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白い牙 の商品レビュー

4.1

28件のお客様レビュー

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    10

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/10/30

この書籍の改訂版を読んだのですが リストにないみたいなのでこれで 白い牙と呼ばれオオカミの物語 このオオカミには1/4のイヌも混ざっているらしい このオオカミの成長していく様を描いています 生まれてから母オオカミに育てられ 人間に飼われ、イヌ橇として働いたり いろんな動物と闘わさ...

この書籍の改訂版を読んだのですが リストにないみたいなのでこれで 白い牙と呼ばれオオカミの物語 このオオカミには1/4のイヌも混ざっているらしい このオオカミの成長していく様を描いています 生まれてから母オオカミに育てられ 人間に飼われ、イヌ橇として働いたり いろんな動物と闘わされたり このオオカミにとって飼い主は神らしい とそんな感じでオオカミの思いがとても感じられて よかったです

Posted byブクログ

2025/06/18

 『野性の呼び声』が面白かったので、下高井戸の駅の本屋で平積みされていた本書も読むことにした。  『野性の呼び声』は飼犬が野性に呼ばれる話だが、『白い牙』はその逆で狼が人間のもとに下る物語である。  主人公が狼なので、三人称とはいえ一貫して狼の視点で書かれた小説である。狼がうろう...

 『野性の呼び声』が面白かったので、下高井戸の駅の本屋で平積みされていた本書も読むことにした。  『野性の呼び声』は飼犬が野性に呼ばれる話だが、『白い牙』はその逆で狼が人間のもとに下る物語である。  主人公が狼なので、三人称とはいえ一貫して狼の視点で書かれた小説である。狼がうろうろするだけの話をよくもこんなに面白く熱く語れるものだとジャック・ロンドンの筆力に大変感心した。  『野性の呼び声』に比べるとやや劣ると感じたのは、私が既に文明のなかにあって、呼ばれるとしたら野性からであり、呼び起こされるとしたら本能であるからだと思う。忠誠を尽くしたい人間や自分の力を捧げたい仕事を心のどこかで求めている獣に近いような人間であれば、『白い牙』の方が面白いのではと思った。

Posted byブクログ

2025/03/31

まず圧倒されるのが迫ってくるような自然や心理描写の力強さ。 最初の人間がオオカミに徐々に追い詰められるシーンの、犬が少しづつ減っていく所、もうお終いかと思った時に自分の指を見てなんて精巧に出来ているんだろうかと思う所などゾクゾクする。 そして、ホワイトファングが産まれ洞窟から自然...

まず圧倒されるのが迫ってくるような自然や心理描写の力強さ。 最初の人間がオオカミに徐々に追い詰められるシーンの、犬が少しづつ減っていく所、もうお終いかと思った時に自分の指を見てなんて精巧に出来ているんだろうかと思う所などゾクゾクする。 そして、ホワイトファングが産まれ洞窟から自然界へと出ていくシーンのみずみずしさたるや素晴らしい。ゼルダの伝説botwを始めて遊んだ時のような無限の世界へ飛び出す高揚感がある。 そして、人に飼われるようになった後の掟を叩き込まれてひねくれていく過程の様子や、もはや自由だが厳しい自然界には帰れない様子が痛々しくも現実主義的でとても胸に刺さる。 やはり圧倒的に面白いのは前半部分。後半のなんだか良い話に落ち着く下りは教養小説じみていて手放しに最高とは言えない。

Posted byブクログ

2025/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭の雪山シーン(2名が犬ぞりで棺桶?を運ぶ)ですぐに引き込まれた。勿論、目の前数十センチしか見えない雪道を、いつ目的地に辿り着くか分からない苛立ちの中で歩いた経験はないが、自然に状況を想像することができた。 物語の大部分は元オオカミのホワイト・ファング視点で展開していき、その成長/適応を追体験することができる。オオカミとしての本能に根付く行動を行い、自然や人間からのFBを受けることで、犬?として適応していく過程は、大きな驚きはないものの、普遍性を持つテーマ/物語展開であると思う。テーマの普遍性故に何を学び取るか?は難しいが、1つ選ぶのであれば、それは「自身の本能/核はやはり変わらない」ということ。ホワイト・ファングも一定状況に適応しているものの、根幹の部分は幼少期に形成され、そこから大きな変化はないように読み取った。核を持ち、日々の生活の中で社会性を帯びていく。良し悪しではなく、そういうものだと、時間軸(本書は100年以上前)・主体軸(本書のテーマはヒトではなく犬)をずらしても尚通用する普遍性を教わった気がした。 特に印象に残った箇所は以下の通り ・その壁は前に経験したほかの壁とは違い、近づいていくにつれて、退いていくように思われた。ためしに柔らかい小さな鼻を突き出してみても、かたい表面にぶつからなかった。その壁の実質は、光のように、はいりこんでいけば形が変わるように思われた。しかも子オオカミの目には、それがちゃんとした壁に見えるのだから、その壁の中にはいっていった。そしてその壁を作っている実質に浴した(p.101) ・あの頃はほんの子オオカミで、生まれてまもないので、型にはまっていなかった。環境という親指が、いつでも細工できるようになっていた。だが、今は事情が違っていた。環境の親指が、細工を仕上げすぎてしまっているのだ。ホワイト・ファングは凶暴で執念ぶかく、冷たくて愛嬌のない「けんかオオカミ」という堅い型にはめられていた。この型を変えることは、生存の逆流に等しかった。というわけは、ホワイト・ファングはもう若さの適応性を持っていなかったからだ(p.288~289)

Posted byブクログ

2023/12/30

長年の積読だったが旅行を機に一気に読了。狼じゃないのによくここまで狼視点で書けるものだと感心しました。ジャックロンドン結構好きかもしれない

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2022/08/07

犬が4分の1混じった狼犬「白い牙」。最初は自然の中に暮らしていたが、やがて橇犬に、そして闘犬にさせられてしまう。その苦難がなんとも激烈で息苦しくなってくる。「野生の呼び声」がやはり橇犬からやがて大自然へと回帰していくのとは対照的だ、解放感と収束感ともとれる。 同じカナダ北部を舞...

