シフォンの風 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
江國香織が解説「あっさりとつき進む」を書いている。 「シフォンChiffone。縦糸と横糸が同じ太さの片撚り生糸を、あらく平織りにした絹織物。非常に薄く柔らかなので、ヴェール、イヴニングドレス、リボンなどに用いる。絹モスリン。」 すごい、解説者に、本当に解説を書かせている。 著者が文庫版あとがきに、金沢で働いていたことを書いている。 場所は金沢。主人公の妹は、金美の彫刻科の学生。 ありふれた日常を1冊の本にしてしまう。
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丁度自分がOLをバリバリ楽しんでいた頃の話だ。コピーはその頃1枚ずつガラス面に乗せて人数分とっていた。社内恋愛中で、振った振られたって話で毎日盛り上がっていた。そして毎日誰かしらと飲みに。あの頃が一番楽しかった。そんな時代を思い出させてくれた作品。
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例に洩れずドロドロ。 主人公の佐和が成長していく風が読み終わりにスッキリさせてくれる。 唯川恵の小説は、ドロドロや修羅場が多いけど、登場人物の心情が所々でふわりと自分と重なる瞬間があって話に引き込まれる。 心に残る一文が多かった。
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唯川恵さんの本は「これでもかっ!」っていうくらい読んでいる。最初は恋愛もの、そしてミステリー。いつもその展開に驚かされ、うまいなぁと思う。 この作品もしかり。ただ、1991年の作品なので、今読むと随分時代錯誤な感じがする。お茶くみはOLの仕事だったり、社内恋愛はマル秘だったり、な...
唯川恵さんの本は「これでもかっ!」っていうくらい読んでいる。最初は恋愛もの、そしてミステリー。いつもその展開に驚かされ、うまいなぁと思う。 この作品もしかり。ただ、1991年の作品なので、今読むと随分時代錯誤な感じがする。お茶くみはOLの仕事だったり、社内恋愛はマル秘だったり、なにより携帯電話のない時代にはこんなことになっていくのか・・・という感じ。もちろん私はその時代に恋愛をする世代なので、わからないことはないけど。ストーリーはいかにも作り話ぽくって、・・・・・?
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OLとして生きる女性が対面する、様々な人間関係が綿密に描かれている。 佐和の選んだ答えは、心に柔らかい決断だったと思わせる。 人と心を通わせることは、こんなにも難しい。
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この作品は、とにかく主人公に感情移入すればするほど最後に「してやったり!!」と思える作品。 うっとおしい後輩も、結局は自分の相手ではなかった恋人も、どん底から這いあがってきた友人も、全て最後にスッキリ片がつく爽快感がたまらなく気持ち良かったです。
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古本屋にあったからとりあえず読んだ。 すぐ読める。 3年後の自分を見ているような 見てないよ-な。 女はやっぱり最後には【安定】を択ぶのか-。 刺激的な人をスキになると安定は程遠い。 安定を求めるとつまんない生活が待っている。 いっつも刺激を優先してい...
古本屋にあったからとりあえず読んだ。 すぐ読める。 3年後の自分を見ているような 見てないよ-な。 女はやっぱり最後には【安定】を択ぶのか-。 刺激的な人をスキになると安定は程遠い。 安定を求めるとつまんない生活が待っている。 いっつも刺激を優先している自分は、この先ど- なんのよと不安になる話し。 主人公は結局安定をとった。 ふん。 10年前のOLはこんなだったのね-。
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淡々とした実際にありそうな話。25歳で結婚を焦っている、というところが、10年近く前の作品であることを感じさせた。
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