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対訳 ポー詩集 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2021/08/15

ポーの作品をとりあえず1つ読んでみようと思い、取ったのがこの作品でした。詩と言っても全く堅苦しいものではありませんでしたよ。むしろ小説のように楽しめるものばかりでしたね。

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2016/05/09

どんな理想も、どんな神秘も 裏をかえせば茶番である E・A・ポーはもちろんそのことを承知のうえで 幼い愛の歌を歌い また同じように恐怖と絶望を歌った ネバーモア、すべてうたかた

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2014/04/05

対訳なので、ポーの原詩を音読できるのが最大の利点。萩原朔太郎が『詩の原理』で、翻訳詩の不可能性を論じていて、その典型的な例としてポーの「大鴉」をあげている。後半のリフレイン"Nevermore"を日夏耿之介訳では「またとない」となっているが、これでは詩の本質と...

対訳なので、ポーの原詩を音読できるのが最大の利点。萩原朔太郎が『詩の原理』で、翻訳詩の不可能性を論じていて、その典型的な例としてポーの「大鴉」をあげている。後半のリフレイン"Nevermore"を日夏耿之介訳では「またとない」となっているが、これでは詩の本質としての韻律が生かされないとしている。まさにポーの詩は韻律こそが生命だ。また、この「大鴉」もそうだが、「アナベル・リー」にしても、彼の詩には強くネクロフィリアの匂いが付き纏う。すなわち、魂の律動と死の静寂が交錯するところにこそポーの詩の世界があるのだ。

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2013/05/26

予備知識がなく、てっきり古きアメリカの如き力強い文ばかりだと思ったら、全然そうじゃなく耽美的で悲しみや切なさや狂気を語る詩ばっかりだった。原文をネイティブに発音できたら、きっと音楽みたいな響きなんだろうなぁ。英語話せるようになりたい… 個人的に好きなのは「アナベル・リー」と「大...

予備知識がなく、てっきり古きアメリカの如き力強い文ばかりだと思ったら、全然そうじゃなく耽美的で悲しみや切なさや狂気を語る詩ばっかりだった。原文をネイティブに発音できたら、きっと音楽みたいな響きなんだろうなぁ。英語話せるようになりたい… 個人的に好きなのは「アナベル・リー」と「大鴉」。大鴉は名前だけ知ってたけど、こんな救いのない物語だったとは…。そういや映画のスパイダーマン1か2で主人公のピーターがコインランドリーで詩を読む場面があったけど、あれも印象的だったなぁ。今度機会があれば読んでみよう。

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2011/01/11

「アナベル・リー」は授業でやった。少し幼いような、悲しいような雰囲気がすごく好きだ。いくらでも裏読みできるのが楽しい。 他はどことなく似通った作品ばかりで、正直途中からだれてしまった。内容が難しすぎて理解が追いつかなかったのもある。 が、最後の「大鴉」は読んだ瞬間ドキリとした。長...

「アナベル・リー」は授業でやった。少し幼いような、悲しいような雰囲気がすごく好きだ。いくらでも裏読みできるのが楽しい。 他はどことなく似通った作品ばかりで、正直途中からだれてしまった。内容が難しすぎて理解が追いつかなかったのもある。 が、最後の「大鴉」は読んだ瞬間ドキリとした。長めの詩だから、読む前は「こんなの途中で飽きちゃいそう」と思っていたが、あっと言う間に読み終わった。同じ一語しか話さない大鴉の存在感が大きいと思った。威厳を感じた。 最後の終わり方も、余韻を残すような雰囲気がとても好きだった。

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2010/11/06

自分の心との対話が言葉にできたら、どんなに素晴らしいだろう。ポーの湧き出る感情が言葉になってほとばしる。しかし、心の闇と向き合う人の生は厳しいものなのだと感じる。心は大鴉となってあらわれ、Nevermoreと叫ぶのだ。

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2009/10/04

対訳という形式がまず好き。英語詩を読むのはまだ苦手なので。 ポーの詩は美しい。独特な韻の踏み方も面白い。なにより現代に至るまでありとあらゆる作家に影響を与え続けているポーの明敏な洞察は詩にも生きている。

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2009/10/04

対訳なのがいいよね。 ポーの詩の代表作は、と聞かれて「大鴉」より先に「アナベル・リィ」と答えてしまったのは私です。

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