桜の園・三人姉妹 の商品レビュー
盲目の少女とそのパトロンとの恋は…
手術によって光を失った目に再び明かりをともした少女が、盲目だったころに恋焦がれていた物の姿を見て…
カクイ マサトシ
急変してゆく現実を理…
急変してゆく現実を理解せず華やかな昔の夢におぼれたため、先祖代々の土地を手放さざるを得なくなった、夕映えのごとくに消えゆく貴族階級の哀愁が漂う作品です。
文庫OFF
戯曲。「静劇」と呼ば…
戯曲。「静劇」と呼ばれる、特に「劇的」な展開無く淡々と会話で紡がれていくチェホフのこのタイプは、割と好き。両作ともに最終幕は「旅立ち(=別離)の日」だが、短絡的な結論は一切提示されないところが良い。非常に深い余韻が醸し出されている。重苦しさは無く、むしろ飄々とした流れが逆にシニカ...
戯曲。「静劇」と呼ばれる、特に「劇的」な展開無く淡々と会話で紡がれていくチェホフのこのタイプは、割と好き。両作ともに最終幕は「旅立ち(=別離)の日」だが、短絡的な結論は一切提示されないところが良い。非常に深い余韻が醸し出されている。重苦しさは無く、むしろ飄々とした流れが逆にシニカル。「三人姉妹」中の人生論がおもしろい。
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没落貴族(日本でいう斜陽族)の話 純粋にお金や現在の状況を理解しない(する必要がなかっあ)人たちと、自分だったり、嫁だったりに問題を抱えている人達のとても美しくて、儚い話。 その中で、若者達はしっかりと前を向いて進んでいくのもとても好き。
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桜の園も三人姉妹もどちらも面白かった。 桜の園は、時代錯誤な女地主ラネーフスカヤが領地を失う話だが、ラネーフスカヤはひどい男と結婚してしまったり、運がなかったところもあったと思う。新興成金で、かつては祖父や父親がラネーフスカヤの家の農奴だったロパーヒンが桜の園を競売の結果買っ...
桜の園も三人姉妹もどちらも面白かった。 桜の園は、時代錯誤な女地主ラネーフスカヤが領地を失う話だが、ラネーフスカヤはひどい男と結婚してしまったり、運がなかったところもあったと思う。新興成金で、かつては祖父や父親がラネーフスカヤの家の農奴だったロパーヒンが桜の園を競売の結果買って、桜(さくらんぼの木)が切られてしまうのはショッキングだった。 三人姉妹は、モスクワに憧れる三人の姉妹が主人公だった。悲しい結末だったが、登場人物の交歓が面白く、精神性の高さや芸術性もある作品だったと思う。
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「三人姉妹」が好きです。以前読んだ「いいなずけ」と「中二階のある家」という短編小説を組み合わせた内容だと思いました。 「桜の園」は太宰の「斜陽」と併せを読むとより楽しめると思います。
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『かもめ』で圧倒的な成功を収めたチェーホフ。その新しい演劇方式は演劇界に革命をもたらしました。チェーホフは独自な劇をするということが世に広まった後ですら、この台本を見た舞台関係者は困惑してしまうほどでした。 この作品はチェーホフの劇へのこだわりが強く出ている作品となっています。
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「桜の園」だけ読んだ。 先祖代々の美しい土地を手放さざるをえなくなた貴族階級の一家の悲哀を描いた戯曲。悲劇的な状況のなかにおかしみがある。 チェーホフは44歳で亡くなったいるが、最晩年に書かれた戯曲。
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去年、三人姉妹の舞台を観たので改めて原作再読。 生きにくい現代の女性像を彷彿させる様な、世知辛いけれど、進んでいこうと思いたい様な作品です。
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太宰治の「斜陽」影響を与えた作品として読んでみました。解説にもあった通り、喜劇と悲劇がごちゃ混ぜになって、主人公不在で良心らしい良心もない。人生の岐路でみんな不安定になり、唯一変わらないのは彼らを縛り付けてる家、領地、木々。決して明るい終わり方じゃないけど、作中が暗すぎないから、...
太宰治の「斜陽」影響を与えた作品として読んでみました。解説にもあった通り、喜劇と悲劇がごちゃ混ぜになって、主人公不在で良心らしい良心もない。人生の岐路でみんな不安定になり、唯一変わらないのは彼らを縛り付けてる家、領地、木々。決して明るい終わり方じゃないけど、作中が暗すぎないから、ギリギリ読める 笑
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