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赤と黒(上) の商品レビュー

3.9

73件のお客様レビュー

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『赤と黒』には大きな…

『赤と黒』には大きな感銘を受けた。あのジュリアンの異常なまでのナポレオン崇拝は、彼の一生を決定付ける。何に対しても貪欲に向かうかれの野心には、心から驚嘆させられる。どのような時代でもまた彼の存在は不可欠である。

文庫OFF

フランスの小説家スタ…

フランスの小説家スタンダールの作品です。スタンダールの主張・批判などが垣間見えておもしろいです。

文庫OFF

2026/01/21

現代からすれば稚拙な動機にも見えるが,心理小説の古典としての重要性は十分に感じられる。王政復古下におけるフランス政治に対する批判も隠していないあたりも評価を悩ませる。

Posted byブクログ

2025/02/22

王政復古後に生まれた野心と自尊心溢れる青年ジュリヤンが、持ち前の知性を活かして地元ヴェリエール、のちにパリの社交界へと進出して「フランス風の」恋愛に翻弄されるアバンチュール作品 出世に向けての計画と人間関係とが葛藤している様が非常に人間的で良かった フランス革命時代、「三十六歳...

王政復古後に生まれた野心と自尊心溢れる青年ジュリヤンが、持ち前の知性を活かして地元ヴェリエール、のちにパリの社交界へと進出して「フランス風の」恋愛に翻弄されるアバンチュール作品 出世に向けての計画と人間関係とが葛藤している様が非常に人間的で良かった フランス革命時代、「三十六歳で将軍になれ」たフランスと、貴族と聖職者が支配する当時のフランスとのギャップで苦悩しながらも天性の才能でのし上がっていくものの、恋愛に翻弄されて罠にはまり自尊心を保ったまま運命を選ぶというのが退廃的な当時は勇ましくみえたんだなぁ、と感慨深くなった ジュリヤンが、若者の身ながら立身出世しようとレーナル夫人や社交界の手合いと関わっていくうちに、確かに自身の才能で手玉に取れる時もありつつも、やはり大人たちの権力や繋がりには勝てず、内心で葛藤し悩んでいく様がなんとも痛ましく心動かされた 当時のフランス社会や情勢について知らないと「?」マークが飛び交うことになるだろうから、市販されてる世界史の資料集やネットのサイトなど見て調べつつ読むのがいいだろう

Posted byブクログ

2024/12/08

2024年12月5日、YouTubeで横山英俊さんとデヴィ夫人のコラボ動画「戦後の幼少期に一大決心れスカルノ元大統領との結婚生活の裏に秘められたバイブルの一節とは」のなかで、デヴィ夫人が子供時代に読んでた本として紹介されたうちの一冊。 「レナール夫人になりきっていた」

Posted byブクログ

2024/05/31

難しい話でした。 二人のいけない恋愛が周囲をも巻き込んでいく。どの時代も感じることは大きくは変わらないんだと思った。 下巻も読みたい。

Posted byブクログ

2023/10/22

フランス革命ののち目まぐるしく変わる政情の中で、軍人から聖職者を目指す若く美しい青年。 野心家というか自尊心の塊というか。 貧しい製材屋に生まれ、この貧しさから抜け出したいと思いナポレオンを心の支えに生きていた。 時代はレミゼラブルと少し重なる。ABCカフェにいた若者達にどこか似...

フランス革命ののち目まぐるしく変わる政情の中で、軍人から聖職者を目指す若く美しい青年。 野心家というか自尊心の塊というか。 貧しい製材屋に生まれ、この貧しさから抜け出したいと思いナポレオンを心の支えに生きていた。 時代はレミゼラブルと少し重なる。ABCカフェにいた若者達にどこか似ている。

Posted byブクログ

2023/07/02

読んでみないと、ちゃんと最後まで読まないと、その凄さがわからない、この一言に尽きる。 長いし、時代的背景が詳しくないから、読むのに時間がかかったが、後半まで読むと、読みながらすでに再読を検討していた。よくいる面白いか、面白くないかで評価するような人には到底理解出来ないとは思う、そ...

読んでみないと、ちゃんと最後まで読まないと、その凄さがわからない、この一言に尽きる。 長いし、時代的背景が詳しくないから、読むのに時間がかかったが、後半まで読むと、読みながらすでに再読を検討していた。よくいる面白いか、面白くないかで評価するような人には到底理解出来ないとは思う、そんなすごい作品だった。やはり、さすが、名著ってやつ。

Posted byブクログ

2023/07/01

Red - the blood of angry men! Black - the dark of ages past!  ミュージカル「レ・ミゼラブル」の「Red and Black」という歌を聴いて、「そういえば『赤と黒』という小説があったなあ」と。地元の図書館の文庫本コーナ...

