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現象学 の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2021/05/27

現象学、理論としては納得されたけどまだ体感として納得できるレベルにまで理解しきれていない。でもはじめて学ぶのにはとてもよかった。

Posted byブクログ

2019/05/06
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最近、木田元の著書を連続して読んだので何となく分かったような気もするが、やはり専門用語を羅列されるとさっぱり理解できない。しかしながら、理解できないまでも生きていくのにほぼ意味がないような知的探求を味わうだけでも楽しい。質・量ともに薄っぺらい本を読むよりはよほど良い。

Posted byブクログ

2017/12/20
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現象学についてフッサールからハイデガーへの流れ、メルローポンティの思想が大まかに書かれてある。 哲学の歴史や一応の哲学的知識があまりないので読むのが難しかった。 メルローポンティは全体を一つという考え方でアフォーダンスに繋がっているような気がする。 最後の6ページは作者の現象学に対する期待と希望が現れていて感銘を受けた。 一部抜粋する。 「現象学とは、世界のなか、歴史のなかでのわれわれの経験に問いかけ、その意味を解読しようとする果てしない努力である。いいかえれば、(略)全体的経験の文脈のなかで個々の経験が何を言おうとしているのか、何を意味しようとしているのかを、不断に問いつづけようということである。」 さて、現象学やその他の哲学に社会的意味は必要なのかと疑問には思ったが。

Posted byブクログ

2017/11/29

フッサールからメルロ=ポンティに至る現象学の潮流をコンパクトに解説している本です。1970年に刊行されたやや古い本ですが、現象学の形成とその後の変容のおおまかな流れを把握するのに、現在でも十分に役立つ内容だと思います。 現象学はもちろんフッサールによって創始された哲学のひとつの...

フッサールからメルロ=ポンティに至る現象学の潮流をコンパクトに解説している本です。1970年に刊行されたやや古い本ですが、現象学の形成とその後の変容のおおまかな流れを把握するのに、現在でも十分に役立つ内容だと思います。 現象学はもちろんフッサールによって創始された哲学のひとつの潮流ですが、著者は「序章」で、「わたしは「フッサールの現象学」と「現象学的運動」を区別し、後者に焦点を合わせて考えてゆきたい」と述べています。また、「極端な言い方をすれば、フッサールの思索のすべてが現象学的だということにはならないし、現象学はフッサールの哲学に尽きるものではない」ともいいます。こうして本論では、中期の『イデーン』において達成された超越論的現象学の構想が、フッサールの晩年の思索の中でしだいに「厳密な学」としての性格を脱する方向へと舵を切られることになり、こうした流れがハイデガーやメルロ=ポンティによってさらに推し進められていったことが解説されています。 そのほか、サルトルの初期の現象学的心理学の構想や、メルロ=ポンティと構造主義との関係、チャン=デュク・タオによるマルクス主義の立場からの現象学批判など、現在の入門書では扱われることの少ない話題についても簡潔ながらも明晰に解説されています。

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2016/01/27

ハイデガーの存在論を理解する近道は、まずフッサールの現象学を勉強することだと思う。読後にそういう感想を持った。木田元は現象学の勘所を本当に丁寧に説いてくれている。

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2016/01/09

フッサールからハイデガー、サルトル、メルロポンティという現象学の系譜をたどった記述がなされながらも各者の思想が散りばめられており、筆者の現象学の理解の仕方がひしひしと感じられる。メルロポンティへの盲目的なまでの肯定は何故か。

Posted byブクログ

2015/10/28

他の入門本より少し難しい表現の多い内容ではあるものの、非常に精細な検証によってフッサール現象学からハイデッガー、サルトル、メルロ=ポンティの現象学を概説している。 特にメルロ=ポンティにおける検証では身体論への展開を論理立てて説明していて分かりやすい。思想だけでなく社会背景や生い...

他の入門本より少し難しい表現の多い内容ではあるものの、非常に精細な検証によってフッサール現象学からハイデッガー、サルトル、メルロ=ポンティの現象学を概説している。 特にメルロ=ポンティにおける検証では身体論への展開を論理立てて説明していて分かりやすい。思想だけでなく社会背景や生い立ちなども含めながら説明していて理解しやすい内容である。

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2012/12/29

1970年の刊行以来、ロングセラーとなっている現象学の入門書。(今でも読まれてるかしら?)フッサール,ハイデガー,サルトル,メルロ=ポンティに至るまで、読み易い文体で現象学の変遷を解説しています。

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2012/09/22

フッサールvsハイデッガー、サルトルvsメルロ・ポンティ。知の巨人たちの人間臭いドラマは思想の生成過程に直結する。哲学は人間からはなれてなどいない。読み手が勝手に先入見で離しているだけだ。などと考えるのもちょっとは現象学のおかげかもしれない。 テーブルの上のコップについてずっと話...

フッサールvsハイデッガー、サルトルvsメルロ・ポンティ。知の巨人たちの人間臭いドラマは思想の生成過程に直結する。哲学は人間からはなれてなどいない。読み手が勝手に先入見で離しているだけだ。などと考えるのもちょっとは現象学のおかげかもしれない。 テーブルの上のコップについてずっと話していられる。こういうのはとても性に合う。

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2011/05/13

[ 内容 ] 現象学は今日、哲学のみならず、人文・社会科学に広く影響を及ぼし、一つの大きな潮流をかたちづくっている。 本書は、現象学をフッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティといった哲学者の思想の展開のうちに生きた知的運動として位置づけ、「われわれにとって現象学はいかな...

[ 内容 ] 現象学は今日、哲学のみならず、人文・社会科学に広く影響を及ぼし、一つの大きな潮流をかたちづくっている。 本書は、現象学をフッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティといった哲学者の思想の展開のうちに生きた知的運動として位置づけ、「われわれにとって現象学はいかなる意味をもつか」を明らかにする。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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