絵のない絵本 の商品レビュー
ある時はヨーロッパの…
ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼にのって、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ宝石箱のような名作です。
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わたしは、貧しい絵描…
わたしは、貧しい絵描き。友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月さまが声をかけてくれた……。ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼にのって、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。短い...
わたしは、貧しい絵描き。友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月さまが声をかけてくれた……。ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼にのって、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる、宝石箱のような名作。
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短い物語の中に優しい…
短い物語の中に優しい感情と明るいユーモアが詰め込まれています。アンデルセンの代表的作品です。いろんな話がありますが飽きがきません。
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表題のとおり、絵はあ…
表題のとおり、絵はありませんが、読むと映像が「絵本」のように脳裏に浮かんできます。アンデルセンならではの技法であり、大人でも楽しめます。
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一夜の様々な光景を、月が貧しい若者に語りかける。 それらは美しく心に響く。題に沿った影絵が各話に添えられていて味わい深い。
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著者が旅で見た自然、動植物、街の路地、市井の人、特に子どもを月の眼を借りて抒情的に語る。月は天上にあり、くまなく見守る神の代理のごとく神々しい。2021.4.21
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アンデルセンの「絵のない絵本」 今から約150年前に書かれた本。 アンデルセンといえば「みにくいアヒルの子」や「マッチ売りの少女」 儚き悲しみ。 そして美しい。
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大好きな詩人、作家の斉藤倫さんが、今月「えのないえほん」という新刊を出すと知り、これは読んでみなければと、ようやく手に取りました。 美しい文章。お話しだけど、詩のよう。そして美しい翻訳。 いろんな版がありますが、岩波のこの文庫は初版が1953年。古めかしくてこむずかしいところも...
大好きな詩人、作家の斉藤倫さんが、今月「えのないえほん」という新刊を出すと知り、これは読んでみなければと、ようやく手に取りました。 美しい文章。お話しだけど、詩のよう。そして美しい翻訳。 いろんな版がありますが、岩波のこの文庫は初版が1953年。古めかしくてこむずかしいところもあるけれど、品のある、美しい日本語の表現が心地良いのです。 2014年までに73刷も刷られています。 貧しい絵描きの少年のところに、毎晩のように月がやってきて、眺めて来た地上の出来事、営みを語る。三十三夜の美しい詩のような物語。 美しい女性の生涯、子どもたち。家族、恋人、過去の栄光。それになんでもない日々の出来事までも、月が語ると美しく輝きます。 十六夜の、道化が美しいコロンビーナに恋するあまり、最後まで道化を貫くお話しは私のお気に入り。 三十一夜は、熊つかいの家族のおはなし。ある晩、熊公が悪気なく屋根裏部屋のこどもたちのところへやってきて、兵隊ごっこをして遊んでしまうおはなし。ユーモアもあり、最後はどうだったのかしらとどきっとさせられるところもあります。 最後の三十三夜も本当に素敵、月は子どもたちがだいすきなのです。ある家の5人の兄弟姉妹の様子、一番小さな子の眠る前の主の祈りがすばらしく可愛らしいラスト。しあわせな気持ちでページを閉じることができます。 いつも手元に置いて、時々読み返したいものです。 さて、斉藤倫さんの「えのないえほん」は、みにくいけものとおんなのこの物語とのこと。どんな素敵なお話しに出会えるのかと、待ち遠しいばかりです。
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表紙書きから ~月は毎晩やってきて、自分が空の上から見た、いろいろな国のいろいろな人に起ったできごとを、あれこれと話してくれた~淡く美しい物語~ あとがきから 月の語る一つ一つの物語は真珠のように完全で、全体は万華鏡のように多彩で美しい 情景を思い浮かべることができる絵のない絵...
表紙書きから ~月は毎晩やってきて、自分が空の上から見た、いろいろな国のいろいろな人に起ったできごとを、あれこれと話してくれた~淡く美しい物語~ あとがきから 月の語る一つ一つの物語は真珠のように完全で、全体は万華鏡のように多彩で美しい 情景を思い浮かべることができる絵のない絵本 いろいろな国のいろいろな時代を、本当に美しい万華鏡を観ているような感覚で読める素敵な絵本だと思いました。 第三十一夜 熊と兵隊ごっこをするお話し 第三十三夜(最後の一話) 小さな妹がとなえる「主の祈り」のお話し が好きです^^*
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寂しい絵描きと月の物語。快い話をする月に耳を傾ける絵描き、その話は古今東西に及ぶ。 1つの話はどれも簡潔で読みやすい。子供らしい可愛らしさや儚い女が印象的だった。月が話すという幻想的な光景が美しい。 月が一番寂しいんだろうと思った。
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