犬が4分の1混じった狼犬「白い牙」。最初は自然の中に暮らしていたが、やがて橇犬に、そして闘犬にさせられてしまう。その苦難がなんとも激烈で息苦しくなってくる。「野生の呼び声」がやはり橇犬からやがて大自然へと回帰していくのとは対照的だ、解放感と収束感ともとれる。 同じカナダ北部を舞台にしながら、ちょっとした運命の岐路で大きく違ってくる人生(犬生!) 犬ではあるが犬それ自体を見る時は擬人化してみて、がんばれ、と応援している。ただやっぱり、人間は「神」、犬は命令する者が必要、といった記述からは、やっぱり我々は人間であって、いくら犬が主人公であれ、人間を通した犬人生しか描けないよなあ、という気がした。犬から見た橇引人や金鉱掘り人や、酒場に集うよたものたち、先住民たち、といった人間描写が鋭い。 また犬橇の犬の引き方が扇形と直線型があり、扇形の先頭犬は後の犬から追われるという立場、直線型の先頭犬は後の犬をコントロールする役目があり主導犬。「白い牙」はとちらも経験するのだが、この違いがおもしろかった。「荒野の呼び声」では直線型しか出てこない。先頭の先導犬になることが、犬集団のリーダーになることで犬のプライドをここで描いていた。 この「白い牙」も「荒野の呼び声」と同時期に読んだ気がしていたのだが、まったく内容は覚えていなかった。「白い牙」の方が人間社会への皮肉を感じた。「荒野の呼び声」は大自然へ帰る、と言う解放感の気持ちよさが勝っている。 1906年発表 1958.11.10発行 1982.9.20第31刷 図書館

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2020/09/06

小学生で読んだ本。最後の方で内容を思い出した。犬との混血のオオカミの一生。生まれて以来の厳しい環境とオオカミの本能がキャラクターを築いていった。一部の人より厚い義。飼い主に左右される運命。人に関わる動物の悲哀。2020.9.6

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2019/12/01

(01) 野生と人間との間にはいつも葛藤があって,それがこじれたり決裂したりすれば,殺し合いにもなる.人間が狼を見続けてきたように,狼もまた人間を見続けてきた.人が狼に畏敬の念を抱く可能性があるとすれば,狼もまた,人を神のように感じとる可能性も同時にありうる. しかし,本書は人間...

(01) 野生と人間との間にはいつも葛藤があって,それがこじれたり決裂したりすれば,殺し合いにもなる.人間が狼を見続けてきたように,狼もまた人間を見続けてきた.人が狼に畏敬の念を抱く可能性があるとすれば,狼もまた,人を神のように感じとる可能性も同時にありうる. しかし,本書は人間が書いたものであって,狼や犬が書いたものではない.よって,狼の眼を通して,異種の人間と神と同族の狼や犬を見て,その体験を綴った小説といえる.そこに描かれているのは,狼でありつつ,狼的な人間や,人間のうちにある野生であり,神は,人間でありつつ,人間のうちにある神とその世界(*02)でもある. 白い牙,ことホワイト・ファングには野生が宿っているが,遠い犬の性質を通して,既に理性の芽生えがあり,その理性がいかに人間の手によって育成され,神に近づきうるかを,その半生と出生譚を通じて体現している. 暴力もあり,恐怖もある.心の寛さがあり,魂の飢えもある.狼は言葉をもたないが,持たないがゆえの豊潤で野生的な感覚と応対がある. 人間の魂が入ったような白い牙には,狼がのりうつったかのような著者の入魂を読み取ることができる. (02) 狼はひたすらに純粋でもある.そのため,人間社会が奇妙に,さもしく,汚れた精神に彩られていることの対比が美しい.冒頭のヘンリの物語が,ぎりぎりの人間を,つまりは動物になり,肉になりつつある純粋な人間を現し,エピローグともいえる終盤の章では,それでも人間社会の希望を描こうとしている.

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2018/09/29

white fang 生きる力強さ、過酷さ、美しを狼を通して感じることができた。 初めて神の優しさに触れる場面は鳥肌ものだった。

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2017/04/09

 犬が主人公であるこの作品を取った時、犬がしゃべるのかな、と何故だが思って読み始めました。そんなことはありませんでした。  印象に残ったのは、日々生きるために獲物を追い続ける狼たちの日々。人間にしてみると死なないために生きる時間の多くを食料探しに追われ、食料にありついてもまた次の...

 犬が主人公であるこの作品を取った時、犬がしゃべるのかな、と何故だが思って読み始めました。そんなことはありませんでした。  印象に残ったのは、日々生きるために獲物を追い続ける狼たちの日々。人間にしてみると死なないために生きる時間の多くを食料探しに追われ、食料にありついてもまた次の食料を……、何て人生は辛すぎますが、野生の動物にとっては当たり前のことだと気づかされたことです。

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