やさしいライオン の商品レビュー
みなしごの赤ちゃんライオン「ブルブル」と赤ちゃんを亡くしたメス犬の「ムクムク」のお話です。 ムクムクはブルブルのお母さんの代わりをつとめます。 大きくなったやさしいライオンのブルブルはサーカスの人気者になりますが、ブルブルとは離れ離れになります。 ある日、ムクムクのやさしい...
みなしごの赤ちゃんライオン「ブルブル」と赤ちゃんを亡くしたメス犬の「ムクムク」のお話です。 ムクムクはブルブルのお母さんの代わりをつとめます。 大きくなったやさしいライオンのブルブルはサーカスの人気者になりますが、ブルブルとは離れ離れになります。 ある日、ムクムクのやさしい子守唄を思い出したブルブルは…。 僕が後書きや前書きといった作者の「言葉」を読み出した初めての本でした。 幼い頃、本書を読んでいつも泣いていました。 本を読んで泣くということの意味がわからなかったのか、人前で「やさしいライオン」を読むことができませんでした。 もう少し年を重ね、漢字まじりの作者の前書に「書きながら私は涙をおさえることができませんでした」と書いてあるのを読み、泣いてもいいんだと思うようになりました。 極めて個人的な「本」の可能性を広げてくれた原初の記憶でした。
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子どもの頃、強烈に惹かれて繰り返し見ていた絵本。 どこか物悲しい色彩、表情。 ただ2、3歳児に読み聞かせると、やなせたかしの強烈な原画にアンパンマン好きの子どもたちもたじたじ。 恐い、可哀想と泣く子から、執拗に見たがる子と反応は様々でした。
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上に紹介した本「明日をひらく言葉」に「やさしいライオン」について書いてあり、興味を持ち読んでみました。この物語は2つの実話 ◆ 「外国の動物園に、犬に育てられたライオンがいる」 ◆ 「サーカスから逃げだしたライオンが射殺された」 という2つの新聞記事を忘れられなかったやなせさんが...
上に紹介した本「明日をひらく言葉」に「やさしいライオン」について書いてあり、興味を持ち読んでみました。この物語は2つの実話 ◆ 「外国の動物園に、犬に育てられたライオンがいる」 ◆ 「サーカスから逃げだしたライオンが射殺された」 という2つの新聞記事を忘れられなかったやなせさんが、物語を誕生させたのです。切なくて、泣けます。
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図書館で借りてきた本。 作者はアンパンマンを書いている「やなせたかし」さんだわ。 本当に優しいライオン。 愛情を持って育ててもらった恩を忘れてないのね。 ジーンときた。
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やなせたかしワールドだわ〜 「泣かせよう」という意図で書かれてある本はあまり好きじゃないんだけど、それでもやっぱりウルウルしてしまう。 色使いが綺麗!
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お母さんの優しさと、それを忘れない子供のちょっと悲しいお話です。最近は改訂版なのか、だいぶお母さんの愛情が簡略化されてしまいました。それでもこのお話は初版の頃から大好きです。もちろん映画も。 by まりさん
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言葉を失う作品。 絵のタッチの素晴らしさもさることながら、ストーリーは善悪の枠組みを飛び越えて、生きるとは何かを問いかけてくれます。子どもだけでなく大人まで繰り返す意義のある本です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
血はつながっていなくても、深い愛情で結ばれている母犬と子ライオン。人間の傲慢さがもたらす悲しい結末に、涙が出ます。 最後の場面、息子は、2匹は死なずに飛んでいったのだと思っていました。 (読んだ時期:5歳5ヵ月)
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「アンパンマン」のやなせたかしさんの絵本。切なくてとてもいいお話なのですが、わたしは読むたびに最初から最後まで大泣きで、読み聞かせにならず、いつも本棚に眠っています…。最後の悲しい場面など、小さな子供に説明するのはちょっとむずかしそう。
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