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新編 啄木歌集 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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一握の砂、哀しき玩具…

一握の砂、哀しき玩具以外の、啄木の歌がこれで全て読めます。

文庫OFF

啄木の短歌はどれも寂…

啄木の短歌はどれも寂しさが漂っている気がする。三十一文字に詰め込まれた想いが、心を打つ。静かな時間に一人きりで読むのがおすすめ。

文庫OFF

日本を代表する作家の…

日本を代表する作家の一人。歌集もじっくり読んでみると、いいものですよ。

文庫OFF

石川啄木の詩は教科書…

石川啄木の詩は教科書などで出会うくらいですが、たまには一冊買って読んでみるのもなかなかおすすめです!

文庫OFF

2023/03/31

不如意なる日々の苦悩と葛藤。青春の詩。三行に分かち書きにしたことによってその声は、より一層生々しいものとなって読む者の心をとらえる。

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2023/02/18

23021913 かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの川 啄木を読むとふるさとを感じるし、ダメな自分を思い出す

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2017/04/02

啄木歌集を読むと、実生活に即した素直でストレートな表現の中に、高い理想と、そこに至れないことに対する苦悩や孤独のようなものが刺さってくる。真夜中に一人で泣いてるのが似合う。情景描写も心理描写も結構好みでした。

Posted byブクログ

2018/08/23

最近読んだ石川啄木関連書があまりに酷かったので、口直しに読み返す。啄木は昔から好きな歌人で、手元にある「啄木歌集」は 1946年発行、1992年 65刷 360円。今、手に入る「新版 啄木歌集」は 945円だそうだから、隔世の感がある。 読み返してみて思うのは、もはやコピー文学...

最近読んだ石川啄木関連書があまりに酷かったので、口直しに読み返す。啄木は昔から好きな歌人で、手元にある「啄木歌集」は 1946年発行、1992年 65刷 360円。今、手に入る「新版 啄木歌集」は 945円だそうだから、隔世の感がある。 読み返してみて思うのは、もはやコピー文学と区別が付かなくなった現代口語短歌と、啄木の歌には共通点が多いということ。文語旧仮名で書かれているので敷居が高いところもあるが、当時は文章は文語旧仮名で書く時代だったのだから仕方がない。補遺に収められた若い頃の短歌には、いかにも万葉風といった風雅な歌も多いものの、明治40年前後からは「一握の砂」に収められたような平易で軽い歌ばかりになってくる。これは徒言歌を通り越して、もうニューウェーブの嚆矢だ。 本日のお気に入り 10選 - わがために日毎のパンをうりたまふいのちの親のパン屋の娘 - 脉(みやく)をとる看護婦の手の / あたたかき日あり / つめたく堅き日もあり - 日もすがらほほゑむ人と夜もすがらよく泣く人と二人娶らむ - 思うこと盜み聞かるる如くにて、/ つと胸を引きぬ ー / 聽診器より - 冬の夜火きえし室にひとり寢てわかれし人をかぞへこそすれ - 何事も思ふことなく / 日一日 / 汽車のひびきに心まかせぬ - 天空に高く舞ひゆく我が帽を仰ぎて立てり旋風の中 - 夏の野は靑海に似たり大鯨持て來て放し追ひて遊ばむ - 年若き今の世の我も古への老いし旅人(たびと)も賛ふるは酒 - あたたかき飯を子に盛り古飯に湯をかけ給ふ母の白髪

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2013/04/29

不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心 やはらかに積れる雪に 熱てる頬を埋むるごとき 恋してみたし たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる

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2013/06/24

『一握の砂』、『悲しき玩具』収載。 強い感銘、大きな感動があったと言ったら嘘になります…当時のJポップ、くらいにとらえてもいいのかな、どうかな。 収録全歌の索引つきで、啄木ファンには垂涎モノ、なのかな。

Posted byブクログ