悪役レスラーは笑う の商品レビュー
プロレスとナショナリズムというテーマは面白い。 でも書きたいことを書くために素材にナショナリズムを背負わせているように感じる。 ほとんどすべてが曖昧な記憶を基にした推測だし。 無自覚は罪だけど自覚も免罪符にはならない。推測と書いとけばいいってもんじゃない。 正義と悪を演じながら...
プロレスとナショナリズムというテーマは面白い。 でも書きたいことを書くために素材にナショナリズムを背負わせているように感じる。 ほとんどすべてが曖昧な記憶を基にした推測だし。 無自覚は罪だけど自覚も免罪符にはならない。推測と書いとけばいいってもんじゃない。 正義と悪を演じながらその位置は容易に入れ替わる。演技であると同時に本気でもある。 そんな曖昧さや二面性をプロレスの魅力だと書くけれど、曖昧さなんて見る気がありさえすればどこにでも見つかるもので、それをもって奥深さの証明とすることなどできない。 それにしても悪役を本気で憎み攻撃するファンの話を読むと、フィクションと現実の区別がつかないのは昭和の三次元も同じじゃねえかと思うよ。
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岡村という人はグレート東郷というキャラに消されてしまったのか 「悪い日本人」のステレオタイプだけが残った
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プロレス好きに向けたエッセイではなく、社会的な視点から「プロレス」という土壌を見たルポといった印象。 このジャンルは不得手で全く知識もないが、読みやすく興味深い内容のように思う。 ショービズの世界はいつも好奇の目にさらされて、そしてその実は見ている側は何も理解できていないんだな...
プロレス好きに向けたエッセイではなく、社会的な視点から「プロレス」という土壌を見たルポといった印象。 このジャンルは不得手で全く知識もないが、読みやすく興味深い内容のように思う。 ショービズの世界はいつも好奇の目にさらされて、そしてその実は見ている側は何も理解できていないんだなあと、うわべだけでも熱狂してしまう何かがあるんだということを改めて感じた。これは、プロレスだけではなくって、いろんなことに対していえることなんじゃないでしょうか。
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