近代日本思想案内 の商品レビュー
たまたま出て来たので登録。 高校生の頃に読んだ本。1999年出版だというから、出版後すぐくらいに読んだわけか。 この本で、いろいろな人名や書名、雑誌名、思想の流れを覚えたものだ。懐かしい一冊。
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・大学の授業の教科書として。普段は絶対手に取らないであろう種類の本を読むいい機会になった ・自分が思想家を全然知らないことに絶望した。この本に出てきた思想家たちは、常識として覚えておきたい
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日本近代史の泰斗による入門書。包括的に扱われている良書であるが、包括的に過ぎるので、ある程度の前提知識や関心がないと親しみづらいような気もする。また、保守や復古思想への踏み込みが弱いのも、今の研究状況からすると物足りない点ではある(紙幅を考えるとない物ねだりではあるけれど…)。 ...
日本近代史の泰斗による入門書。包括的に扱われている良書であるが、包括的に過ぎるので、ある程度の前提知識や関心がないと親しみづらいような気もする。また、保守や復古思想への踏み込みが弱いのも、今の研究状況からすると物足りない点ではある(紙幅を考えるとない物ねだりではあるけれど…)。 鹿野氏の仕事に触れる順番としては、『大正デモクラシーの底流』や『日本近代化の思想』からの方が良いだろう。
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やや左寄りの記述内容だし、20年前の本のせいか少々古さもある。その辺を割り引いて読むなら、ですます調で読みやすく書いてはあるので、入門書としては悪くないのかもしれない。
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植木枝盛は、「民権自由論」を著したほか、日本国国憲案を作成し、主権在民と基本的人権の保障を明文化した。中江兆民は、強兵に代わる道義をもってする国際関係のあり方を提示し、小国として独立を保持する途を主張した。 マッカーサーは、女性の解放をはじめとする人権確保の五大改革を日本政府に...
植木枝盛は、「民権自由論」を著したほか、日本国国憲案を作成し、主権在民と基本的人権の保障を明文化した。中江兆民は、強兵に代わる道義をもってする国際関係のあり方を提示し、小国として独立を保持する途を主張した。 マッカーサーは、女性の解放をはじめとする人権確保の五大改革を日本政府に要求した。 社会主義は、日露戦争後に片山を中心とする議会主義と、幸徳をリーダーとする直接行動派に分化した。
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明治から昭和初期までのメジャーな思想家とその著作が紹介される。章ごとに人物と著作がカテゴライズされているので教科書的で読み返しやすい。「国体論」「社会主義」「戦中から戦後へ」の章を目的に読んだが、普段は自分の目に触れることの少ない当時の「科学思想」「民俗思想」「フェミニズム」など...
明治から昭和初期までのメジャーな思想家とその著作が紹介される。章ごとに人物と著作がカテゴライズされているので教科書的で読み返しやすい。「国体論」「社会主義」「戦中から戦後へ」の章を目的に読んだが、普段は自分の目に触れることの少ない当時の「科学思想」「民俗思想」「フェミニズム」などが網羅されており、戦前の広範な思想的豊穣さを垣間見ることができる。 この本に重みを感じる理由は、三木清や戸坂潤の終戦前後の獄死、北一輝や幸徳秋水の刑死、大杉栄の虐殺など、個々の思想の発露が個々人の生死に関わっていたからだ。付論として「言論法規」の章があるが、現代の表現の自由のありがたみを思い知る。 どこかでも引用されたのを見た伊丹万作の言葉、 「だまされていたといって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度もだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである」。 なんど聞いてもまったく反論の余地のない言葉だと改めて思う。
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明治以降の政治の道筋を眺めたとき、どうしてもある「感情」が先に立ちます。明治維新では多くの「英雄」の言動がまず目につきます。大正モダニズムが「かっこよい」と思われます。昭和は軍部の独走と決め付けられてしまいがちです。 でも、なぜ現在のこのような日本「システム」が出来上がったのか...
明治以降の政治の道筋を眺めたとき、どうしてもある「感情」が先に立ちます。明治維新では多くの「英雄」の言動がまず目につきます。大正モダニズムが「かっこよい」と思われます。昭和は軍部の独走と決め付けられてしまいがちです。 でも、なぜ現在のこのような日本「システム」が出来上がったのか、そこがよくわかりませんでした。「政治が悪い」と多くの国民が思っているのに、なぜそれがまかり通るのか。 そこに明確な視点を与えてくれるのがこの本です。 日本の「近代」全体を先入観なく見せてくれる好著です。
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