キノの旅(Ⅰ) の商品レビュー
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自分が大きな影響を受けた本のうちのひとつ。 影響というか、世の中にはこういうものもあるんだ、という感覚というか。 中1のはじめに学校の図書室で借りたのだが、「人の痛みが分かる国」の扉絵をひらいた時の新鮮な感覚は今でも思い出せるなぁ。 個人的には、「コロシアム」で旅の夫婦の奥さんが「ぜひ訪れるべきよ」って言ってたのはなぜだろうと思っていたり。本当は夫が嫌いだったのか、キノも酷い目に合えばいいと思っていったのか…。 再読。20歳を過ぎてもう一度読んで新たにわかることがやっぱりある。 自分で納得しなければ大人にはなれない
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独特の世界観や、個性的な国のお話がとても面白かったです。 その国の価値観とかが今の日本にそっくりだったり全く違ったりしていて、こんな考え方もあるのか・・・となりました。 また、戦闘シーンも入っていたりしてとても面白かったです。
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中学時代に友達に勧められて借りた程度で、じっくり読んでなかったんだけど、最近になって図書館で見かけてまた借りた。 内容が深くて面白かった^^
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幾つかの旅に同行しているような感覚の、旅物語の短編集、のような小説でした。淡々とした空気感の中で、一見同様に淡々としている主人公が、その実とても様々な思いを抱えて、いろいろに特徴のある「国」を巡る様は、まるで筒井康隆的なシニカルさを以て紡ぎ出されます。 表現力の部分でまだまだ稚...
幾つかの旅に同行しているような感覚の、旅物語の短編集、のような小説でした。淡々とした空気感の中で、一見同様に淡々としている主人公が、その実とても様々な思いを抱えて、いろいろに特徴のある「国」を巡る様は、まるで筒井康隆的なシニカルさを以て紡ぎ出されます。 表現力の部分でまだまだ稚拙なところは、正直あります。また、物語の展開としてはワンパターンではあるので、この、主人公キノが巡る「国」とそこから導かれる教訓めいたものが、この小説の見どころになるのだと思いますが、それは、中々に面白かった。 ただ、前述の通り、主人公も一見淡々としているので、物語の中で必然性のある位置を与えられていないような感じがあり、とはいえそれを補足するエピソードもあるのですが、書名に冠するほどなのであれば、もう少し深みがあっても良かったのかな、と感じました。 続刊がかなり出ているようですし、人気のあるシリーズのようなので、このキノがどのように成長しているのか、あるいはしていないのか、もう少し見まもりたいシリーズです。
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アニメといっしょ。 だけど小説になるとこんな感じになるのかと、思えた一冊。 ライトノベルを読み始めたのはこれからかも。
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現代版星の王子さま。5巻あたりからマンネリ化していきますが、ラノベにはない叙情的文章が新鮮でおもしろかった。
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白黒はっきりつく昨今のライトノベルとは違ったタイプのもの。旅人系のいえば旅人が旅先の問題を解決して回るようなものが多いなか、キノの旅はもうちょっと自然に任せている、特に正義に従って動いているわけではない、というのが特徴だと思います。 人間がどういう状況に置かれたらどうなるか、いろ...
白黒はっきりつく昨今のライトノベルとは違ったタイプのもの。旅人系のいえば旅人が旅先の問題を解決して回るようなものが多いなか、キノの旅はもうちょっと自然に任せている、特に正義に従って動いているわけではない、というのが特徴だと思います。 人間がどういう状況に置かれたらどうなるか、いろいろな事例がみれてとても面白いです。 2巻も読みたいと思いました。
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中学生の時に友達にすすめられて読んだ本。短編形式で非常に読みやすく、どんどんハマってしまった。 挿絵の効果も大きい。あくまでライトノベルで疲れないので好きです。
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以前から興味があった作品。 想像していたのは、もっとファンタジックで やわらかい雰囲気だったので、 かなり淡白な描き方がされていたのには、 いい意味で裏切られた。 初めは星新一をもっとチープにした感じに思えたけれど、 「コロシアム」あたりで、星新一のショートショートには無い ...
以前から興味があった作品。 想像していたのは、もっとファンタジックで やわらかい雰囲気だったので、 かなり淡白な描き方がされていたのには、 いい意味で裏切られた。 初めは星新一をもっとチープにした感じに思えたけれど、 「コロシアム」あたりで、星新一のショートショートには無い ストーリー性やキノの個性を感じれて、以後はとても楽しめた。
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各話のタイトルを見た時点でひかれました。キノとエルメスは決して解決をせず、旅を続けます。しかしそれゆえに、考えさせられるのです。
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