Red - the blood of angry men! Black - the dark of ages past!  ミュージカル「レ・ミゼラブル」の「Red and Black」という歌を聴いて、「そういえば『赤と黒』という小説があったなあ」と。地元の図書館の文庫本コーナーに昔からずっとある(いつも誰も借りていない)古典の一つだ。 作者はフランスのスタンダール。 1783年生まれ。若い時、ナポレオンの遠征軍に参加し、その後のナポレオン帝政、ナポレオン失脚後の王政復古の時代を生き、この小説が出版されたのは、1830年の7月革命の直後だった。ちなみにヴィクトル・ユゴーが「レ・ミゼラブル」を出版したのは1862年で、これより約30年後だ。 主人公、ジュリアンはフランスのジュラという田舎町の材木屋の19才の末息子である。少年期に大革命を経験し、革命政府の持つ共和主義の理想に共鳴し、人権と自由を旗印とする革命軍に参加し、ボナパルトと共に欧州の野を東奔西走してきた世代である。その後、ナポレオン帝政が敷かれたが、帝政と言っても有能な人物には出世の道が開かれ、「36歳で将軍になる」ことが出来た。 しかし、1814年にナポレオン帝政が崩れると、ルイ18世がブルボン王朝正統の君主として、フランス国王となった。王政復古である。これによって、再び台頭したのが、貴族階級と聖職者階級であり、彼らと共和派及びボナパルト派は憎しみあった。 ジュリアンは「36歳で将軍になる」ような夢を絶たれ、彼のような階級が目標と出来るのは聖職者になって出世するか、パリなどの都会へ出て、美しい女性と色恋沙汰に耽るかぐらいになった。 そしてジュリアンは信心など全く無かったが出世のために聖職者になろうとし、地元の司祭からラテン語を教わると見る見るうちに上達した。 彼のラテン語の能力を見込んで、地元の町長の家の子供達の家庭教師として雇われた。ジュリアンにとっては町長のような貴族階級も聖職者も本心では軽蔑していたが、その家のレナール夫人が彼のことを好いているのを知って、「義務だと思って」誘惑したところ、お互い本気の恋に落ちてしまった。  やがて彼らの恋愛を密告され、ジュリアンは、ブザンソンという街の神学校に入れられてしまった。  神学校に入ったジュリアンは自分は優秀だと思っていたのだが、そこでは成績が一番であってはならないのだった。聖職者の世界は王政の元にあり、王はローマ法王から現世の治世を預かっている人だからというので、いかに「キリスト教」の知識が深いかということよりも、王政の中で逆らわずにいるかということが聖職者として出世する道だったのだ。  そして、たまに食事の時に出るソーセージのようなささやかに贅沢な食べ物にもジュリアンは喜ばなかったが、仲間の神学生は「神学校にいるだけでパンが食べられる」貧しい百姓の息子が多く、「教会や国王の権力」に何の疑問も持たない育ちの人ばかりであるということに気づかされた。  この後、ジュリアンは神学校を出て、パリに行くことななったのだが、その前にレナール夫人の所に会いに行った。大胆にも夫人の部屋に梯子をかけて。どうなることやら。  初めのころは、フランスの王政復古時代に限定された歴史小説だと思って読んでいた。がだんだん読み進むにつれ、いつの時代でも何処の国でも変わらない、若者の野心、それを実現するために社会環境によっては「本心を隠して上手く立ち回る」若者の姿、恋に陥ってしまう環境とタイミングなど、その頃の読者を意識しつつ、今の時代にも通用する重厚でありながら大衆的な19世紀の“社会派”“恋愛小説”なのだと分かってきた。 でもそれにしても長いな。 やっとのことで読み始めたのだから、下巻も頑張ろう。

Posted byブクログ

2023/04/06

「これは一体、何ジャンルなんだ…?」と最後までよくわからないまま読み終えた。 若き家庭教師のジュリヤンとレーナル夫人の不倫を描いた恋愛小説かと思えば、ジュリヤンの神学校での生活を描いてみたり、とにかく今の自分の理解の範疇を超えていた。 あと、個人的にはジュリヤンの高飛車レベルにち...

「これは一体、何ジャンルなんだ…?」と最後までよくわからないまま読み終えた。 若き家庭教師のジュリヤンとレーナル夫人の不倫を描いた恋愛小説かと思えば、ジュリヤンの神学校での生活を描いてみたり、とにかく今の自分の理解の範疇を超えていた。 あと、個人的にはジュリヤンの高飛車レベルにちょっとついていけなかった。現実世界にいたらこんなプライド高い人絶対めんどくさいし、関わりたくない。笑 下巻を読むかどうかすごく迷ってるけど、読んでみたらこのジュリヤンのイメージも何か変わるんだろうか。

Posted byブクログ