資本論(1) の商品レビュー
価値には交換価値と使用価値が存在する。 交換価値は労働時間で表される。 交換価値が同一のものが交換される。 交換価値を表す物差しになるのが貨幣。 貨幣は貴金属、特に金。 流通の中では剰余価値は生まれない。 労働者は自由を失わない範囲で自分を売る。 貨幣所有者は、労働者に前貸しで労...
価値には交換価値と使用価値が存在する。 交換価値は労働時間で表される。 交換価値が同一のものが交換される。 交換価値を表す物差しになるのが貨幣。 貨幣は貴金属、特に金。 流通の中では剰余価値は生まれない。 労働者は自由を失わない範囲で自分を売る。 貨幣所有者は、労働者に前貸しで労働を買う。
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同じことを何度もコネコネ言っている感じで話が進まない。この難解な文章は一般人には軽々と理解させんぞ!ということなのか。読むのに時間がかかる割に理解できることや得るものが少ないので、わかりやすく解説したほかの本を読んだ方が効率が良いと思った。解説本である程度理解を進めてから全巻読破...
同じことを何度もコネコネ言っている感じで話が進まない。この難解な文章は一般人には軽々と理解させんぞ!ということなのか。読むのに時間がかかる割に理解できることや得るものが少ないので、わかりやすく解説したほかの本を読んだ方が効率が良いと思った。解説本である程度理解を進めてから全巻読破したい。
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これを読むとアリストテレスのすごさが分かる。とりあえず1〜3まで分からなくてもいいから黙って読めと言われているので、読む、非常に面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アダムスミス,リカードの経済理論から,イギリスの経済を分析して体系を作りなおしたもの。 膨大な理論で,難解なところもある。 ヘーゲルの哲学との関係はうまく読み込めなかった。 時間,主体を捨象したマクロ経済学的側面を持ちながら,ミクロ経済学的論理を展開しているように読める。
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「20世紀最大の思想家」とも云われるマルクスの主著。 基本的には「経済学批判」の続きであり、改めて何かをいうことはない。ただマルクスの碩学さには恐れいる限りで、経済学に限らず哲学や文学、はては自然科学に至るまでのあらゆる文献から引用し、説を進めて行く。貨幣には様々な「手段(蓄蔵・...
「20世紀最大の思想家」とも云われるマルクスの主著。 基本的には「経済学批判」の続きであり、改めて何かをいうことはない。ただマルクスの碩学さには恐れいる限りで、経済学に限らず哲学や文学、はては自然科学に至るまでのあらゆる文献から引用し、説を進めて行く。貨幣には様々な「手段(蓄蔵・支払etc)があるが、私が知る限りはマルクスがはじめて紹介しているようだ。 ともかく、これは読み物としても面白いというのは分かる。ペダンディックともいえる文章の書きかたは、読むものを惹きつける。
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貧富の差は自己疎外により拡大再生産される。 資本主義社会では、持てる者は更に持ち物を増やし、持たざる者は更に持ち物を失う。 この理由を「疎外」概念で説明した。 これはとても明晰な分析だと思う。 働く、否働かざるを得なくなる、というのは、その非自主性故に、 心も体も懐も貧しくな...
貧富の差は自己疎外により拡大再生産される。 資本主義社会では、持てる者は更に持ち物を増やし、持たざる者は更に持ち物を失う。 この理由を「疎外」概念で説明した。 これはとても明晰な分析だと思う。 働く、否働かざるを得なくなる、というのは、その非自主性故に、 心も体も懐も貧しくなってしまうのだ。 これについては、アリストテレースも言っていた。 「だから真っ当な市民は政治以外の場面で働いちゃダメなんだよ。生活の為に働くのは奴隷だけで良いんだよ。」 つまり、資本主義下で働く者は、本質的には資本家の奴隷なのだ。つまり、自由を身代とされた金の奴隷なのだ。 何か暗い話になりそうですが、ここで素敵な助け船が登場。 バタイユは言う「ある時点に達すると、拡張の利息は逆の利息、すなわち奢侈のそれによって相殺される。」。 稼ぎすぎるとマイナスになるくらい吐きださなくちゃいけなくなるよ、と。 つまり、富を独占しちゃうと革命を起こされちゃうよ、と。 あ、マルクスと同じだ。 (でも、ココから私有財産否定にまで跳んでしまったのは、マルクス痛恨のミスだろうなぁ。。)
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どっち道、経済学は間違っているのだから、釈迦力で読む必要はない。俗に、16頁までは読まれないと言われている。著者の生きた時代の資本主義社会がどうだったかという点と、マルクス主義の経典の一つとして読む価値はある。読んだら自慢しよう、「俺は資本論を読んだんだぜ!」と。但し、気力・体力...
どっち道、経済学は間違っているのだから、釈迦力で読む必要はない。俗に、16頁までは読まれないと言われている。著者の生きた時代の資本主義社会がどうだったかという点と、マルクス主義の経典の一つとして読む価値はある。読んだら自慢しよう、「俺は資本論を読んだんだぜ!」と。但し、気力・体力の充実してる時に限る。大著なので大変疲れるから!
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長い割に、話が進まない印象を持ちました。それだけ、細かい所を読解できなかったのかもしれません。経済学の概論とか原論とかで学ぶことが書いてあります。経済学を学びたい高校生なんかは目を通してみるといいかもしれません。思想的な意味も持っているでしょうが、そこはよくわかりませんでした。
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難しい。 様々な分野の様々な著作に現れるカール・マルクスという名。 その名を不動のものにした名著である。 しかし、難しいのでこれを読む必要は無い。 他の平易に内容を纏めたものをお奨めする。 マルクスは資本主義が崩壊すると予言した。 先に宣言しておく、マルクスの...
難しい。 様々な分野の様々な著作に現れるカール・マルクスという名。 その名を不動のものにした名著である。 しかし、難しいのでこれを読む必要は無い。 他の平易に内容を纏めたものをお奨めする。 マルクスは資本主義が崩壊すると予言した。 先に宣言しておく、マルクスの予言は的中する。 しかし、それがいつのことだかはわからない。 人間がこれでいいと思うまで、資本主義は機能し続ける。 この男の名が聞こえなくなる日は恐らくは来ないだろう。
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金融危機以来、読み直されている方が多い本です。 読書なれもしてなくて、 知識もあまりない私には少々ハードでした。 知的体力がいります。 いわゆる私の父親より少々上の 世代の方々がよく読まれていたとの ことですがすごいと思います。 社会科学の学術書やマルクスの著書に あまり触れた...
金融危機以来、読み直されている方が多い本です。 読書なれもしてなくて、 知識もあまりない私には少々ハードでした。 知的体力がいります。 いわゆる私の父親より少々上の 世代の方々がよく読まれていたとの ことですがすごいと思います。 社会科学の学術書やマルクスの著書に あまり触れた経験がない 方はエッセンス本や解説本や 漫画を経てからこちら挑戦するほうがよさそうです。 全くといって消化できていませんが、 商品、貨幣、流通、資本や労働について 私にとって新しいというか、 今まですることもなかった根本的な考え方が あるのだなと思いました。 もう一度挑戦したいです。 また全部で9巻あるので、挫折しないよう頑張ります。
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