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魔の山(上) の商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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思想が語られる作品は…

思想が語られる作品は読みづらいと感じる人も多いと思いますが、会話形式が多いので、意外と楽しめます。

文庫OFF

思想的な会話やストー…

思想的な会話やストーリーなので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

文庫OFF

魔の山で繰り広げられ…

魔の山で繰り広げられる様々な思想談義。退屈せずに読めれば通。

文庫OFF

2024/08/22

この小説は私にとって非常に大切な作品です。私の「十大小説」を選ぶとすれば『魔の山』は確実にその中に入ることでしょう。それほどこの作品は力強く、強烈なインパクトがあります。とにかくスケールの大きな作品です!

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2024/07/01

『100分de名著』を見て読み返すことにした。40年前以上に読んだ記憶はあるが、ほとんど覚えていなかった。 しかし、翻訳が悪すぎてストーリーが頭に入ってこない。小黒先生の話を聞いていたからかろうじて理解できた。まるで機械が翻訳したような直訳調、不自然な会話文。翻訳研究が進んでいな...

『100分de名著』を見て読み返すことにした。40年前以上に読んだ記憶はあるが、ほとんど覚えていなかった。 しかし、翻訳が悪すぎてストーリーが頭に入ってこない。小黒先生の話を聞いていたからかろうじて理解できた。まるで機械が翻訳したような直訳調、不自然な会話文。翻訳研究が進んでいなかった戦前に翻訳されたことを思えば致し方ないのかもしれないが、1988年の改訳ではいったい何を改めたのだろうか?すぐれた文学作品であるだけに残念。読み始めてしまったから下巻も読むしかないのだが、新潮文庫の高橋訳にすべきだったと後悔している。

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2024/05/27

100分で名著で現在説明されている。昔読んだような気がするが定かではない。結核患者の従兄に会いに病院に行ったところ自分も具合が悪くなり、そこに逗留するようになったところまでが上巻である。5章で病院の人々と自分がかかわっていくことが説明され、ここが上巻の半分ぐらいを占める。

Posted byブクログ

2024/05/22

出先のブックオフの220円コーナーで『ファウスト博士(下)』を買って読み始めたのだが、けっこうわかりにくい。やはり途中からではわからないことも多いのかと思うが、かといってもう(上)も(中)も新刊では売っていない。そんな中、地元のブックオフの220円コーナーで『魔の山(上)』を発見...

出先のブックオフの220円コーナーで『ファウスト博士(下)』を買って読み始めたのだが、けっこうわかりにくい。やはり途中からではわからないことも多いのかと思うが、かといってもう(上)も(中)も新刊では売っていない。そんな中、地元のブックオフの220円コーナーで『魔の山(上)』を発見したので買って読み始めてみたら、意外と面白く読めるではないの。うーむ。 なんとなくあらすじは知っていたけど、留まらなくてはいけなくなるのがわかるのが分厚い上巻の約半分くらい進んでから、というのが読んで初めて知ったびっくり。面白いのはあらすじではないし、(少なくともこの本に対しては)たいして重要でもない、ということがよくわかる。

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2023/07/11

1924年刊。スイス高原のサナトリウムで療養生活を送ることとなった、青年ハンス・カストルプの精神の軌跡。 20世紀三大小説家のひとり、との声もあるトーマス・マンの代表作。年配の某文学系YouTuberの方が、『魔の山』はトーマス・マンの中では亜流で『ブッデンブローク家』こそ正統...

1924年刊。スイス高原のサナトリウムで療養生活を送ることとなった、青年ハンス・カストルプの精神の軌跡。 20世紀三大小説家のひとり、との声もあるトーマス・マンの代表作。年配の某文学系YouTuberの方が、『魔の山』はトーマス・マンの中では亜流で『ブッデンブローク家』こそ正統派だ、とおっしゃっていて、なるほどそうなのか~と思いつつも、やはり有名なので先にこちらを選んだ。何よりも、「今読みたい」と直感が働き、これがドンピシャだった。 というのは、本作で主人公の青年ハンスが、過去に想いを寄せていたプリビスラウとの関係を引き合いに出しながら、ロシアの婦人への恋心をひそやかにしつつ、あまりにも控えめな行動力で陰キャ的なやり取りをする描写に、たまらなく共感を覚えるタイミングだったからだ(汗)。 P250 「現実的に、いまのひそかな関係以上の交渉は持てないという確信、二人のあいだには越えられない深淵が横たわっていて、彼女と一しょでは彼の承認しているどんな批評にも及第できないという確信」 絶対に越えられない壁がある相手に恋をしてしまったら、こうするしかないだろうな、という行動をハンスがとるので、恋の行方が気になり、それが引力となって読み続けられた。 したがって、自分は本作の上巻をほぼ恋愛小説として読んだのだが、もちろん下のレビューや各所で言われているように、本作は20世紀初頭の思想や医学などについてつらつらと書き綴られた教養小説というやつで、読んでいて退屈な部分は確かにある。あまりにも変化のないサナトリウムの生活は、実は死と隣り合わせで、いやでも思索的にならざるをえない環境でもあり、こういった議論や語りが続くような小説には格好の舞台といえる。 しかし、数多い個性的な登場人物と人間関係の描写はなかなかに面白く、高原の景色も趣に富む。物語というよりも、こういった光景を楽しむ小説として考えていると、いつしかハンスと共に自分自身もその場にいるような不思議な感覚すらわいてきた。章の間にいくつもの節で区切られているためコツコツ読むには向いていて、この小説に取り組んでいる数日間ずっと手元のそばに置いていたので、サナトリウムの世界にどっぷりつかっていた感じが強い。その他、時間感覚についての考察は興味深い。 上巻ラスト付近の急展開は楽しくて仕方なかった。ハンス君やらかしすぎ(笑)。つくづく自分には合う小説だなぁと。下巻はもっと長いようだけど、全然イケそう。

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2022/08/24

大学時代にドイツ語をやっていたこともあってある種イキっていた自分は、トマスマンを読んでいれば教養人のような気分になれるのではないかと思い、この本を手に取った。結果として、この本を理解するために必要な教養が不足していることに気づき、教養人のような気分どころか、己の無教養を痛感するこ...

大学時代にドイツ語をやっていたこともあってある種イキっていた自分は、トマスマンを読んでいれば教養人のような気分になれるのではないかと思い、この本を手に取った。結果として、この本を理解するために必要な教養が不足していることに気づき、教養人のような気分どころか、己の無教養を痛感することとなった小説。評価するほど理解もできていないので、星はなし。

Posted byブクログ

2021/10/29

長い上に難しい言葉も多かったので若干読みにくかったです。注のところも多くて読み返すのが大変でした。ですが結末が気になるので下巻も読もうと思います。

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