目を経済一点に集中させた政治を行った。 ・人を中心にした日本的雇用の先駆け 通して感じたのは、日本人の要領の良さ、頭の柔らかさ等。 目線を変えると違う世界が見えるのかも知れない。

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2010/05/25

歴史本2冊目 近代の日本が中心になっている中で、気になった言葉が 「官僚制度」 日本の発展に不可欠であったと同時に、さらなる発展への弊害にもなりうるもの。 現代に合わせるなら、今まで制度を改め、自由競争をしてお互い切磋琢磨しながら発展していくほうが良いと思う。 官僚が旧体質を...

歴史本2冊目 近代の日本が中心になっている中で、気になった言葉が 「官僚制度」 日本の発展に不可欠であったと同時に、さらなる発展への弊害にもなりうるもの。 現代に合わせるなら、今まで制度を改め、自由競争をしてお互い切磋琢磨しながら発展していくほうが良いと思う。 官僚が旧体質を一新して、変化の早い組織になったらそれはそれでおもしろいとも思う。 この本のなかで、一番残っているのは「マッカーサー」 名前は聞いたことあるけど、実際何をした人かわからなかった。 主に行ったことは3つ。 財閥解体、農地改革、労働組合の確立。 さらには、今までの日本の思想を否定し、新しい思想に変えていった。大和魂など、昔から大事にされていたものをまた改めて学び、生かしていくことが大切だと感じる。

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2010/03/18

現代日本に残る大きな影響を与えた人物12人を紹介。といっても友人にもらったものなので前編を読んではいないんですが。 それにしても着眼点がおもしろい。異論はあるかもだけど。後編とゆうことで6人が紹介されているんだけども、その六人とゆうのが石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー...

現代日本に残る大きな影響を与えた人物12人を紹介。といっても友人にもらったものなので前編を読んではいないんですが。 それにしても着眼点がおもしろい。異論はあるかもだけど。後編とゆうことで6人が紹介されているんだけども、その六人とゆうのが石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー、池田隼人、松下幸之助。おれ的には全然ぴんとこない人たちなんですけども、これを読むといかに彼らが現代日本人の思考や社会のありかたに影響を与えたかがわかる。 例えば未だに日本人の思考に影響を残すとしている石門心学。勤勉が美徳になり、細かいところにこだわる日本のハイクオリティハイコストな性向も石門心学によるところがでかいと。 それから統制により経済を著しく発展させ今は弊害となっている官僚システムをドイツにならって構築した大久保利通。 「財界」などを組織し、政官業の癒着体制ができるきっかけを作った渋沢栄一。 強い思い込みで日本を改造しようとしたマッカーサー。日本の地方自治が育たなかったことについてはまだ議論のしようもあるが。彼がもたらした結果の平等や安全重視、数値・物量崇拝。 所得倍増計画を打ち出し、国民の目を経済に集中させた池田隼人。国民の規格化。彼によって自民党政権の安定性が高まった。他の内閣が外交で一仕事しようとする傾向の指摘がおもしろい。 この本がPHP文庫出版というのもあるんだろうけど、ここに挙げられた人物の中でもっとも甘口だったのが松下幸之助。偉い経営者像をつくり、多くの人が大志ではなく共通の小さな夢を抱くようになったとゆう。 経済学部を経て通産省で働いた経歴があるためか経済学的な視点がとてもおもしろい。江戸時代の景気とか。

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