韓非子(第2冊) の商品レビュー
現代目線で読むのにいちばんの読みどころかも ●マネジメントなお話 (用人 第二十七) 人主、成し難きを立てて、及ばざるを罪すれば、則ち私怨生ず。人臣、長ずる所を失いて、給し難きに奉ずれば、則ち伏怨結ばる。 労苦にも撫順せず、憂悲にも哀憐せず、喜べば則ち小人を誉めて、賢も不...
現代目線で読むのにいちばんの読みどころかも ●マネジメントなお話 (用人 第二十七) 人主、成し難きを立てて、及ばざるを罪すれば、則ち私怨生ず。人臣、長ずる所を失いて、給し難きに奉ずれば、則ち伏怨結ばる。 労苦にも撫順せず、憂悲にも哀憐せず、喜べば則ち小人を誉めて、賢も不肖も倶に賞せられ、怒れば則ち君子を謗りて、伯夷と盗跖とをして倶に辱せしむ。 故に、主に叛く者有り。 ●まずは運だよ、能力なんか3番目だよ、なお話 (功名 第二十八) 明君の功を立て名を成す所以の者は四あり。一に曰く、天時。二に曰く、人心。三に曰く、技能。四に曰く、勢位。 天時に背けば、十堯と雖も冬に一穂を生ずること能わず。人心に逆らえば、賁・育と雖も、人力を尽くすこと能わず。故に天時を得れば、則ち務めずして自ずから生じ、人心を得れば、則ち趣(うなが)さずして自ずから勤め、技能に因れば、則ち急にせずして自ずから疾く、勢位を得れば、則ち進めずして名成る。 水の流るるが若く、船の浮かぶが若し。自然の道を守りて、窮する毋きの令を行う、故に明主と曰う。
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第二冊は老子と政治的な説話集。老子と韓非子は対局にあるようでいて、孔子のような、上古の聖王を、理想とする上から目線の教条主義ではない、人間に根ざしているという点では同じ目線なのかも知れない。 その上で、様々な政治的処世術に関する説話が満載されている。技術や文化、人権意識の芽生え...
第二冊は老子と政治的な説話集。老子と韓非子は対局にあるようでいて、孔子のような、上古の聖王を、理想とする上から目線の教条主義ではない、人間に根ざしているという点では同じ目線なのかも知れない。 その上で、様々な政治的処世術に関する説話が満載されている。技術や文化、人権意識の芽生えなど、数千年で変わったところも多い一方、功利的な人間の本質は変わらないことがよくわかる内容となっている。
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第二冊には、『韓非子』全55篇のうち解老 第二十から内儲説 下 六微 第三十一までの12篇を収録。解老篇は『老子』のもっとも古い解説である。説林篇からは、たくさんの説話が収録された説話集となっている。
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韓非子の第二冊。 解説書まででよかったかも。秩序を守ることが絶対であり、信賞必罰・上下関係の絶対が繰り返し、繰り返し述べられている。くどいくらいに。しかし、当時のことを察するに、当然といえば当然かもしれない。戒めとして印象に残ったのは以下の箇所。 「世の君主は、自分で尭のような聖...
韓非子の第二冊。 解説書まででよかったかも。秩序を守ることが絶対であり、信賞必罰・上下関係の絶対が繰り返し、繰り返し述べられている。くどいくらいに。しかし、当時のことを察するに、当然といえば当然かもしれない。戒めとして印象に残ったのは以下の箇所。 「世の君主は、自分で尭のような聖君になろうと努めることもしないで、そのくせ臣下にむかっては伍子胥のような忠君になれと責めたてる。これは、殷の人々がすっかり比干のような忠君になることを望むものである。人々がすっかり比干のようになれば、君主は天下を失うことがなく、人民も安全であろうが、臣下の実権をよく考えないでいると、斉の田成のように主君を脅かすものもあらわれてくる。それなのに、ただ臣下のみがすっかり比干のようになることだけを願っているのでは、国は少しも安泰にならない。尭や舜のような立派な君主を廃して、桀や紂のような暴君を立てていると、人々は自分の長所をのばして楽しみ、短所を改めて反省するということができなくなる。人々が長所をのばせないと国家の功績はあがらず、短所を改められないと民は生きていることを楽しまない。国家の功績があがらない状態で、生きていることを楽しまない民を統治していくというのは、とても一般大衆に対して行なえることではない。そんなことでは、上の者も下を使うことはできず、下の者も上に仕えることをしないであろう。」
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韓非子を読むと アホやなぁと思うようなシーンがたくさん出てきます。 楚王などの王さえも、アホやなぁと思います。 その数々のエピソードを読んでいると でも、そのアホなのが人間なんやなぁ という思いに至ります。 時が経っても同じ愚行を何千年と繰り返してきているわけで。...
