1,800円以上の注文で送料無料

絵のない絵本 の商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵のない絵本をアンデルセンが書いたのは1839年〜40年くらい。その当時、作家として一応地位は確立したが、いちばん望んでいた劇の方面には依然道がとざされていて、この作の直前に心を打ち込んで書いた劇「混血児」なども、悪評で迎えられた。また一生の恩人であるコリンの娘への恋が破れた時期でもあった。 第二十六夜、第三十三夜の純粋なものへの表現、第二十八夜の悲哀と生きる力を感じられるところが好きだ。 矢崎源九郎が1952年に訳したものと交互に読んでみたが、訳者の違いによる表現の違いもあって、読み比べて楽しかった。

Posted byブクログ

2016/03/30

小さいころ大好きでした。 (幼心にも絵あるじゃんと突っ込んでましたが(笑)) いわさきちひろさんの絵が素晴らしい。

Posted byブクログ

2013/07/11

(1996.08.11読了)(拝借) (「MARC」データベースより)amazon 町の狭い小路の片隅の貧しい青年の部屋に、月の光はさしこんで話をしてくれました。その日の夕方や前の晩に見たことなど、月から聞いた33の話。詩情豊かに、人々の気持ちをやさしく包んでくれる。 ☆関連図...

(1996.08.11読了)(拝借) (「MARC」データベースより)amazon 町の狭い小路の片隅の貧しい青年の部屋に、月の光はさしこんで話をしてくれました。その日の夕方や前の晩に見たことなど、月から聞いた33の話。詩情豊かに、人々の気持ちをやさしく包んでくれる。 ☆関連図書(既読) 「トム=ソーヤーの冒険」トウェーン著・亀山龍樹訳、講談社、1987.07.25 「十五少年漂流記」ベルヌ著・那須辰造訳、講談社、1987.08.20

Posted byブクログ

2015/04/06

装丁が素敵で手に取った古本です。 手に取りそのまま表紙を開いて…瞬殺ノックアウト。 天下のいわさきちひろをつかまえて今更感満載なのですけれど、 何から何までとにかく素晴らしくって。 「絵のない絵本」は文庫で所有していますが、 こちらは文庫版よりもシンプルで読みやすい翻訳になって...

装丁が素敵で手に取った古本です。 手に取りそのまま表紙を開いて…瞬殺ノックアウト。 天下のいわさきちひろをつかまえて今更感満載なのですけれど、 何から何までとにかく素晴らしくって。 「絵のない絵本」は文庫で所有していますが、 こちらは文庫版よりもシンプルで読みやすい翻訳になっているようです。 如何せん、文庫版を上手く読み砕けなかった私にとって、 これは非常に嬉しい誤算でした。お気に入り。

Posted byブクログ

2011/04/28

とても美しい物語だった。 心にストンと入ってくるものもあったが、なかなかに難しく感じられるものもあった。けれど、月の光を感じられそうなほど美しい印象があった。

Posted byブクログ

2009/10/04

デンマークの作家、童話で知られるアンデルセン。僕は余り詳しくないが、童話以外にも小説、詩などかなりの多作らしい。童話を書く人ならでわの、純粋な視点で繰り広げられる、33の連作短編集。絵のない絵本とはどういう意味か。でもなんとなくうなずけるから不思議だ。 09/4/13

Posted byブクログ

2009/10/04

童話作家として有名なアンデルセンが書いた短編小説集。一話がそれぞれとても短く、スケッチや詩のような味わいがあります。内容も子供向けというよりは、大人の世界にある不条理や孤独、狂おしい熱情や残酷さを少しだけわかってきた青年向けといえます。 タイトルのとおり、原本には一切の挿絵があり...

童話作家として有名なアンデルセンが書いた短編小説集。一話がそれぞれとても短く、スケッチや詩のような味わいがあります。内容も子供向けというよりは、大人の世界にある不条理や孤独、狂おしい熱情や残酷さを少しだけわかってきた青年向けといえます。 タイトルのとおり、原本には一切の挿絵がありません。その代わり、その場の情景や人の動作が随所に描写され、読み手の心の中に各々の想像力で描いた絵がひろがります。折に触れて、何度も読み返したくなる本です。 追記 この本から触発されたイメージを、世界中の画家・イラストレータが作品として創作していますが“いわさきちひろ”さんの描いたものを越える挿絵を未だに見たことがありません。

Posted byブクログ

2010/01/15

好き。 ただ、よほどのゆとりがないと読み終えられない。心のゆとりって、これをゆっくり読めるようになることだろうなあと思う。

Posted byブクログ

2010/01/18

ちひろさんの絵に惹かれて、手に取った本。月が、語りかける、話の形になっとぅから、夜、寝る前に1日1頁。

Posted byブクログ