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ルパン傑作集 続813(Ⅱ) の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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元々は1冊

元々「813」と「続813」は1つの物語です。 1917年に本国フランスで、「ルパンの二重生活」(La Double Vie d'Arsène Lupin)と「ルパンの三つの犯罪」(813, les trois crimes d'Ars&a...

元々「813」と「続813」は1つの物語です。 1917年に本国フランスで、「ルパンの二重生活」(La Double Vie d'Arsène Lupin)と「ルパンの三つの犯罪」(813, les trois crimes d'Arsène Lupin)に分冊

LM

「813」を読んでか…

「813」を読んでから「続813」を読んで下さい。なるほどぉ~、そういう事だったのかぁ!

文庫OFF

813を読み速攻でこ…

813を読み速攻でこの本を買いにいきました。めっちゃ面白かったです~アニメより本のルパンのほうがすきです

文庫OFF

アニメのルパン三世し…

アニメのルパン三世しか知らなかった私ですが。とうとう原作を読みました。「813」です。まぬけな私は「続813」を買わずして「813」だけを買いました。意味がありません。なぜなら813の謎が解明されるのは「続813」なのです。ふつう分かりそうなものですね・・・。しかし、やっと読みま...

アニメのルパン三世しか知らなかった私ですが。とうとう原作を読みました。「813」です。まぬけな私は「続813」を買わずして「813」だけを買いました。意味がありません。なぜなら813の謎が解明されるのは「続813」なのです。ふつう分かりそうなものですね・・・。しかし、やっと読みました。すっきりです。ルパン三世と同じく見事な変装ぶりは最高。さすが本家。やっぱり本家のルパンを読んでルパン三世のルーツを知りたい。そう思わせてくれた一

文庫OFF

2024/06/04

前作813が尻切れだと思っていて、 指摘いただいていたんだけどやっと読めたー ちょっと間あいてしまったのとカタカナ名の記憶苦手でちょっと登場人物がごっちゃになってしまったけど、 それでも最後がおおっ、となる展開で面白かった。 文体が苦手なので★-1。

Posted byブクログ

2022/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「モーリス・ルブラン」の『続813』を読みました。 先日読んだ『813』の続篇です。 -----story------------- 謎の人物"L.M."の手によって刑務所に放り込まれた「ルパン」は、持ち前の沈着冷静さで警察陣を翻弄して脱獄に成功。 一路ベルデンツの廃墟に向かう。 全ヨーロッパの運命を握る秘密を解く鍵が、必ずあるにちがいない……。 が、またしても"L.M."の恐るべき刃は先回りしていた。 "L.M."とはいったい何者なのか? 「ルパン」の鋭い追及の前に遂に姿を現した人物は意外にも……。 ----------------------- 『813』では、「ルパン」が逮捕され、謎が謎のままで終わっちゃっていて、何も解決していなかったのですが、本篇で全ての謎が解かれます。 まぁ、もともとひとつの作品だったらしいので、当たり前なんでしょうが、、、 "続"って付いていると、ひとつの物語が終わったあとの、類似性のある別な物語だと勘違いしちゃいますよね。 "上巻"と"下巻"とか"前篇"と"後篇"の方がタイトルとしては適切な感じがします。 あと、ドイツとフランスの歴史的背景が理解できていたら、もっと愉しめたんじゃないかと思いましたね。 小学校の教科書にアルザス/ロレーヌ地方の悲劇を取り上げた物語(多分「最後の授業」だと思う)が使われていたので、全く知らないことはないのですが、、、 その程度の乏しい知識しかなかったので、なかなか感情移入ができませんでした。 ≪ちょっとネタバレ!≫ そして"L.M."の正体は予想外の人物。 まさか「ケッセルバック夫人」だったとは驚きです。 本名は「ドロレス・ド・マルライヒ」で「レチチア」と呼ばれていたことから、イニシャルが"L.M."だったんですよね。 確かに彼女が真犯人だと数々の犯罪と辻褄が合うんですが、、、 血統が彼女を殺人鬼にしたというのは、ちょっと前時代的な印象を受けました。 まぁ、古い作品ですから、仕方ないんですけどね。 それにしても本作の「ルパン」は、 ■殺すつもりのない「ドロレス」を殺しちゃったり、 ■「ピエール・ルディック(ジェラール・ポープレ)」を自殺に至りしめたり、 ■真犯人ではない「レオン・マシェ」を冤罪で死刑(斬首刑?)に追い込んだり… と失敗続き、 そして「ルパン」本人もカプリ島で投身自殺を試みるが失敗して生き延びます。 まぁ、「ルパン」生き延びたお陰で続篇があるので、最後の失敗は感謝すべきですかね。

