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敵は海賊・海賊版 の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2011/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

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Posted byブクログ

2011/10/07

天野喜孝のかわいい表紙に惹かれて買った一冊。 子供のころに初めて買ったSF小説でした。 SFって専門用語的なものがワサワサ出て来て 難しいかな〜と思ってたけど、「敵は海賊」シリーズは読みやすい。 漫画(漫才?)みたいなかけあいが多いからかも。 家族を海賊に殺され、海賊の殲滅を心...

天野喜孝のかわいい表紙に惹かれて買った一冊。 子供のころに初めて買ったSF小説でした。 SFって専門用語的なものがワサワサ出て来て 難しいかな〜と思ってたけど、「敵は海賊」シリーズは読みやすい。 漫画(漫才?)みたいなかけあいが多いからかも。 家族を海賊に殺され、海賊の殲滅を心に誓う広域宇宙警察の海賊課1級刑事ラテル。 脅威の胃袋と相手の感情を凍らせる力を持つ危険な黒猫型異星人アプロ。 上司であるラテルとアプロに常に不満タラタラ、対コンピュータ・フリゲートのラジェンドラ。 実力も損害請求も海賊課トップの一人と一匹と一艦(通称ラテルチーム)が、 太陽圏最強にして伝説の宇宙海賊、匋冥・シャローム・ツザッキィを追うというのが基本ストーリー。 ラテル視点と匋冥視点、たまに他のキャラクターの視点が 切り替わりながら話が進んでいきます。 宇宙用語?や熱量の話など難しい話も出て来るけど、 とにかくラテルチームの会話が面白い。 神林先生の文体は淡々としてるから、コミカルさが際立つのかも。

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2011/09/13

短編を何作か読んだことがあるのですが長編を読んだことが無かったので借りてきました。面白かったです。 この又表紙が可愛いですよね。天野さんが表紙を描いていることは知っていたのですが言われないとわからないですよね。 そこはかとなく本編に流れていたロマンスにも良いなあ~と思いまし...

短編を何作か読んだことがあるのですが長編を読んだことが無かったので借りてきました。面白かったです。 この又表紙が可愛いですよね。天野さんが表紙を描いていることは知っていたのですが言われないとわからないですよね。 そこはかとなく本編に流れていたロマンスにも良いなあ~と思いました。海賊課はホンモノよりもより海賊らしかったです。シリーズなので是非他の作品も読んでみたいなと思います。

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2011/07/18

魔法と機械(メカ)と宇宙と猫の別世界!  90年代にOVAになった際、黒猫アプリに引き込まれて原作を読み、海賊匋冥に惚れました。何度も読み返していますが、理解したいのにできないもどかしい部分が刺激的です。

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2011/06/21

キャラクターが非常にいい。 アプロとラテルのやりとりとかすごく好きだ。 同じ作者の作品は雪風しか読んだことがなかったので、こんなコミカルな作品もあることを知って驚いた。 一風変わった平行世界もの。 ファンタジィの要素も含みつつしっかりSF。船の人工知能とのやりとりなどその後雪風...

キャラクターが非常にいい。 アプロとラテルのやりとりとかすごく好きだ。 同じ作者の作品は雪風しか読んだことがなかったので、こんなコミカルな作品もあることを知って驚いた。 一風変わった平行世界もの。 ファンタジィの要素も含みつつしっかりSF。船の人工知能とのやりとりなどその後雪風に繋がっていくテーマもあったりして非常に楽しんだ。

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2011/06/02

ダジャレのようなタイトルだが、読めば納得。「狐と踊れ」に短編一作目が収録されている「敵は海賊」シリーズの長編一作目。宇宙海賊を追う“海賊課”のコンビ、人間ラテルと猫型異星系人アプロを主人公にしたSF刑事物(?)だが、軽やかでエンターテイメント性あふれるテンポのいいストーリーの面白...

ダジャレのようなタイトルだが、読めば納得。「狐と踊れ」に短編一作目が収録されている「敵は海賊」シリーズの長編一作目。宇宙海賊を追う“海賊課”のコンビ、人間ラテルと猫型異星系人アプロを主人公にしたSF刑事物(?)だが、軽やかでエンターテイメント性あふれるテンポのいいストーリーの面白さに加え、緻密なSF的小道具設定や重層的な作品構造も楽しめるところがさすが神林氏。 本作はCAWシステムという人工知能が(語り手の人間が書いたものを強制改稿して)著述したというスタイルを取っており、プログラム言語を作中に効果的に挟みこんでいるが、そうした設定を置くことで、複雑に錯綜するドッペルゲンガーキャラクターたちを#マーク付記という単純な方法で書き分ける等、発想の勝利というか、小説のスタイルとして本当に面白い。そして、スタイル=入れ物の面白さだけでなく、ストーリー=中身も楽しく、奥深いのが神林作品。冒頭のコマンドで“dehumanize”されているキャラクター・ヨウ冥を始め、キャラクターたちの際立った個性は(ドッペルゲンガーも含め)とても魅力的。他作でも思ったことあるけど、神林氏は猫好きですね。間違いない。