韓非子を読むと アホやなぁと思うようなシーンがたくさん出てきます。 楚王などの王さえも、アホやなぁと思います。 その数々のエピソードを読んでいると でも、そのアホなのが人間なんやなぁ という思いに至ります。 時が経っても同じ愚行を何千年と繰り返してきているわけで。 人間はアホなんやから そんな中でも過去の人間の生と死をもってして築いてきた教材があるわけなので すこしでも今に活かすことができたら それだけで素晴らしいことやと思います。 そこに「自分の経験」からだけでなく 「他人の経験」を本で学ぶ価値があるのではないかと思います。 また 古典は時代の淘汰を生き残ってきた良書であり 人間の本質をえぐるようなことを書き連ねてありますので 今の時代の価値観からして良いとか悪いとか そんなことは全く関係なしに書かれているところが また面白いです。 特にこの韓非子に関しては 今まで起こってきた人間の在りようを しかも今の現代では考えられないようなことも平然と行われてきたことに 衝撃を受けるような本です。
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儒教好きで韓非子を読んでて「?」と思ったところがあったけど、ようやく?の理由がわかった。 この人は老子の考え方に基づいてる部分があると思われる。だから、論語などの儒教から入った私からすると「何か引っかかりを感じて気持ち悪い」ことが書かれていたのか。 個人的に韓非は好きなので、これ...
儒教好きで韓非子を読んでて「?」と思ったところがあったけど、ようやく?の理由がわかった。 この人は老子の考え方に基づいてる部分があると思われる。だから、論語などの儒教から入った私からすると「何か引っかかりを感じて気持ち悪い」ことが書かれていたのか。 個人的に韓非は好きなので、これからも読み続けます。
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書き出しは、老子についての記述から。仁義礼について、あとは道理について書いている。 そのあと、繰り返し、賞と罰の重要性について書いている。気づいたのは、法家思想とか性悪説とかいうと罰のイメージが強いが、賞の大事さについてもよく書いている。 加えて、誰しもが得ることが可能な賞と、...
書き出しは、老子についての記述から。仁義礼について、あとは道理について書いている。 そのあと、繰り返し、賞と罰の重要性について書いている。気づいたのは、法家思想とか性悪説とかいうと罰のイメージが強いが、賞の大事さについてもよく書いている。 加えて、誰しもが得ることが可能な賞と、誰しもが防ぐことが可能な罰が大事と書いている。 あと、好き嫌いを悟られてはいけないと。悟られる→その通りに臣下が動く→法を守らなくなる、から。 どういう賞罰を立てるか、についても書いてある。 この時代に、すでに、こんなにも数多くの賞罰に関する事例があることに、驚きを感じる。
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*オフィス樋口Booksの記事と重複しています。アドレス;http://books-officehiguchi.com/archives/3885141.html これらの本の構成は、漢文(原文)→書き下し文→口語訳の順で各段ごとにつけている。 中国の法思想・政治思想の本であ...
*オフィス樋口Booksの記事と重複しています。アドレス;http://books-officehiguchi.com/archives/3885141.html これらの本の構成は、漢文(原文)→書き下し文→口語訳の順で各段ごとにつけている。 中国の法思想・政治思想の本であるが、読者自身が韓非子の思想を身近な具体例がないので、ピンとこないし、自ら考えなければならないので、初学者向けとは言えない。今後の研究方針として、政治思想の研究で、これらの本と私の専門分野との往復をしながら研究を進めたい。
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安定しているうちが維持しやすい。兆しの現れないうちが処置しやすい。 小を見るを明という これを打ち破りたいと思えば、必ずしばらくこれを助けてやれ。これを奪い取りたいと思えば、必ずしばらくこれに与えてやれ その知らざるところに至りては、老馬と蟻とを師とするをはばからず お前...
安定しているうちが維持しやすい。兆しの現れないうちが処置しやすい。 小を見るを明という これを打ち破りたいと思えば、必ずしばらくこれを助けてやれ。これを奪い取りたいと思えば、必ずしばらくこれに与えてやれ その知らざるところに至りては、老馬と蟻とを師とするをはばからず お前さんたちの長所はあっても、それが役に立たない国に行ったのでは、生活に困らないようにと望んだところで、とても無理な話だろう 賢明な君主は誰にでも獲得できるような賞を定め、だれにでも避けられるような罰を設ける。 事を挙げて患い無きは、堯も得ざるなり(事業を行なってなんの心配もないというのは、堯でさえありえないことだ) 紛らわしいことを告げ、偽りの仕事をさせて、試す 事が起こって利益のある場合は、その利益を受けているものが事の中心となっているのだ。害がある場合は、必ずその反対側を見てよく調べることだ。
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