Posted byブクログ

2020/07/06

初めてのアルセーヌルパン。 紳士怪盗とはなるほど。矜持とエスプリのかまたり。 このヒーローとして大衆に賞賛される貴族こそ、あるべき姿のようである。現代でいうところのセレブなんじゃなかろうか。ノブレスオブリージュ。ただ財産のあることがセレブではなく、知的で天晴れな振る舞いこそ。...

初めてのアルセーヌルパン。 紳士怪盗とはなるほど。矜持とエスプリのかまたり。 このヒーローとして大衆に賞賛される貴族こそ、あるべき姿のようである。現代でいうところのセレブなんじゃなかろうか。ノブレスオブリージュ。ただ財産のあることがセレブではなく、知的で天晴れな振る舞いこそ。 ヒーロー像と、当時の時代背景など歴史・政治ミステリーとして秀逸だと思う。この2020年において、100年前のミステリーに真新しさや描写、奇天烈なトリックを求めるのはお門違いではと思うけども。ただただ、できることなら自分もこうありたいと思えるヒーロー物語。 この数年後に第一次世界大戦が巻き起こるヨーロッパの情勢のなか書かれた小説、と思って読めるのは、ある意味で当時からすれば未来に生きる現代人の特権。一方で毎日の報道、主に新聞に生々しい記事が掲載されていた当時に読むリアリティ・風刺は、いまはもう味わうことができない感覚。 あと女性に弱い設定の三世は、 これまたちょうど現代で愛されるための愛嬌だと思う。

Posted byブクログ

2018/08/19

前作『813』を読んだのが、何と10ヶ月前!!ほとんど内容の方は忘れてしまっていて、何が何やらさっぱり判らなかった。 『813』で残された謎が次々と明らかにされていっているんだろうけれど、もう謎自体、忘却の彼方へ押しやられて、ただ文字の流れを見るのみになってしまった。 こんな読書...

前作『813』を読んだのが、何と10ヶ月前!!ほとんど内容の方は忘れてしまっていて、何が何やらさっぱり判らなかった。 『813』で残された謎が次々と明らかにされていっているんだろうけれど、もう謎自体、忘却の彼方へ押しやられて、ただ文字の流れを見るのみになってしまった。 こんな読書はいけないのだろうけれど、他の作者の本を読むときは物語世界に入っていけるのだから、これはやはり作者のせいだろう。

Posted byブクログ

2018/01/16

この話のルパンは、アニメのルパン三世のおじいさんなんだね。なんとまあ、ルパンの話だったなあ。ひょうきんで、頭が回り、度胸もあるが、義に厚く情にもろい。そして恋した人を失い、ほろ苦い終わり。意外とよかった。

Posted byブクログ

2016/05/10

久しぶりに再度読み返した。読み進めると同時に、ルパンに対しては「こいつ実に嫌な奴だな」という感情が徐々に強くなり、終いには「こいつどうしようもないワルじゃん」と確信するに至る。 当時の歴史背景や政治情勢がもっと語られていればもう少し読むのに面白くもあったろうが、そういうとこはこ...

久しぶりに再度読み返した。読み進めると同時に、ルパンに対しては「こいつ実に嫌な奴だな」という感情が徐々に強くなり、終いには「こいつどうしようもないワルじゃん」と確信するに至る。 当時の歴史背景や政治情勢がもっと語られていればもう少し読むのに面白くもあったろうが、そういうとこはことごとくスルーで、恋愛、活劇、権力、名誉、物欲金銭欲をめぐってお話は展開されていく。言ってみればルパンというのは当時のフランスの大衆の属性そのものの具現化だと言っていいのではないかな。 自分の両の手で絞め殺すまで真犯人が誰だか気づかなかったっていうのは推理小説としてはスンゴク型破りとは言えるな。しかしこれじゃ洞察力も観察眼もゼロだよ。 結末が虚無感一色で終わるという点にこの作品の一筋縄では行かなさが表れているとも思った。後味の悪いような不思議な読後感を生む。ただ、最後の最後でまたぞろワルの芽がムクムクと...。ということでやっぱりルパンは懲りてないのでした。

Posted byブクログ