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続・名画を見る眼 の商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

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2011/10/09

代表作を軸に、画家の意図や背景を解説している。 モネからモンドリアンまで、順に手法や主義を時代に沿って紹介。 好きな画家からあちこち読み出したが、歴史を踏まえた紹介順になっているので、始めから読んだ方が理解が深まったかも。 印象派からフォービズム、キュビズムを経て抽象絵画に至る...

代表作を軸に、画家の意図や背景を解説している。 モネからモンドリアンまで、順に手法や主義を時代に沿って紹介。 好きな画家からあちこち読み出したが、歴史を踏まえた紹介順になっているので、始めから読んだ方が理解が深まったかも。 印象派からフォービズム、キュビズムを経て抽象絵画に至るまでの画家の表現への苦労や試みが、わかりやすく時に詩的な文章で書かれている。 点描画はどうしてあの手法をとったのか。 セザンヌがキュビズムに与えた影響は。 カンディンスキーが抽象画に至った理由きっかけは。 今までの漠然とした情報が具体化して理解できた。

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2011/05/26

名画を見る高階さんの眼は、前著同様本書でも、美術本にありがちなカラーかつ豊富な図版方式ではなく、言語的分析アプローチを取っている。しかし、これが難しくない。さらりと読めて、名画たるゆえんが腑に落ちてしまう。そこがすごい。 発刊から約40年が経っているが、各作家の研究が進んでい...

名画を見る高階さんの眼は、前著同様本書でも、美術本にありがちなカラーかつ豊富な図版方式ではなく、言語的分析アプローチを取っている。しかし、これが難しくない。さらりと読めて、名画たるゆえんが腑に落ちてしまう。そこがすごい。 発刊から約40年が経っているが、各作家の研究が進んでいる今日でも、内容に色あせた部分がない。そこもすごい。 高階さんの著作を幾つか読んできて、その見識の身につけ方を探求したくなった。

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2011/05/12

[ 内容 ] 西洋美術鑑賞の懇切な手引として好評の『名画を見る眼』の続篇。 本書では、モネ以後の近代絵画の名作をとりあげて、その題材、表現方法、技術、歴史的・思想的背景などを解説する。 印象派・後期印象派をはじめm素朴派m立体派m表現主義などの諸潮流から抽象絵画まで、その精華を紹...

[ 内容 ] 西洋美術鑑賞の懇切な手引として好評の『名画を見る眼』の続篇。 本書では、モネ以後の近代絵画の名作をとりあげて、その題材、表現方法、技術、歴史的・思想的背景などを解説する。 印象派・後期印象派をはじめm素朴派m立体派m表現主義などの諸潮流から抽象絵画まで、その精華を紹介しつつ、豊かな美術の世界へと読者を導く。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/08/01

自分の知っている画家が多く書かれていたので、1に比べより読みやすかった。 モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、ロートレック、ルソー、ムンク、マティス、ピカソ、シャガール、カンディンスキー、モンドリアン これを読んでいるときにオルセー美術館展にいったんで、それ...

自分の知っている画家が多く書かれていたので、1に比べより読みやすかった。 モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、ロートレック、ルソー、ムンク、マティス、ピカソ、シャガール、カンディンスキー、モンドリアン これを読んでいるときにオルセー美術館展にいったんで、それぞれの作品の見方が少し以前と変わった。 全体をみて、細かい部分をみて、なぜこういう風に書いたんやろうかと考えるようになった。 そういうきっかけを与えてくれた本である。 また各作品の歴史的背景もかかれており、より興味がもてた。 やっぱりその作品がどういった状況で書かれたものなのか、知っているのと知らないのでは印象が全く違う。 また、再読したい一冊である。

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2018/08/23

前著「名画を見る眼」に続いて、19世紀後半から20世紀前半までの西洋絵画の驚くべき発展をたどる、14の作品紹介。 印象派の作品群は日本でも人気が高いが、キュビズム以降、特に抽象絵画になると「自分にはわからない世界」と言って敬遠する人が、まだまだ多いのではなかろうか。この本では「...

前著「名画を見る眼」に続いて、19世紀後半から20世紀前半までの西洋絵画の驚くべき発展をたどる、14の作品紹介。 印象派の作品群は日本でも人気が高いが、キュビズム以降、特に抽象絵画になると「自分にはわからない世界」と言って敬遠する人が、まだまだ多いのではなかろうか。この本では「抽象絵画といえども、決っして不意に生まれて来たものではない」との立場から、印象派からフォービズム、キュビズムを経て抽象に至るまでの道筋を、自然に、そしてなだらかにたどっていく。高階秀爾の筆にかかると、あのカンディンスキーやモンドリアンの抽象画が、何とも言えず魅力的なものに見えてくるから、不思議なものだ。

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2009/10/26

続編。印象派以降。抽象画って難しいと思っていたけれど、もしかしたら、色が素敵とか、なんだか棘々した形だなとか、そういうことを感じるだけでも十分鑑賞になるのかもしれない。だめかな。(070702)

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