イプセン 人形の家 の商品レビュー
自分の人生とは何か?…
自分の人生とは何か?愛くるしい妻として生きながら、自分の存在価値を見出し、そして、自我に生きる道を選んだ主人公ノラの心の葛藤とは?
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「あたしは,何よりも…
「あたしは,何よりもまず人間よ」ノーラは夫にそう言いおいて家を出ます。ノルウェーの戯曲家イプセンは,この愛と結婚についての物語のなかで,自分自身が何者なのかをまず確かめるのが人間の務めではないか?と問いかけるます。
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夫に隠していた秘密が…
夫に隠していた秘密がばれた途端、妻のそれまでの心配事を引き受けるどころか、罪人扱いをしてしまう夫。妻の自立を妨げ、人形のように飾っておきたい夫に対して、それまでわがままで世間知らずだった妻ノーラが自立の決意をします。女性にとっての神聖な義務とは、妻であり母であることなのでしょうか...
夫に隠していた秘密がばれた途端、妻のそれまでの心配事を引き受けるどころか、罪人扱いをしてしまう夫。妻の自立を妨げ、人形のように飾っておきたい夫に対して、それまでわがままで世間知らずだった妻ノーラが自立の決意をします。女性にとっての神聖な義務とは、妻であり母であることなのでしょうか?
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自分は人形のように可…
自分は人形のように可愛がられているだけだ、と自我に目覚めて家を飛び出したノラ。日本の近代史や近代文学を学ぶにあたっても読んでおくと良い本です。
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当時は新風だった主人…
当時は新風だった主人公の生き方。今では、身近に聞く話になってしまった感がある。
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イプセンの代表作となった戯曲
1879年に発表、イプセンの代表作となった戯曲。社会劇の名作としても名高い。弁護士ヘルメルとノラは仲睦まじい夫婦だったが、ある事件がふたりの関係を突き崩す。『人形の家』……重い意味を持つタイトルだ。
yoko
人間が自分の人間性を理解していない、つまり「自分自身が何者なのか」を理解していない事の典型であり、ノーラ自身はそうでありたくはなく、「自分自身が何者なのか」を理解するためにラストの行動をとる。
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中学生くらいの時に読んだ記憶があるもののあまり記憶になく再読。あの時代にこの作品が評価されたということに、少し驚く。そして今でもこれは考えさせられる。まだ、ちゃんと消化できていない。イプセン、恐ろしや。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女性解放運動の先駆けとなった偉大な小説である、という理解はしていた。 だが、令和のいま読んでみると、どっちもどっちの夫婦だなという印象。 ノラは夫が自分を人形のようにしか愛していないと感じて家を出る決意をしたが、ノラだって自分の望むように自分を愛してくれない夫を愛せずさっさと見限ったんだから夫だけを悪者にできるのか?自分を愛してくれる都合のいい男だから好きと思い込んでいたノラも同罪では。 ノラの夫と子どもに対する責任よりも自分に対する責任があるというのは、幼い子ども3人に対してはただの無責任で、自分と子どもを一緒に教育していくべきだったと思う。
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『人形の家』は、ノルウェー出身のイプセンにより、1879年に出版および初演された戯曲。夏目漱石や太宰治など、いろいろな文豪に引用されていて、以前から気になっていたので読んでみました。 ノーラは、年明けに弁護士から銀行の頭取になることが決まっている夫と、可愛い3人の子供たちとクリ...
『人形の家』は、ノルウェー出身のイプセンにより、1879年に出版および初演された戯曲。夏目漱石や太宰治など、いろいろな文豪に引用されていて、以前から気になっていたので読んでみました。 ノーラは、年明けに弁護士から銀行の頭取になることが決まっている夫と、可愛い3人の子供たちとクリスマスを迎えるのを楽しみにしていました。しかし、彼女はある重大な秘密を抱えており、それに関わる人物が家に訪ねてきて気が気でなくなります…。 タイトルから内容が想像つかなかったですが、ラスト15ページの怒涛の展開で「人形の家」の意味が明らかに。終盤の夫が見せた掌を返すような態度で、妻は気づいてしまった訳ですが、何もかも放擲して飛び出して行くのは展開が急すぎかな。人間扱い云々とありますが、この時代で外に飛び出しても、一度気づいてしまった疑問は違った形の不満となって覆い被さってくるような気がして、ノーラが不憫な気がしてならなかったですね。 追記 : 書いていてふと、エスター&ジェリー・ヒックス『サラとソロモン』の「ある場所や状況の中に悪いことがあるからという理由でそこを去るなら、次の場所に行っても、ほとんど同じことが起こるってことなんだ。」というセリフを思い出しました。ノーラに幸あらんことを。
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