判断力批判(上) の商品レビュー
カントの3大批判書の…
カントの3大批判書の最後の書です。本書のテーマは「人間は何を望んでいいのか?」です。カントは理性と悟性の中間能力たる<判断力>の分析を通じて自然の合目的性の概念と普遍的な快の感情の発見に到達し、自然界と自由界の橋渡しを可能にするこの原理を確認して壮大な批判哲学の体系を完成させます...
カントの3大批判書の最後の書です。本書のテーマは「人間は何を望んでいいのか?」です。カントは理性と悟性の中間能力たる<判断力>の分析を通じて自然の合目的性の概念と普遍的な快の感情の発見に到達し、自然界と自由界の橋渡しを可能にするこの原理を確認して壮大な批判哲学の体系を完成させます。
文庫OFF
悟性・理性・判断力・適意・快適・趣味判断といった術語を整理しながらきちんと読み直したい。美はアプリオリ、普遍的!
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第三批判と称される、1790年に公刊されたカントによる趣味論。上級認識能力のうち判断力についてはKrVで若干言及するにとどまっていたカントが、趣味批判を通じて判断力のアプリオリな原理として「主観的合目的性」を提示する。ゲーテやシラーもこの書によって啓発されたと述べ、またこれを政治...
第三批判と称される、1790年に公刊されたカントによる趣味論。上級認識能力のうち判断力についてはKrVで若干言及するにとどまっていたカントが、趣味批判を通じて判断力のアプリオリな原理として「主観的合目的性」を提示する。ゲーテやシラーもこの書によって啓発されたと述べ、またこれを政治哲学の書として読み解くという解釈もあるなど、未だにアクチュアリティを失っていない著作である。
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目次 序論 Ⅰ哲学の分類について Ⅱ哲学一般の領域について Ⅲ哲学の二部門を結合して一個の全体とする手段としての判断力批判について Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ 第一部 美学的判断力の批判 第一篇 美学的判断力の分析論 第一章 美の分析論 第二章 崇高の分...
目次 序論 Ⅰ哲学の分類について Ⅱ哲学一般の領域について Ⅲ哲学の二部門を結合して一個の全体とする手段としての判断力批判について Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ 第一部 美学的判断力の批判 第一篇 美学的判断力の分析論 第一章 美の分析論 第二章 崇高の分析論 第二篇 美的判断力の弁証論
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眠れない夜、強めのお酒をあおり、これを読み始めると ほぼ確実に眠れる。本棚から外せない一冊。
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岩波文庫では一度杯盤になり、ここ最近再版されget!「実践理性批判」でなくこの本に拘ったのは「美」でございます故。(上・下)
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