Posted byブクログ

2011/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古書購入(100円)  SF。ファンタジー。  海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。  最強の海賊、?冥(ようめい。陶の、偏なし・でない。しょうがないから、冥で)。  こいつらが王女探ししていると、なぜか違う世界に行く羽目に陥って。  邪神と正神の争いに巻き込まれてしまう。  …SF? ファンタジー?  どっちだろう。。。  アプロは甘いものが大好きな、猫型凶悪宇宙人。姿は黒い普通の猫。  彼のおかげで、海賊達の猫嫌い率が増していく。  なんせ、海賊は虐殺しまくり。相棒のライルも銃の名手で、海賊を殺すのを至高の使命としているせいもあり、そしてこの二人強いこともあり、海賊の中では悪名高い。特に、アプロが。  冥はといえば、経済界のボスという表の顔、全宇宙の海賊を操る、裏社会のボスとしての顔ももつ、オールマイティの悪役。母を殺し、父を殺し、愛した女さえ殺す。支配されることがたまらなく、嫌で、最終的には神さえも始末に成功したもよう。いい男です、冥は。惚れます。  ラテルはいい人です。海賊相手には人がかわりますが。

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2010/10/15

宇宙一の海賊と、その海賊を宿敵として追いかける警察機構?の海賊課に所属するコンビが次元を超えて戦うスペオペですが、そんなことより猫かわいい! この話は海賊課コンビのかたわれ、猫型星人アプロとその仲間たちの冒険として読むべきでしょう。アプロは黒猫とのことですが、大きさはどんなもんで...

宇宙一の海賊と、その海賊を宿敵として追いかける警察機構?の海賊課に所属するコンビが次元を超えて戦うスペオペですが、そんなことより猫かわいい! この話は海賊課コンビのかたわれ、猫型星人アプロとその仲間たちの冒険として読むべきでしょう。アプロは黒猫とのことですが、大きさはどんなもんでしょう。ハンバーガーとか食べてるけど手はどうなってるの?二足歩行?四足?尻尾の長さは?尻尾の先っぽは曲がってるかなまっすぐかな。模様はなくて真っ黒なのかしらそれとも胸に白いアクセントが?もしかして靴下はいてたりして!なんてことを考えながらあっという間に読了です。面白かった。

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2010/08/28

私が手にした神林先生の本の二作目です。神林先生が長くシリーズ化しているものは、雪風以外はコレだけではないでしょうか。 重厚なSFを描くことの多い神林先生ですが、「敵は海賊シリーズ」は非常にコミカル。でも神林先生らしいテーマがしっかり取り込まれています。ユーモア溢れる主人公ラテ...

私が手にした神林先生の本の二作目です。神林先生が長くシリーズ化しているものは、雪風以外はコレだけではないでしょうか。 重厚なSFを描くことの多い神林先生ですが、「敵は海賊シリーズ」は非常にコミカル。でも神林先生らしいテーマがしっかり取り込まれています。ユーモア溢れる主人公ラテルと相棒のでっかい黒猫アプロのやり取りは必見。 ただ、難点なのは第一作である「敵は海賊 海賊版」はパラレルな世界へと主人公たちが赴いて行くので、無論その世界にも主人公たちと同じ存在がいるわけで……要するに混乱すること必死なわけです(^_^;) 入門として読むのなら、二作目の「敵は海賊 猫たちの饗宴」が読みやすいかと思います。「猫たちの饗宴」はOVA化も果たしていますので、動画サイトで(絶版で手に入れることができないため)内容を見てから読むのでもいいと思います。

Posted byブクログ

2010/09/25

(2010/06/26購入)(2010/06/29読了) シリーズ1作目。 「雪風」シリーズもいいけど、このシリーズもいい!ラテル・アプロ・ラジェンドラのトリオが好きだ。「雪風」ほど堅くなく、会話もテンポがよい。 面白いのは、この物語が「CAW-system Ver2.3」と...

(2010/06/26購入)(2010/06/29読了) シリーズ1作目。 「雪風」シリーズもいいけど、このシリーズもいい!ラテル・アプロ・ラジェンドラのトリオが好きだ。「雪風」ほど堅くなく、会話もテンポがよい。 面白いのは、この物語が「CAW-system Ver2.3」という著述支援用システムによって書かれたという構成。所々で自己主張するCAWシステム。ついには、本来の著者を凌駕して物語を支配し始める。 ━━ だめだめ。おまえらにわたしの姿などわかるものか。茶番はやめだ。     話をすすめよう。     私はCAW・システム。すべては私が支配する。                                          kill level 4                                          resume                                            (250頁)

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