シフォンの風 の商品レビュー
主人公佐和の揺れ動く…
主人公佐和の揺れ動く心にとても共感できます。恋愛、友情、家族との関係、盛り沢山の内容です。
文庫OFF
邦夫との結婚も秒読み…
邦夫との結婚も秒読みの佐和の前に元彼の暁が出現。でもいたって冷静な態度をとる佐和に少し共感した。不倫中の親友沙奈江の恋愛展開も面白かった
文庫OFF
すごく身近に感じる作…
すごく身近に感じる作品。会社の友人や女友達の状況に近い状況など、「ああ、あるあるこういうの」っていうところが満載。
文庫OFF
実際にOLだった唯川恵先生自身の経験が遺憾なく発揮されているのかもだけども、リアルさと現実感の境目というか…ちゃんとフィクションであることをちゃんと読者に前提として読ませるのが凄い。上手く言えんし不思議なんだけども、これが凄いと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
唯川恵さんらしいとても心地よい小説。 解説の「唯川さんは変にストーリーをひねらない」 という分にとても納得。 最近、変にひねってばかりの本ばかりで疲れる。 下手なくせにひねりたがる作家には唯川恵さんを 少しでも見習ってもらいたいもんだ。 まるで川の流れのようにさらさらと流れていく ストーリーがどれだけ読んでて気持ちの良いものか。 そこに少し女特有の意地悪さもあってそれが見事な スパイスになってるのもたまらない 意地悪過ぎないのがまた唯川恵さんらしいというか 金沢のOLっていう設定がまたいいですよね コピー室から見える風景とか、 上司が使っていたカップを洗うシーンとか ストーリーがどうこうなるっていうより、 一つ一つの誰にでもある何気ない風景を楽しめる物語ですね でも普通の人はそんな普通なこと書いても、とか 思っちゃうでしょ 普通のことをこんな風に情景溢れる描写で描けるのが 作家さんの力量のなせる業ですよ こういう小説がもっと読みたいし これからも増えてほしいと思います
Posted by
うまくいかない恋愛も思い出すと少し後悔やふわっとしてしまう感覚も、きっと次に向かって行けるって思える本。ずっと縛られる続ける必要はないし、違うかもは本当に違う。恋愛小説なんだけど、女の友情を感じる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相変わらず胸が苦しくなる。 でも邦夫を見限ったあたりで胸がスッキリ。 ーーー OL3年目の佐和。会社の同僚である邦夫という申し分のない恋人がいて、結婚も秒読み。なのに心がざわめく。学生時代に付き合ったかつての恋人、暁に再会したから……。友人の沙奈江とその不倫相手の上司、邦夫に恋する後輩の友実子。金沢を舞台に、佐和をめぐってさまざまな人の思いと人生が交錯するーー。恋をして傷つき、世間を知り、自分を知り、やがて人生を知る、これはあなたの物語。
Posted by
何ヶ月か振りにまともに本を読みました。 OLさんともあろう登場人物たちが、家庭の固定電話で恋人と話すなど、少々内容に古めかしさを感じましたが、ベースとなる恋愛心理に古いも新しいも無いと思える世界を堪能させてもらいました。 誰もが問題を抱えているのに、最後は皆乗り越えて行っている、...
何ヶ月か振りにまともに本を読みました。 OLさんともあろう登場人物たちが、家庭の固定電話で恋人と話すなど、少々内容に古めかしさを感じましたが、ベースとなる恋愛心理に古いも新しいも無いと思える世界を堪能させてもらいました。 誰もが問題を抱えているのに、最後は皆乗り越えて行っている、爽やかなエンディングでホッとしました。 でも、23歳で結婚を焦るっていうのは、やっぱり、現代にはそぐわないかも。 現代版のケータイ小説で読む高校生の恋愛にイラつくのと同じように、昔の23歳に対してもイラつく。 つまりはオバサン視点は時代を超えるのが難しいということらしいです。
Posted by
古きよきOLの話。いまのOLも果たしてこういう感じなんだろうか。結婚をそこまで急がなくなった今でも回りは25,26でちらほらと結婚しだして、子供も生みますよっていう人が多い。私、大丈夫かな?女の子にとっての結婚って本当に大事だと思う。物心ついたときから「結婚」って言う言葉にあこが...
古きよきOLの話。いまのOLも果たしてこういう感じなんだろうか。結婚をそこまで急がなくなった今でも回りは25,26でちらほらと結婚しだして、子供も生みますよっていう人が多い。私、大丈夫かな?女の子にとっての結婚って本当に大事だと思う。物心ついたときから「結婚」って言う言葉にあこがれて生きてる気がする。私も最近結婚について考えてしまうことが多いなあ。それより仕事も頑張らないといけないんだけど・・・
Posted by
もやっ! っとする話なきがしますが、日常はこのような話の連続な気がします。 ぼくが感じたシフォンの風はもやっとそれでいて爽やかな包み込むような風でした。 佐和さんの周りの人たちのドラマを佐和さんの目線を通して見る、感じる様に進んでいきます。 心理描写が上手いですね。グサリときます...
もやっ! っとする話なきがしますが、日常はこのような話の連続な気がします。 ぼくが感じたシフォンの風はもやっとそれでいて爽やかな包み込むような風でした。 佐和さんの周りの人たちのドラマを佐和さんの目線を通して見る、感じる様に進んでいきます。 心理描写が上手いですね。グサリときます。 主人公佐和は一貫して自ら行動を起こしていなく、故に傍観者的立ち位置、読者目線の心情も読み取るのでは? と思いますが、やはり読者はぼく自身なのでもう少し主人公には自ら動いて頂きたいとも思いました。 ですが、周りのキャラを読みとくと共に佐和自身も深く色付けされていくので飽きたりはしなくとても読みやすいです。
Posted by
- 1
- 2