出家とその弟子 の商品レビュー
親鸞を中心に、人々の苦しみと救いを描く。あくまでフィクション。 「知識が殖えても心の眼は明るくならぬでな。」(103頁) 「信心には証拠はありません。証拠を求むるなら信じているのではありません。」(104頁) 「しかし若い時には若い心で生きて行くよりないのだ。若さを振り翳し...
親鸞を中心に、人々の苦しみと救いを描く。あくまでフィクション。 「知識が殖えても心の眼は明るくならぬでな。」(103頁) 「信心には証拠はありません。証拠を求むるなら信じているのではありません。」(104頁) 「しかし若い時には若い心で生きて行くよりないのだ。若さを振り翳して運命に向うのだよ。」(135頁) 「聖なる恋は他人を愛することによって深くなるようなものでなくてはならない。逢って下さいと恋人がいって来る。自分も飛んでいきたいほどに逢いたい。けれど今日は朋輩が病気で臥ていて自分が看護してやらねばならない時にはどうするか?朋輩をほって置いて夢中になって遇いに行くのが普通の恋だ。その時その朋輩を看護するために逢いたさを忍び、また逢おうといって来た恋人も、では今日来ないで看護してあげて下さいといって、その忍耐と犠牲とによって、自分らの恋はより尊いものになったと思い、後では淋しさに堪えかねて、泣いて恋人のために祈るようならば聖なる恋といってもいい。そのとき逢わなかったことは、恋を薄いものにしないで、かえって強い、たしかなものにするだろう。それが祝福というものだ。」(232頁)
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善悪の問題や、人生において正しく生きるとは、といった命題が、親鸞と弟子のあいだで、哲学的かつ信仰的な問答が行われます。 師である親鸞自身も悩みながら 答えを導き出そうとしている姿勢がとても良かったです。 そしてラストのラストまで 信仰とはどういう事なのか考えさせられる内容でと...
善悪の問題や、人生において正しく生きるとは、といった命題が、親鸞と弟子のあいだで、哲学的かつ信仰的な問答が行われます。 師である親鸞自身も悩みながら 答えを導き出そうとしている姿勢がとても良かったです。 そしてラストのラストまで 信仰とはどういう事なのか考えさせられる内容でとても面白かったです。 ただひたすら身に起こる事を受け入れ、仏(神)を信じて祈りを捧げる、他力本願の本質が少しでも理解出来た気がしました。 とても26歳の時に書いた作品とは思えない!
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設定は史実と合わないけれど、そして、戯曲を読むのははじめてでしたが、とても面白いです。すべてお預け申して、祈り、ですね。祈り、の概念は、浄土門系の書物では、私はここではじめて合いましたが、よかったです。
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信心には一切の証は無い。 面白かった。古い言葉が多いし脚本調だったのもあって、最初は中々進まなかったけど、半分くらいまでいくと一気に読めた。 親鸞がいいこと言いすぎて困る。 そして登場人物全員涙もろ過ぎる。 左衛門が改心するのではなくその息子の若松が親鸞に弟子入りする設定が...
信心には一切の証は無い。 面白かった。古い言葉が多いし脚本調だったのもあって、最初は中々進まなかったけど、半分くらいまでいくと一気に読めた。 親鸞がいいこと言いすぎて困る。 そして登場人物全員涙もろ過ぎる。 左衛門が改心するのではなくその息子の若松が親鸞に弟子入りする設定が良かった。 仏でも恋はするのか。
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親鸞の教えを独創的に解釈。キリスト教の味付け。ロマン・ロランが感動してフランス語版の序文を書いたという。他力本願、悪人正機、 古い本かつ戯曲で、読みにくいと思ったが、実際はスルスルと読めて面白い。 ・信心に証拠はない。証拠を求めるのは信じているとは言わない。 ・南無阿弥陀仏、...
