アリストテレース詩学 ホラーティウス詩論 の商品レビュー
アリストテレス『詩学』はストーリー・テリングの基本中の基本が記されている。一躍、ベストセラー小説『薔薇の名前』で紹介された書物としても有名になった。 この本を読んだ後にまずすべきことは、歴代の傑作戯曲を読むことだと思う。例えば、シェイクスピアやソフォクレスなどだ。未読だが、フラン...
アリストテレス『詩学』はストーリー・テリングの基本中の基本が記されている。一躍、ベストセラー小説『薔薇の名前』で紹介された書物としても有名になった。 この本を読んだ後にまずすべきことは、歴代の傑作戯曲を読むことだと思う。例えば、シェイクスピアやソフォクレスなどだ。未読だが、フランス古典主義作家の作品も詩学の影響があるらしい。 良質な脚本・戯曲には意識的・無意識的にせよ、この詩学のエッセンスが組み込まれているのではないだろうか? つまり、物語の基本原則は既に太古に確立されていた。
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2300年も前のものとは思えない。現代小説のについて言及されたものだとしても決しておかしくない。現代の視点からすれば多少ずれているところはあるにしても、それでもここで述べられていることの大半は現代の小説や評論、詩など多くの文章にそのまま当てはまるんじゃないかと思う。それだけギリシ...
2300年も前のものとは思えない。現代小説のについて言及されたものだとしても決しておかしくない。現代の視点からすれば多少ずれているところはあるにしても、それでもここで述べられていることの大半は現代の小説や評論、詩など多くの文章にそのまま当てはまるんじゃないかと思う。それだけギリシアの文化が完成させれたと言えるし、人間て進歩してない、とも言えるかもしれない。 プロはわからないけれど、素人だったらこれを読む前と読んだあとでは文章の書き方は変わるんじゃないだろうか。それくらいに、どんな文章を書くにしても、この本から得るものは多いと思う。
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ギリシャ時代の悲劇について解説しているが、ここに書かれている理念は現在の文学や演劇にも通じるように思う。
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紀元前、ギリシアの時代に、こんなにも素晴らしい芸術論が出来上がっていたとは! 悲劇とは、感情の浄化(カタルシス)を達するものである。 など、芸術の根本原理を体系化した。
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