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即興詩人(上) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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歌姫アヌンツィアータ…

歌姫アヌンツィアータに思いを寄せる青年詩人アントーニオ。南国イタリアの自然と人物を背景にくりひろげられるアンデルセンの愛の物語『即興詩人』は,永遠の青春文学として,いつの時代にも読みつがれることでしょう。

文庫OFF

アンデルセンというと…

アンデルセンというと童話というイメージがありますが、本書は、歌姫アヌンツィアータに思いを寄せる青年詩人アントーニオの青春・恋愛小説です。イタリアの自然の描写が上手で目に浮かんでくるような印象を読者に与えます。ストーリーは単純ですのでくつろぎたい時に是非。

文庫OFF

2024/08/22

「デビュー作にはその作家のすべてがある」とよく言われますよね。 私は彼の童話を読んだ後にこの『即興詩人』を読んだわけですが、「あぁ、アンデルセンらしいな~!」と何度も唸ることになりました。それほどこの作品はアンデルセンの作家人生に大きな影響を与えています。 そしてこの『即興...

「デビュー作にはその作家のすべてがある」とよく言われますよね。 私は彼の童話を読んだ後にこの『即興詩人』を読んだわけですが、「あぁ、アンデルセンらしいな~!」と何度も唸ることになりました。それほどこの作品はアンデルセンの作家人生に大きな影響を与えています。 そしてこの『即興詩人』は何より、彼のイタリア紀行がもとになって生まれた作品です。「イタリア紀行」といえばゲーテの『イタリア紀行』が有名ですが、まさにアンデルセンもこの永遠の都ローマやフィレンツェなどから多大なインスピレーションを受けていたのでした。 ローマやイタリアの魅力がこれでもかと詰まったおすすめの作品です。

Posted byブクログ

2009/10/04

原作はアンデルセン。森鴎外は、ドイツ語版からの重訳をした。 ストーリ的にはいかにもロマン主義的な恋愛もので、取り立てて面白いわけではないが、 なによりも鴎外の美しい文語文に酔いしれた。

Posted byブクログ

2014/03/29

恋愛小説。事件、事件また事件の連続で、あまりにご都合主義的な展開が多く、「有り得ない」と思うような箇所が結構あったが、それゆえにドラマチックだったことは間違いない。中だるみの部分もあるが全体的に楽しく読める良書。

Posted byブクログ