親鸞の教えを独創的に解釈。キリスト教の味付け。ロマン・ロランが感動してフランス語版の序文を書いたという。他力本願、悪人正機、 古い本かつ戯曲で、読みにくいと思ったが、実際はスルスルと読めて面白い。 ・信心に証拠はない。証拠を求めるのは信じているとは言わない。 ・南無阿弥陀仏、愛しなさい、許しなさい、悲しみを耐え忍びなさい、業の催しに苦しみなさい、運命を直視しなさい。 ・浄土門の信心は在家のままの信心。商人は商人、猟師は猟師のままの信心。 ・学のあるなしは信仰とは関係ない。悲しみと、愛とに感ずる心さえあれば。
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救い難い極悪人であると自覚して生きていく親鸞に共感。 ここまでストイックに信じることが出来るか、今、自分自身を試したい。
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初めて読んだのは高校生のときだった。圧倒されるような感動を覚えた本。その後も、何度か読み直しているんだけど、今回読んでみて、やはり心に食い込むものがありました。圧倒されるような・・というのとは違う印象になったんだけど、心洗われるような。それぞれの人物の想いがすごくすんなりと読者に...
初めて読んだのは高校生のときだった。圧倒されるような感動を覚えた本。その後も、何度か読み直しているんだけど、今回読んでみて、やはり心に食い込むものがありました。圧倒されるような・・というのとは違う印象になったんだけど、心洗われるような。それぞれの人物の想いがすごくすんなりと読者に伝わってくる。 ずれちゃうんだけど、ここのレビュー見てたら、カラマーゾフのゾシマ長老とアリョーシャみたいな。。というのがあって、この本を読む前に、またカラマーゾフを読み終えたところだったので、私ってこういう路線?がすごい好みなんだろうか。。とか思ってしまったー。こうなんていうか、ぐいぐいぐいぐいと突き詰めていく感じが好きなのかもー。
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心の葛藤の描き方が優れている。 カラマゾフの兄弟を思い起こさせる。 親鸞という人間像 そして 唯丹。 そこはかとなく人を愛することに徹する。 すべてを許すという立場は、 複雑な迷いと悩みのうえにあり、 超越しきっていないところが ステキだ。 善鸞という人間像 苦難の道を つね...
心の葛藤の描き方が優れている。 カラマゾフの兄弟を思い起こさせる。 親鸞という人間像 そして 唯丹。 そこはかとなく人を愛することに徹する。 すべてを許すという立場は、 複雑な迷いと悩みのうえにあり、 超越しきっていないところが ステキだ。 善鸞という人間像 苦難の道を つねに 意識しているかいないのかわからないが 選び、進もうとする。
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浄土真宗の祖である親鸞とその弟子である唯円の苦悩を軸に、人間が向き合わねばならない様々な業や哀しみやその救いを描いている。自分も読んでいて色々と考えてしまった。 唯円は純真な心を持った遊女に恋をし、仏法と恋との間で悩み苦しむ。師である親鸞も義絶した息子に対して葛藤を抱えている...
浄土真宗の祖である親鸞とその弟子である唯円の苦悩を軸に、人間が向き合わねばならない様々な業や哀しみやその救いを描いている。自分も読んでいて色々と考えてしまった。 唯円は純真な心を持った遊女に恋をし、仏法と恋との間で悩み苦しむ。師である親鸞も義絶した息子に対して葛藤を抱えている。この作品の親鸞は決して完全無欠な人物ではなく、非常に多くの悩みを抱えたひとりの人間として描かれている。それがこの作品を奥深いものにしている。 最近はビジネス書ばかり読んでいたから、たまにはこういう本も読みたい。
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親鸞の後半生を、弟子の唯円の視点から綴った戯曲。20世紀初頭にあって、浄土真宗の教えとキリスト教的慈愛と赦しとが通ずることを見抜いていた倉田百三の慧眼に感服します。 親鸞の教えは、とても純情です。 印象的だったのは恋愛に関する箇所。親鸞と唯円とのやりとりは、現代人の感覚でいえ...
親鸞の後半生を、弟子の唯円の視点から綴った戯曲。20世紀初頭にあって、浄土真宗の教えとキリスト教的慈愛と赦しとが通ずることを見抜いていた倉田百三の慧眼に感服します。 親鸞の教えは、とても純情です。 印象的だったのは恋愛に関する箇所。親鸞と唯円とのやりとりは、現代人の感覚でいえばウブだと思われるかもしれません。でも「何人も異性と関係を持った方が、経験値が上がる」とか「童貞乙www」なんてうそぶく人間よりも、親鸞や唯円はよほど愛について真剣で本質的なのだと思います。 ほんの200ページだけど、仕事や恋愛、親子関係や死など、言及されるテーマはとても広いです。まっすぐさ、純情さに胸を打たれました。
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