五分後の世界 の商品レビュー

村上龍(著者)

2009/10/04

村上龍の本はこれしか読んでないしたぶん他のは読めない。でも！これは読み始めたら止まらなかった。一気に読み終わった。

2009/10/04

五分ずれただけでまったく違う世界に。視覚描写が得意な作家だけあって、映画を観ているように読めました。おすすめ！

2009/10/04

今、現在から五分ずれた世界の話で、その世界では第二次世界大戦時、アメリカに降伏しなかった日本の姿が描かれています。
　ＵＧ兵士、日本人としての誇り、日本人にしか作ることのできないある薬・・・。現在社会から“五分後の世界”へ迷い込んだ男の運命とは？

2009/10/04

今、私達が生きている世界より、ほんの５分だけ時間がずれている世界。過酷な状況下で生き抜く人達。ラスト１行の文に、非常に打ちのめされました。

2009/10/04

村上龍の小説には、やたらと性描写のキツイものと、政治経済社会へのメッセージの強いものに大別されますがこれは後者。五分ずれた世界の、二次大戦を継続中の地下国家、日本に彷徨いこんだ主人公の視点を通して現実の日本の状況を考えさせられます。普段感じていた漠然とした違和感、危機感がはっきり明文化されたように思えて痛快でした。

2009/10/04

ある日、突然、現在の日本とは五分間時空のズレた世界に放り込まれた。そこには第二次世界大戦で降伏宣言せずに本土決戦した後の日本の姿が。

2009/10/04

時計の針が５分進んだ世界。そこはいまだに戦い続ける日本が存在する世界。熱く細胞に訴えかける作品（だっけ？）UG兵がカッコイイのよ。

2009/10/04

もしも日本が降伏せずに戦い続けていたら・・・地下に司令部を作ってゲリラ国家として・・・そんな「五分ずれた」世界に突然飛ばされた主人公、確固たる生きる意志に満ちた「日本人」が、眩しく見えた。

2009/10/04

なんか「みんなで話せばわかりあえる」とかそんなこと言われて疲れて、久々に引っ張り出して読んでみた（笑）
村上龍のこれ系のシリーズは強い人だけが生き残る、みたいな世界ではっきりしてて好き。チームで成し遂げることの力とか否定するつもりないけど。でもそれってチームのメンバーがそれぞれ強い人間であることが前提だと思う。
･･･妙に熱く書いてみた。あまりに自分の中でタイムリーなネタだったので（爆）

2009/10/04

恐いって、恐い。
こんなの本当にあるんじゃない？って思っちゃった。
５分ずれた世界では、今生きてる世界とはまったく違った時間が流れてるんだろうと。
絶対に５分後の世界はあるんじゃない？？