陰陽師 生成り姫 の商品レビュー
博雅の恋愛事情。博雅の笛の音を聴いていた姫に博雅が恋をして、けれど思いのかなわないまま十二年が過ぎ…というお話。十二年前、博雅がちゃんと姫の後をつけていれば…と悔やまずにはいられない。でもどんな姿になろうと姫を許す博雅のやさしさが伝わる一冊。
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シリーズ初めての長篇小説!! 晴明・博雅が今回出会う魔物は鬼か蛇か!? 全ては十二年前、博雅に枝を差し出して去っていった謎の姫の登場から物語は始まった!
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いつもとちがって長編に仕上がっている作品。 新聞で連載していたもので、“晴明”“博雅”の人物紹介や“陰陽師”とは何か、ってことも書かれていて、初心に帰ったような感じ。 初めて晴明の弱気な言葉を聞いたような気がする。 ちょっとしんみりしてしまった。 晴明には博雅が、...
いつもとちがって長編に仕上がっている作品。 新聞で連載していたもので、“晴明”“博雅”の人物紹介や“陰陽師”とは何か、ってことも書かれていて、初心に帰ったような感じ。 初めて晴明の弱気な言葉を聞いたような気がする。 ちょっとしんみりしてしまった。 晴明には博雅が、博雅には晴明がいる。 だから大丈夫☆
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涙なくして読めません・・・ 前回までの作品と、かなりダブる箇所がある。 でもこれだけ単品で読めば、かなり楽しめると思う。 源博雅の恋が、とっても切なく描かれているのですよ。 博雅がとっても素敵なことを言うの。 「肌を合わせて、なじんだお方の身体が衰えていくのは哀しかろう。 しかし...
涙なくして読めません・・・ 前回までの作品と、かなりダブる箇所がある。 でもこれだけ単品で読めば、かなり楽しめると思う。 源博雅の恋が、とっても切なく描かれているのですよ。 博雅がとっても素敵なことを言うの。 「肌を合わせて、なじんだお方の身体が衰えていくのは哀しかろう。 しかし、衰えてゆくからこそ、愛しいのではないか。 衰えていく肉が哀しいからこそ、人は、それがいっそういとおしくなってしまうのではないか」 こんな風に想われ、想いたい。 そしてね・・・とっても哀しいのよ・・・ うぅぅぅ(T△T) もう涙なくして読めないでしょ!これは!!!
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久しぶりに陰陽師シリーズ読みました。陰陽師読む度に、博雅はよい男だなぁ・・・。と読むたびに思います。五徳の姫(だっけ?)と幸せになれたらよかったのになぁ・・・
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陰陽師で最も好きな作品。 短編の多いこのシリィズでは珍しい長編。 生きながら鬼になった「生成り姫」は切なかったです…一度過ぎていってしまったものは戻らないという無常観が悲しくも有り何故だか愛しくもあります。
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漫画も出たし、映画もあるし、TV番組もやったし…… でもやっぱり、ホントのところは小説版が一番好きです。いわゆるエンタメ文学って、読むと確かに面白いんだけど、読み終わって「で、なんなの?」ってもの多いんだよね。でもこのシリーズは、ちゃーんと余韻が残るし、ある面すごーく深い部分もあ...
漫画も出たし、映画もあるし、TV番組もやったし…… でもやっぱり、ホントのところは小説版が一番好きです。いわゆるエンタメ文学って、読むと確かに面白いんだけど、読み終わって「で、なんなの?」ってもの多いんだよね。でもこのシリーズは、ちゃーんと余韻が残るし、ある面すごーく深い部分もあっていいです。博雅くんのセリフ「泣こうが、苦しもうが、どんなに切なかろうが、どんなに焦がれようが、どれほど想いをかけようが、戻らぬ人の心はあるのだよ……」ううっ、切ないなぁ。
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どっかで読んだと思ったら短編を膨らましたとか。 なのでいまいち新鮮味がなかったのが残念。 博雅が昔恋しいと思っていた女が他の男の妻となり、裏切られて鬼と化したけれどやはり博雅を慕っていて、「どうしてあのときに愛しいと言ってはくれなかったのか」というわけです。 何しろ笛吹いてるだけ...
どっかで読んだと思ったら短編を膨らましたとか。 なのでいまいち新鮮味がなかったのが残念。 博雅が昔恋しいと思っていた女が他の男の妻となり、裏切られて鬼と化したけれどやはり博雅を慕っていて、「どうしてあのときに愛しいと言ってはくれなかったのか」というわけです。 何しろ笛吹いてるだけでしたから博雅ってば……(涙)。 だけど博雅は言うんです。 「あの頃、わたしはまだ、刻(とき)が永遠に続くものと思っていたのです」 その言葉がとても切なかった……。それが若いということであり、それを切ないと思うことが年を取ったということなのだなあとしみじみ思ったのでした。
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大好きな陰陽師シリーズ★ 既存のお話を使ってこんなに読ませてくれるストーリーが描けるというのは本当に凄いと思います。言霊とは何か、陰陽師とは何か……など知るのに最適なシリーズかも。
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十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の出会いから始まった──。淡い恋に思い悩む友を静かに見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれてしまった。はたして二人は姫を助けられるのか?急げ博雅!姫が危ない──。シリーズ初の長編、...
十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の出会いから始まった──。淡い恋に思い悩む友を静かに見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれてしまった。はたして二人は姫を助けられるのか?急げ博雅!姫が危ない──。シリーズ初の長編、遂に登場。
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