空想より科学へ の商品レビュー
いまや世界資本主義はドイツの国境を乗り越えて大きくなっている。 ユートピアの考え方は19世紀の社会主義思想を久しい間支配し、部分的には今もなお支配している。 プロレタリアートとブルジョアジーの階級闘争は一方で大工業が他方で新たな獲得されたブルジョアジーの政治的支配が発展するにした...
いまや世界資本主義はドイツの国境を乗り越えて大きくなっている。 ユートピアの考え方は19世紀の社会主義思想を久しい間支配し、部分的には今もなお支配している。 プロレタリアートとブルジョアジーの階級闘争は一方で大工業が他方で新たな獲得されたブルジョアジーの政治的支配が発展するにしたがって、ヨーロッパの先進諸国の全面に表れてきた。 社会主義的生産と資本主義的取得との間の矛盾はいまや、プロレタリアートとブルジョアジーとの対立となって、明白に表れてきたのである。 プロレタリアートが国家権力を掌握すると、それがまず生産手段を国有にするのかである。
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共産党宣言よりも、資本論よりも、ずっと多く読まれているマルクス主義の代表的な文献ということです。この本で共産主義がひろがったんですか??調べてみないと。確かに、この本を読むと、なんというか昂揚感があるわけです。ダイナミックな歴史と時代の胎動を感じさせるというか。
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元々がパンフレットだったらしくて、かなりわかりやすいです。なるほどなーという感じ。でも、やっぱり理想的過ぎるなあ、という感じ。まあ、それは社会理念全般に共通することなのかも知れないけど。
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ずっと前に読んだので忘れた。 ただ「科学的」と題されるほど科学的でなかったような気がする。社会科学一般にいえることだが、過度な図式主義は特殊性を無視、あるいは排除しかねない。具体的、個別的、経験的な視野を失わず、修正を施しながら進まなくっちゃね(はぁと)。
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難解なマルクスの文章とは対照的に、エンゲルスの文章はかなりわかりやすい。どちらも一応労働者向けとして作られたのではあるが、エンゲルスの方がより一般向けではある。 社会主義の歴史的発展を述べた本。エンゲルス著ではあるが、その言説はほぼマルクスの影響を受けている。
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